【白銀の黒帝：17】女神の紋章と紋章なし王子

5章：エピローグ

俺たちの地味な作業

これはアレクが、学生の時にさかのぼる。
女神紋のせいで、他世界に闇が流れているのがわかり、シュンは深層の森、シリルは、四天王達と魔界を調査していた。

シュンからの連絡で、深層の森の邪竜のいるさらに最下層であった。
シュンが浄化して魔力爆発をおこした3日後、シリルからの通信がはいる。
シリル:「みつかったのだぞ。　最悪だぞ。」
シュン達:「おい、どこだ」
シリル:「瘴気の森の先の海の底が海溝になってたぞ。　その奥だぞ」
シュン達:「おい、今の状態は？」
シリル:「このままだと、瘴気がこくなるんだぞ。　俺　浄化する。　まずいぞ」
シュン達:「俺らもいく」

シリルが、ほぼ魔力を使い浄化して、なんとか自力で海上に出たところで、シュン、アーク、元竜王に救出され、そのまま瘴気の森で魔力爆発させる。

シリルが魔界の海の島で寝ている間に、シュン達は女神討伐にいくのだった。
といっても、一時的な浄化で、その後じみーに、シュンとシリルは、お互い統治する世界の浄化をする。

そして、アレクが王様になって、人界の魔物殲滅後、人界の闇も請負う事になった。
あいつの土下座により、仕方なくだ。

そして、今日もひたすら浄化する、シュンとシリルであった。
シュンが「あと何年かかんだよー」と邪竜のいる深層の谷で浄化する。
シリルはシリルで「なんで、浄化使いが少ないんだぞ。　あ、ここ俺かシュンさんしかこれないんだぞ」といいながら今日も海溝に潜り浄化するのだった。

お互い統治する地をひたすら浄化しつつ、民のいる魔界の政務をこなすシリルであった。
ある意味今回一番損な役回りはシリルだったのかもしれないと、地味な作業をしているシュンは思うのだった。