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3章:学園編
長期休暇 前編
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前期のテストもおわり、アレクは、総合1位となる。
そんなことはきにせず、アレクの執務室で執務をこなしている。
「こういう書類は、ここの数字とこっちの数字をみるんだぞ」といってアレクが訂正した書類の確認をしている俺シリルだぞ。
「シリルさん、なんでパラパラよんでわかんだよ」って言われて、俺がエールをのみながら「速読だぞ。 それに、魔術師は平行思考ができて初めて初級がつかえるんだぞ。 俺、多重思考できるからだぞ」ってドヤ顔で答えておいた。
「そうでした。 俺はどうせ魔術の本の基礎ですよーだ。 物理が難しいんだって」といいながら、書類を確認して「あ、なるほど」といって訂正している。
ニーナがノックして「何?」というと、「デザートとコーヒーをお持ちしました」といってはいってくる。
あまりにもする事がないニーナが、たまにデザートを執務室に持ってくることだけは許可したのである。
配膳した後もニーナが部屋を出ようとしない。
「もういっていいよ」というと、ニーナが「アレク様は休暇中のご予定は?」って聞いてる。
「シリルさんは?」って聞かれて、「俺、いつもの所だぞ。 アレクもくるか? 途中シュンさんと交代で実家かえるよていだぞ」っていったら、アレクが「俺もそれで」という。
「ニーナ、俺、シリルさんと出かけていないから、ニーナは王国に帰るといい」
「あの、王妃様が王宮にといっておられるのですが」
「俺は王国には帰らないぞ!」ってアレクは怒り気味。
「では、私も連れて行ってください!」
「絶対だめだぞ。」っていう俺に、アレクも「うん、だめだな」という。
「私ばかり抜けもので、酷いじゃないですか」とニーナが泣き始める。
アレクが冷たい声で「連れていけないし、連れてこうなんて考えてない。 うるさいからでてけ」というと、ニーナが黙ってでていく。
「人間って面倒だな」って俺がぼそっというと、うん、索敵にひかかった。
「最近おおいんだぞ」といって戦闘服に着替えて転移する。 数分後に戻ってくると、アレクが「間者で、5人」というと、俺が「6人だぞ」という。
こうして、長期休暇がはじまり、シリルとアレクは、シュン達のいる魔の森へいくのだった。
ニーナは意地でも一緒にいくつもりで、寮の扉の前で待っていたが、シリルが直接転移したため、意味がなかったのであった。
シュンとリンは、シリル達が来る前の1ヶ月すでに魔界と神獣竜界にいっていた。 そのため、最初の1ヶ月はシリルは魔の森でシュン達と過ごしていた。
アレクとリンが模擬戦中、俺シュンがいつもの席でタバコをふかしながらエールをのんでいる。 シリルもエールをのみながら見ている。
「アレクも、だいぶマシになったか」
「うん、基礎がようやくだぞ」
「確かにな」
「シリル、乙女ストーリーは、始まってるのか?」
「うん? わからないぞ。 アレクには間者以外こないぞ」ってシリルの奴だ。
「おめぇー、相変わらずだな」ってつこみつつ、「んで、紋章のやつらの魔法はみたか?」
「みてないぞ。 興味ないぞー」って言ってる。
「だよな」といってエールをのむ。
あいつの言っていた英雄ストーリーやら乙女ゲーム、そして女神紋の事。
一応、人間社会の情報収集担当、マシューからは女神紋の事は報告きてるけど、なんかやる気がない。
シリルも同じっぽいしな。
そして、その後、シリルは約1ヶ月半魔界にもどる。 その間、俺とリンでアレクを特訓させてた。
そんなことはきにせず、アレクの執務室で執務をこなしている。
「こういう書類は、ここの数字とこっちの数字をみるんだぞ」といってアレクが訂正した書類の確認をしている俺シリルだぞ。
「シリルさん、なんでパラパラよんでわかんだよ」って言われて、俺がエールをのみながら「速読だぞ。 それに、魔術師は平行思考ができて初めて初級がつかえるんだぞ。 俺、多重思考できるからだぞ」ってドヤ顔で答えておいた。
「そうでした。 俺はどうせ魔術の本の基礎ですよーだ。 物理が難しいんだって」といいながら、書類を確認して「あ、なるほど」といって訂正している。
ニーナがノックして「何?」というと、「デザートとコーヒーをお持ちしました」といってはいってくる。
あまりにもする事がないニーナが、たまにデザートを執務室に持ってくることだけは許可したのである。
配膳した後もニーナが部屋を出ようとしない。
「もういっていいよ」というと、ニーナが「アレク様は休暇中のご予定は?」って聞いてる。
「シリルさんは?」って聞かれて、「俺、いつもの所だぞ。 アレクもくるか? 途中シュンさんと交代で実家かえるよていだぞ」っていったら、アレクが「俺もそれで」という。
「ニーナ、俺、シリルさんと出かけていないから、ニーナは王国に帰るといい」
「あの、王妃様が王宮にといっておられるのですが」
「俺は王国には帰らないぞ!」ってアレクは怒り気味。
「では、私も連れて行ってください!」
「絶対だめだぞ。」っていう俺に、アレクも「うん、だめだな」という。
「私ばかり抜けもので、酷いじゃないですか」とニーナが泣き始める。
アレクが冷たい声で「連れていけないし、連れてこうなんて考えてない。 うるさいからでてけ」というと、ニーナが黙ってでていく。
「人間って面倒だな」って俺がぼそっというと、うん、索敵にひかかった。
「最近おおいんだぞ」といって戦闘服に着替えて転移する。 数分後に戻ってくると、アレクが「間者で、5人」というと、俺が「6人だぞ」という。
こうして、長期休暇がはじまり、シリルとアレクは、シュン達のいる魔の森へいくのだった。
ニーナは意地でも一緒にいくつもりで、寮の扉の前で待っていたが、シリルが直接転移したため、意味がなかったのであった。
シュンとリンは、シリル達が来る前の1ヶ月すでに魔界と神獣竜界にいっていた。 そのため、最初の1ヶ月はシリルは魔の森でシュン達と過ごしていた。
アレクとリンが模擬戦中、俺シュンがいつもの席でタバコをふかしながらエールをのんでいる。 シリルもエールをのみながら見ている。
「アレクも、だいぶマシになったか」
「うん、基礎がようやくだぞ」
「確かにな」
「シリル、乙女ストーリーは、始まってるのか?」
「うん? わからないぞ。 アレクには間者以外こないぞ」ってシリルの奴だ。
「おめぇー、相変わらずだな」ってつこみつつ、「んで、紋章のやつらの魔法はみたか?」
「みてないぞ。 興味ないぞー」って言ってる。
「だよな」といってエールをのむ。
あいつの言っていた英雄ストーリーやら乙女ゲーム、そして女神紋の事。
一応、人間社会の情報収集担当、マシューからは女神紋の事は報告きてるけど、なんかやる気がない。
シリルも同じっぽいしな。
そして、その後、シリルは約1ヶ月半魔界にもどる。 その間、俺とリンでアレクを特訓させてた。
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