崩壊寸前のどん底冒険者ギルドに加入したオレ、解散の危機だろうと仲間と共に友情努力勝利で成り上がり

イミヅカ

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第十六話 進化の道

ソーサラー・リターンズ

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~☆~☆~☆~☆~☆~

 ざわざわざわ……。
「あの人見たことある……」
「確か冒険者だったような……?」
「でも、雰囲気違わない……?」
 町のゲート付近に人だかりができている。ナガレたちが到着するとそこにいたのは、フローレンスたち冒険者と、それを遠巻きに見つめるカナたちイーターズの姿があった。
「ごめん! どいてどいて!」
「あ、ちょ、ナガレ君!」
 アルクルの静止も聞かずに、人混みをかき分け中央へ向かう。
「ケンガ! 戻って来て……⁉︎」
 ナガレは嬉しそうに名前を呼んだが……。

「……け、ケンガ……?」
 その表情が凍りついた。

「……よう、ナガレ。久しぶりだな」
 そこにいたのは、フードを被ったあの男。日焼けした肌にソフトモヒカンの茶髪短髪、そしてフクロウみたいにギョロリとした眼差しの、確かにケンガ・アタカンだ。

 だが……その気が、プレッシャーが、まるで別人だった。
 彼が前に来ていた呪文がびっしり書かれたローブの袖は、半分を残してビリビリに破けている。その中も、簡素なレザーアーマーではない高級素材エレメントアーマーに変わっていた。そして黒いグローブの間から覗く生腕や右頬には……曲線が多い部族的絵画のような、禍々しいタトゥーがビッシリ入っていた。
「何があったんだよ。ボロボロじゃねえか」
 そう言ってニヒルに笑って顔を上げるケンガ。フードを外すと、その全貌がよく見えた。

「うわっ!」
 ナガレはそれを見てたじろいだ。周囲のざわめきも一気に大きくなる。
「フッ、どうだこの傷? ……痛かったなァ。鉤爪って武器知ってるか? それでぶった斬られちまった」
 タトゥーが入っていない、顔の左側……そちらにまるで獣の爪で切り裂かれたような、三本の傷後があった。

「で、でもさ……」
「……お?」
 ナガレは最初こそ困った表情だったが……困ったような、しかし嬉しそうな微笑みを見せた。

「何があったのかは分かんない。けど、帰って来てくれたんだな。オレは……オレは、それだけですんげぇ嬉しいよ!」
 そう言ってケンガの手を握ろうとするナガレだったが……。

「おっと、待った!」
 ケンガは両手を急に上げて、それを阻止した。そして後ろを向いて、誰かを軽く手招きする。
「ケンガ……?」
「ナガレ。悪りぃなぁ。俺様は帰って来たワケじゃねぇんだ。近くに来たから寄っただけでよ……」
 ケンガが呼んでいたのは、男性三人、女性二人。……全員武器や鎧で武装していた。
「せっかくだし、紹介するぜ。これが俺様の新しいパーティ……その名も『ドルーシバ』だ!」
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