【不遇転生：４】悪役子息と婚約者 ～俺はまた悪役子息に転生した～

2章：学園編

断罪イベントが始まりましたわ

ないのかしらっと思っていた断罪イベントは、結局ロイと踊った後に発生しましたわ。
せっかくシャンパンで乾杯しようと思ったのに、本当邪魔してくれますわね。

「私、フローレア嬢に謝罪するような事は一切してませんわ。」って本当ですもの。

「嘘つくな。　ここに証人がいる」って、取り巻きふり女生徒AとBです。

「「私達、ユキアナ様の指示で、フローレア様の私物を壊したり、紛失しました。　フローレア様、大変申し訳ありません。」」って言うわ。

曖昧ね。
「いいんです。　私は、大丈夫ですから」ってフローレア。　周りはフローレアの慈悲深さに感銘してるわ。　さすがヒロインなんでしょう。

「これでわかったか！」って偉そうにいうセオドリック。

「とても曖昧で、いつ、どこで私が彼女達失礼名前も知らない方に指示したのかしら？」って言ったわ。　彼女達は、え！って顔。　だって名前知らないもの。

「リイナ嬢に、デボラ嬢だ。」ってセオドリック。
「しらを通す気ですか？　ユキアナ様」ってマルコ。

周りは凄い嫌悪だし、フローレアの周りにいる男は皆剣幕で威圧してるわ。　普通なら、青ざめるわね。　しかーし、私はそんな柔ではありません。

「ええ、私、彼女達の名前も知らなかったんだすのよ。　そんな方々の証言など意味が無いのでは？」

「白々しい女だ。　マルコ」って言って、マルコが何やらリストを出して読みあげる。　日時やら無くなっと物など読みあげる。　
「以上が、破損、紛失の日時で、その時間にユキアナ様がいたという目撃証言もあります。」っていうマルコ。

「ジュリ、私、商家等の仕事で忙しいので、マルコ君の言った日時何をしてたかしら？」って聞いたわ。　ロイとの時間もあるし。

「彼女は何だ！」ってセオドリック。
「彼女は、私の影武者ですわ。　私、バラク商会関連の仕事で学園を休む事が多いので、彼女に代理で学園に通わせてましたの。　ちゃんと学園長の許可はございましてよ。」っていうと、ジュリが変装する。

みんな唖然。　だって、背丈一緒で、髪と少しの変装でそっくりよ。　ロイにはすぐ見破られたけど。　さすが、私の夫。

「先程、あがった日時の全てユキアナ様は、商会の会議に参加しております。　もし必要であれば、ブラットリー伯爵および他商会の幹部から証言いたしますが、いかがします？」ってジュリだ。

「はぁー、有り得ない。　じゃぁ、レアが階段から落ちた時のこのハンカチはなんだ！」って、マルコがジュリに渡す。

「これ、ユキアナ様のハンカチじゃありませんよ」ってジュリが言って返す。
「Y.Bで該当するのは、ユキアナ様しかおりません。」ってマルコだ。
「そうだ、学園入学前のハンカチはそうだった」ってセオドリック。

「ええ、正しくは14歳までは、似通ったハンカチですわ。　今はこちらです。」ってそんな粗末なハンカチとは違う、もっときめの細かい生地で、雪結晶の刺繍にRってはいってるのよん。　ロイは、色違いでYよ。　

ジュリに渡して、見せるだけ。
「どういう事だ。　もういい、お前とはうんざりだ、お前とは婚約を破棄する。　あとの罪について追って、ブラットリー伯爵家に連絡する。」って後に引けないようね。

「セオドリック様、ひとつよろしいでしょうか？」
「なんだ！　今更、媚びうるつもりか！」ってなんかおっしゃってるわ。

「いえ、私、セオドリック様の婚約者じゃありませんよ。」って言ってやったわ。

「「「はぁああ」」」って驚いてる。