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3章:精霊の塔

精霊の塔だったものの討伐へ 前編

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臨海国家は、最初の緊急事態をきき軍2万とギルド隊員100名ほか一般隊員でランクA以上のものを緊急招集し約2万3千の隊列を精霊の塔へむかわせていた。 

そして5時となり、塔があった場所から40KM地点に到着するのであった。 
その中にはあとから合流したトム・フリークスもおり、避難した時とはまるで姿の違う巨大な丸形の昆虫型の異形の者が目に映る。
たしかに、肌の色は、塔と同じで中央には大きく黒い口のようなものが見える。

「あれが、塔なのか?」とトムに聞く騎士団長。
「ええ、わしが最後にみた時とはちがう姿じゃが、あの色はたしかに塔じゃ」

先遣隊からの伝令が到着。
「さきほど諜報部隊が戻ってまいりました。 巨大な物体が、動きだし、臨海国家のほうに移動しているとの事です」

「なに! なんとしても、ここでくいとめなければ。」という騎士団長。
「あと、3人の小柄な者が、黒の外装でフードを被っており性別不明ですが、塔の塀から30KM地点にいるそうです」
「なに! 早くどかせろ。 避難させないと危ないだろ!」と叫ぶ騎士団長。
「そ、それが、大爆笑していて、まったく聞いてなくどかないようです。」という伝令の兵であった。

「そんなバカはほっておけ。 とりあえず、35KM地点で、交戦する準備だ!」という騎士団長の指示で、みな進み35KM地点まで移動するのだった

◇◇◇
Side:シュン達
朝日をあびながら、俺がタバコをふかし爆笑してる。
「うわー、すげー期待したのによ、まさかの球体型の昆虫かよー」
リンもお腹をかかえて爆笑しながら「センスないな」といい、シリルも爆笑しながら「ロボット期待してたんだぞー」という。 
「あははは、おれも、ロボット期待してたのによ、駄女神ってセンスねーな!」

もうちょっと最終形態をだな、考えてほしい。

「なぁ、すげーやる気なくすよな」
「あはは、ああ、われら期待しすぎたな」
「そうだぞ。 あ! シュンさんが飲み込まれれば自爆すんぞ」といわれ、俺がハリセンではたきながら「おめぇーがいっても自爆だ。 それに、ロボットならかんがえんけど、あれの中いやだろ」って言ってやった。
「うん、いやだぞ」といって叩かれた頭をさすりながらいうシリル。

誰があの中にはいるかってんだ。

「観客がきてしまう。」ってリン。
俺たちがうだうだと爆笑してたら、人間達がきてしまったようだ。
「ああ、じゃぁ、正装にきがえて、あれ、ちゃっちゃと切り刻んで、消滅系で消すか」
「ああ」といって、リンは0番隊コートにフードを被り大鎌を構える。
俺もも0番隊隊長コートでフードを被り、白銀の大剣を背負うと、「うん? おれだけ、正装ないのだぞ」っていうシリル。

そんなシリルに、俺とリンは爆笑だ。
「「ないな、魔王なのに」」って俺とリン。
「うん? そういや、俺いつも私服だぞ」って言ってるシリル。
「おめぇーこの前、式典がとかいってなかったか? そん時もその服きてたのかよ」と突っ込むと俺。
「ああ、そうだぞ。 魔族はみんな質みてるから服装とか自由だぞ」というシリル。

そういや、大魔王も前の魔王やら四天王とかいつも私服だな。
「「確かに」」って俺とリンははもった。
「んじゃぁ、おめぇーそのまんまでいいんじゃねー」
「だぞー」といい、双剣を構えるシリル。

もう、やる気がないからうだうだである。
「てかよ、おれらが爆笑中に、観客がきちまったじゃねーか!」

俺たちがうだうだしてたら、観客がきちまった。。。 まじ今回やる気なさすぎだな。
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