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3章:精霊の塔

精霊の塔だったものの討伐へ 後編

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シュン達がうだうだしていると観客がきてしまった。

すると、
「そこの君達、危険だからどきなさい。 われわれの邪魔だ」と、拡声魔法で俺達に行ってくるどこかのオッサン(騎士団長)。
「たくよー、こっちは正装だっていうのに、きづけ。 てめぇーらが邪魔だ。 おれらの邪魔すんなよ」といって、タバコをふかす俺。

騎士団長がやや怒ってるようだ。
「ふざけるな! 我々は臨海国家の軍隊だ。 お前らこそ何もんだ!」と怒鳴ってくる。

溜息しかでない。
「0番隊隊長 白銀の黒帝っていわれているもんだ」と俺がいってタバコをすい、タバコをふかしている。
「この世界の傍観者であり、調停者だ。 いまから異物を調停者として排除する!」といってタバコをくわえてる。
「邪魔すんじゃねーぞ」って言っておく。

「ぜってぇー血でなそーだけど、きりきざむぞ」って言ってタバコの火を消した。
俺が大剣に白炎をのせて、巨大丸形昆虫にぶつけると、丸形昆虫から血ではなく紫の液体がでてくる。

それをみた、リン。
「うわ、最悪だ。」
「だな。 ちゃっちゃと片付けよぜ! リン、右の足な、シリルは左だ」といってそれぞれ言われたほうから切り刻んでいく。 
俺も白炎をまとい胴体を真っ二つにし、みなで細かく刻んでいくのであった。

一方、シュン達の討伐光景をみている騎士団長。
「あのもの達はなにもんだ。 是非わが軍にいれたい。」
「騎士団長、それはできませぬ。 彼が名乗った名をご存知かな?」と聞くトムに騎士団長は首をふる。
「古の盟約のためその先を教えることはできぬのじゃ、あの方たちはじゃな、ふれてはならぬものじゃ。」
「なんだと!」って怒りをあらわにする騎士団長。
「そうじゃのう、王国の国王に聞いてみるといい。」というトムはちょと呆れてる。

「我国の王でもおしえられぬのか!」
「彼が名乗った名をしっていればといったじゃろ」というのである。

◇◇◇
あっという間に討伐がおわった、俺、リン、シリルは、紫の液体まみれである。
俺が洗浄魔術をかけて綺麗にしてから、タバコを火をつけて一服する。
「リンは黒炎で、シリルは闇と炎の合成でこいつら消滅しておいてくれ」
「はやくかえりぃてーから、見物客とこいってくるわ」といて、転移する。

リンがシリルに「ちゃっちゃと燃やそう」といい黒炎をだし、シリルも「だぞー。 こいつら気持ちわるいぞー」といって合成魔術で消滅させていく。

一方、騎士団長というよりフリークス家のほうに転移した俺はタバコをふかしてる。
「異物は排除した、んじゃぁ帰るな。」
「すみません、私どもになぜ塔が異物になったのかお教えねがえないでしょうか?」
俺はタバコをふかしてる。
「簡単にいうと、あの塔は生きてたんだ。 んで、生命原が魔力だったわけだ。 
 だが、大勢の軍隊がはいった事で、あの塔が必要な魔力量をこえちまって暴走した。 
 んでぇよー、いいたいんだけどよ、お前ら人間ってよ、きづくの遅くねぇー。 
 せめて精神ダメージの結界が消えた時点できづけよ。 んじゃぁ、かえるわ」といって俺はさっさと転移した。

他に絡まれるのも面倒だ。

そんな突如現れた青年とトムの会話を聞いていた騎士団長。

「む、無演唱だと! おい、あいつらを王に謁見させるんだ!」と騒ぐがすでに転移して消えてしまう。
「あいつらはどこにいった!」とトムに喚く。
「しりませぬ。 会えるかもしれない会えないかもしれないものたちじゃ。 
 伝承通りじゃ。 にしても、塔が生きていたとは、さすがあの方だ」というトム。
「わしも失礼するのじゃ」といってさっていくのであった。
トムもトムで、臨海国家に巻き込まれたくないから逃げたのであった。

こうして、塔の駆除は、終わりを告げる。
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