記憶を失くした荷物持ちの復讐

八木恵

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2章:研究施設

どこかにいる

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「ここはどこだ」
俺が目を覚ますと、ベットの上に拘束され首しか動かない。
周りは真っ白な壁に、そしてカメラが一台俺を見ている。

「お帰り、亮」
スピーカーから、男性の声。

「誰だ?」
それにお帰りってどういう意味だ。
「2年探したよ。記憶がないっていうのは本当みたいだね」

俺は名前と年齢以外記憶がない。
「ここはどこで、お前は誰だ」
「ここは亮の家だ。そして今いるのは君が生活していた部屋だよ」
「嘘だ」

家具も何もない部屋で俺は生活してたっていうのか。どうして俺は記憶をなくした。

「まぁいい、君には重大な役割がある。ちゃんと果たしてもらうよ」
「役割ってなんだよ」
「そのうちわかる」

そういってスピーカーから声が聞こえなくなると、部屋の扉があき、白衣にマスクと研究者がやってきて俺にアイマスクをする。
ベットが移動して俺はどこかに運ばれている。

「398番、久しぶりだな」
今度は番号で呼ばれる。

「我々の研究も進んで、強制的に丹田からマナを搾取できるようになった」
何をいってるんだ。他人のマナを抜き取るなんて出来るのか。それに、そんな事していいのかよ。

薬品をうたれ、頭に機械をつけられた。丹田にもなにかつけられた。
気だるく指一本も動かせない。

スイッチがいれらえた音。急激に頭が痛くなるが俺の身体は動かない。
「あああああああーーーーー」大量のつばと一緒に叫んだ。

”スキル マナ譲渡が発動します”
なんだよマナ譲渡って。

”30年分のマナを譲渡しました”
ミノタウルスで獲得したマナが奪われた。

激痛とともに俺は意識を失った。
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