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2章:潜入編

前期テストの学科試験だけど

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対抗戦も終わって、前期のテスト期間が来たぞ。

最初の2日間は、学科の試験となり、1日目が必須科目の学科で、2日目が選択科目の学科で、生徒によって試験項目が違うが同じ教室で生徒毎に問題と解答用紙がくばられる。 
同日とも、4科目ずつ配られ、4時間以内に回答し、時間以内に終了すれば、席を退出していい決まりとなっている。
俺シリルにとっては4度目の学生だぞ。 
学科は全て8割程埋めて、1時間ぐらいで退出するのであった。 
ラーツは頭を抱えており、オットも科目によっては頭をかかえている。 
シンもラーツと同様に頭をかかえながら問題を解いているが、俺は気にする事なく退室するのであった。

「ただいまだぞ」って俺、もう食堂の中庭に帰ってきたぞ。 今日は、学科試験の2日目だぞ。
「魔王様、さすが試験となるとおかえりが早いですね」
「あいかわらず、簡単すぎるのだぞ。」って俺は魔術で私服に着替えたぞ。 
「ギール、俺、ダンジョンマスター所に遊びに行ってくるぞ!」
「シリル、数百単位の討伐依頼ギルドからもらってぇきてやったぞ、いくだろ?」って部屋からタバコをくわえてでてきたシュンさんに呼び止められたぞ。 数百単位の討伐依頼って。。 本当かだぞ。
「お!シュンさん、行くんだぞ。 でも、よくもらえたんだぞ」ってニコニコしながら聞いたぞ。 
今回、フリークス家とはあまり接点ないはずだぞ。
「簡単だってぇーの、王都いってフリークス家からもらって、あとは記憶けせばいいんだしな」ってタバコふかしてるシュンさん。
なーるほどだぞ。 ギルドカード作った時と同じだぞ。
「さすがだぞ。 シュンさん」っていいながら、俺、討伐用の外装にも着替えたぞ。 行く気満々だぞ。 シュンさんが見せてくれた依頼は20枚ほどあるぞ。
「10枚ずつな、負けたら今夜ハチミツとりな」ってシュンさん。
「おお、いいぞ。 勝負だぞ」
「魔武器はいいが、討伐中の魔術禁止な。 つまんねぇーからな」
「もちろんだぞ」
「んじゃ、今から開始な」ってシュンさんの合図でお互い転移して討伐に向かうぞ。 討伐競争は久しぶりだぞ。

一方、そんな2人のやり取りをみていたリンとギール。 2人が転移していなくなった中庭にたたずんでいる。
「シュン殿も勝負好きですね」
「ああ、なんだかんだでシュンも戦闘狂だ。 われらはカフェの準備だ」
「ええ、そうですね」
食堂の日ではないが、今日はカフェの日で、準備にはいるリンとギールであった。

◇◇◇
時は過ぎて夕方。
「ただいまだぞ。 楽しかったぞ」って、返り血まみれのシリルが中庭に転移してきた。
「シリル、おめぇー遅くねぇーか?」って俺シュンは、食堂でコーヒーにタバコふかして突っ込んでやった。 
たかが10件の討伐にシリルの帰りが夕方になるのが遅すぎる。 
俺は、1時間未満に戻ってきたのにな。
「お! ついでに魔の森の間引きしてたぞ」って自分で洗浄魔術で綺麗にしてるよ。
だからかよ。
「シリル、今夜ハチミツよろしくな」ってリンが突っ込んだ。
「お!そうだった。。勝負してたんだぞ。 忘れてたぞ」って落ち込んでるよシリル。
「やっぱりな。 どうせ忘れると思ってたよ」って突っ込んでおいた。 
「魔王様、なんで忘れるんですかね」
「久しぶりの間引き以外の殲滅なのだぞ。 楽しくなって、忘れるんだぞ」ってリンの用意したデザート食べてるよシリルのやつ。 まぁそんな理由だと思ったがな。

「シュンさん、模擬戦しようなのだぞ」って言ってきた。 まぁ約束だしな学園いっている間の。
「夕飯の準備までの間な」って俺がいうと急いでデザート食べてるよシリルの奴。

シリルが、食べ終わると俺とシリルはさっさと地下の訓練場に向かった。

「魔王様、シュン殿に負けっぱなしなのに、毎日よくやりますね」って呆れてるギール。
「よくいうぞ。 われは知ってるぞ。 ギールだって、シリルと模擬戦してるだろ」
「リンさん、そりゃそうですよ。 魔界にいると、魔王様は滅多に魔王城に来ませんから、四天王候補との模擬戦する機会なんてほんと少ないんですよ。 この任務受けたのだって、魔王様にしごいてもらえる機会ですから」
「魔族は戦闘狂ばかりだな」
「魔族は、戦闘職はみなそうですね。 無駄な殺し合いはしませんが、強さが全てですから」ってコーヒーのみながらいうギールである。

ギールもギールで、何気にシリルにしごいてもらっているのであった。
テスト期間中だというのに、ほのぼの、いやいつも通りの日々である。
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