【白銀の黒帝:17】女神の紋章と紋章なし王子

八木恵

文字の大きさ
32 / 33
5章:エピローグ

アレクのその後

しおりを挟む
それから10年後、アレクは、王宮のバルコニーで、とある箱をあけて手紙を読んでいる。 アレクが王になった時に、思い出したのでその時もよんでいる。

手紙はシリルからであった。
“ アレクへ

この手紙が読めるってことは、まさかの王様になったってことなんだぞ。 俺がこの手紙書いているのは、アレクが学園2年間の後半ぐらいだぞ。 対抗戦で女神紋を初めてみて、空気中のマナを大量につかっているってことにきづいたんだぞ。 そして浄化がほとんどされていないという事にきづいたんだぞ。 なのに、この世界のマナは薄くないんだぞ。

ということで、シュンさんも含めてみんなで調べたら、他世界にながれていたんだぞ。 
この手紙よめる時点で、俺の正体はしっていると思うが、俺のいる世界にきていたんだぞ。 秩序が乱れたから、しっかり女神は排除したぞ。

これから俺らは自分の世界の浄化を地味ーにする。
ただ、もう他世界に闇はいかなく、この世界で女神紋を使う度にここでたまるぞ。 
ここの世界のことは基本この世界の住人が解決しないといけないんだぞ。
ということで、女神紋の使用禁止、解除、儀式の中止、あと浄化つかえる奴を育てることをすすめるぞ。

おれらが去る時に俺らの正体を知る者達には警告してあるんだぞ。
ただ、万が一アレクが王様になった時、俺らの正体を知るから、なんで去ったのか教えておくぞ。 またどこかで、会えるかもだぞ。

あ!王様になる時に限って、箱の事は学生卒業後思い出すように記憶改ざんしたんだぞ
                         シリルより


その手紙を読み、再度箱にしまうと箱が消滅するのだった。
それをみて、「時間指定までしてたのか。」って俺が笑うと、ポンチョをきた私服のシリルさんがきて「そうだぞ」という。

「シリルさん、相変わらずだね」というと、シリルがニコニコしながら「そうだぞ」という。 
「俺、ずっと聞きたかったんだけど、なんで学園にまできてくれたんだ?」
「うーん、忘れたぞ。 シュンさんが女嫌いってのあったぞ。 あと、依頼内容に政務の補助ってのがあったんだぞ。 それでだったぞ。 あとは、暇つぶしだぞ」
なるほど、魔王様だから、あんなに政務に慣れてたのか。
「やっと納得できたよ。」と笑う俺。

◇◇◇
俺シリルが、アレクの所にきてちょっと会話。
「んじゃぁ、ま 「シリル、会いにきた」といってジャーサが抱きつく。 
「俺が1人の時っていってるんだぞ」というと、ジャーサが「あれ? シリルが1人だとおもってた」といい、惚けているアレクがいる。
「その女性、俺の憧れだよ。 夢じゃなかったのか」といい、アレクが結構なオヤジのくせに赤面してるぞ。
「結局、どういう関係なんだ?」って聞かれて、ジャーサが「シリルは、我が唯一惚れた男だ」といってる。
「セックスした女で唯一名前を覚えた女だぞ」って俺が言ったら、ジャーサが「確かにあってる」と納得する。 
「えーと、名前もしらない人が何人いんだよってつっこみたいけど、彼女ってこと?」って聞かれたぞ。
「うーん、わからないのだぞ。 魔族は、あんまそういう概念がないんだぞ」
「うん、ないな。」ってジャーサだ。
「ってことで、帰るぞ」といってアレクの頭をポンと叩いて転移する。

俺は、ジャーサと魔大陸の巣窟の森にある家に転移した。
「ジャーサ、なんでアレクの時に限ってくるんだぞ。 これで、2回だぞ記憶消したの!」って俺ちょっと不貞腐れてる。
「我もわからん。 あの人間の質が薄いのか、シリルの巨大な質に隠れてしまうみたいだ」ってジャーサ。
「そんなことはよくて」といって俺をベットの上に押し倒して濃厚なキスをしながら服をお互い脱がし始める。

俺は結局ジャーサとの長い長いセックスをする事になる。 何度もいうけど、俺淡泊だからな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております

紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。 二年後にはリリスと交代しなければならない。 そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。 普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

なほ
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模るな子。新入社員として入った会社でるなを待ち受ける運命とは....。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...