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第三十九話 窮蛭、閻魔を噛む
敵か味方か…
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「い、イビル教団の信者だ!」
「なっ!」「ええっ!」「嘘ッ⁉︎」「え、敵なのにゃあ⁉︎」
ギクリとしたナガレの声。みんな弾かれたように立ち上がり、慌てて武器を構えた。
夜の闇で見づらいが、確かにフードで顔を隠した黒ローブの四人組が、森の中から歩いてくる。全員剣や槍を構えていた!
「……見ろ、市長を連れている!」
ジョーの声にナガレは目を凝らした。……黒ローブの連中に囲まれているのは、なんとミャモ市長だ!
「んっ? でも……なんか、思ってたより無事そうだにゃあ?」
ミケの言う通りの外見だ。額にガーゼを当てて、頭には包帯が巻かれている。骨折でもしたのか右手は三角巾で吊られており、とても痛々しい。
しかし意外にも、あんな攫われ方をした割に服はかなり清潔だ。着替えさせてもらったのかゴージャスなタキシードとは違い、黒いコートと紳士のハットという格好だった。
「あ、おぉーい! キミたちは!」
なんとミャモ市長の方から声をかけてきた。捕まっていた割には元気そうな大声で、呑気にこちらへ手を振っている。
「……待ってろ、今助けるぞ。そこの奴らを皆殺しにしてな!」
「いくぞみんな! もう一踏ん張りだ、市長を助けるぞ! ニンフォ、タンデムさんとメルルちゃんを頼む!」
「オッケーよ!」
「まかせろにゃあ! ミケ様の名誉挽回劇をとくと見やがれにゃあっ!」
タンデムは急いでメルルを抱き寄せ庇う。それを守るニンフォの傍、一斉に戦闘体制を取った三人。
もういつでも踏み込める……が、それに待ったをかけたものがいた。
「待ってくれ、ジェイ殿! それにみなさま!」
「「「…………⁉︎」」」
なんと捕まっているはずのミャモ市長が、前へ進み出て慌てて手を振った! 緊張の状態から一斉にずっこける一同。
「なんでだよ、ミャモ市長! 捕まってるんじゃないのか!」
「……人質をアピールして、俺たちを一方的に攻撃するつもりか! 卑怯者め、やはりイビル教団は悪の巣窟、滅ぼされるべき邪悪……!」
「違う! この人たちは助けてくれたのだ。あの女に拷問されている私を庇い、ここまで護送してくれた」
「えっ? そ、そーなのぉ……?」
キョトンとして武器を下ろすナガレ。
「……たとえ市長の言葉でも、イビル教団は信用できない。お前たち、武器を捨てろ! 両手を上げたまま跪け。妙な動きをした瞬間、その首をぶった斬る!」
ダガーを向けてジョーが威嚇する。
「…………分かった」
「……む?」
返事が返ってきた。それと同時に、全員不思議なほど従順に、ジョーの言葉に従った。
「なっ!」「ええっ!」「嘘ッ⁉︎」「え、敵なのにゃあ⁉︎」
ギクリとしたナガレの声。みんな弾かれたように立ち上がり、慌てて武器を構えた。
夜の闇で見づらいが、確かにフードで顔を隠した黒ローブの四人組が、森の中から歩いてくる。全員剣や槍を構えていた!
「……見ろ、市長を連れている!」
ジョーの声にナガレは目を凝らした。……黒ローブの連中に囲まれているのは、なんとミャモ市長だ!
「んっ? でも……なんか、思ってたより無事そうだにゃあ?」
ミケの言う通りの外見だ。額にガーゼを当てて、頭には包帯が巻かれている。骨折でもしたのか右手は三角巾で吊られており、とても痛々しい。
しかし意外にも、あんな攫われ方をした割に服はかなり清潔だ。着替えさせてもらったのかゴージャスなタキシードとは違い、黒いコートと紳士のハットという格好だった。
「あ、おぉーい! キミたちは!」
なんとミャモ市長の方から声をかけてきた。捕まっていた割には元気そうな大声で、呑気にこちらへ手を振っている。
「……待ってろ、今助けるぞ。そこの奴らを皆殺しにしてな!」
「いくぞみんな! もう一踏ん張りだ、市長を助けるぞ! ニンフォ、タンデムさんとメルルちゃんを頼む!」
「オッケーよ!」
「まかせろにゃあ! ミケ様の名誉挽回劇をとくと見やがれにゃあっ!」
タンデムは急いでメルルを抱き寄せ庇う。それを守るニンフォの傍、一斉に戦闘体制を取った三人。
もういつでも踏み込める……が、それに待ったをかけたものがいた。
「待ってくれ、ジェイ殿! それにみなさま!」
「「「…………⁉︎」」」
なんと捕まっているはずのミャモ市長が、前へ進み出て慌てて手を振った! 緊張の状態から一斉にずっこける一同。
「なんでだよ、ミャモ市長! 捕まってるんじゃないのか!」
「……人質をアピールして、俺たちを一方的に攻撃するつもりか! 卑怯者め、やはりイビル教団は悪の巣窟、滅ぼされるべき邪悪……!」
「違う! この人たちは助けてくれたのだ。あの女に拷問されている私を庇い、ここまで護送してくれた」
「えっ? そ、そーなのぉ……?」
キョトンとして武器を下ろすナガレ。
「……たとえ市長の言葉でも、イビル教団は信用できない。お前たち、武器を捨てろ! 両手を上げたまま跪け。妙な動きをした瞬間、その首をぶった斬る!」
ダガーを向けてジョーが威嚇する。
「…………分かった」
「……む?」
返事が返ってきた。それと同時に、全員不思議なほど従順に、ジョーの言葉に従った。
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