【白銀の黒帝：15】転生者と生まれ変わり

2章：ギルド編

問題児3人組の特訓開始

ジムがイアス達のギルドカード回収して、訓練場をあとにした。

「さっそく特訓開始だな」って俺が言って、魔力制御の腕輪を各自に渡した。
「これって初級数発分じゃ」ってイアスだ。
「ああ、基礎体力の向上とあとは身体強化の部分の練習な。　魔力あんと、無意識に身体強化を使うからな」
「んじゃぁ、全力でダッシュ2時間な」といいながらベンチに戻る俺。
「早く走れ！　倒れたら回復させるから」と怒鳴ると「「「はい」」」といって大真面目に走り出す。

40分後3人は体力もなくなり倒れると、俺が体力を回復させて水をかけ「回復させたぞ」と読書をしながらいい「早く起き上がれ」と怒鳴ると彼らは起き上がりまた走りだすのだった。

シリルも読書をしながら「40分もつって、体力はあるほうだぞ」って言っている。
「ああ、初日にしてはいいな」とニヤリ笑っておく。
「依頼きたぞ」といいシリルが袋から20枚程の任務と地図をみてる。
「いってくるんだぞ」
「そのくれぇーじゃ、お昼には終わるな。一度ここに戻ってきな」って俺。
「わかった。　じゃぁいくってくる」といってシリルと一緒に転移していくリンだ。

◇◇◇
討伐任務がおわったシリルとリン。
「ただいまなのだぞ」と戻ってくると、大の字に倒れている3人がいる。
俺シュンがタバコをふかしながら「ちょうど2時間だな、んじゃぁ飯いくぞ」というが、3人とも汚い。
「てかきたねぇーな」といいながら洗浄魔術をかけてやった。

「俺たち、食堂の場所知らねぇーから、案内してくれねぇー」
「いいっすけど、なんか魔術って便利なんすね」ってイアスが起き上がって言ってる。
「ああ、あっという間に綺麗になったな」といいながら起きあがるルイに、イルも「ああ、しかもすっきりした」といいながら起き上がるのだった。　

イアス達の案内で、ギルドの食堂で6人で食事中だ。
「あの聞きたい事あんすけど」ってイアス。
「なんだ？」って俺、エールのみながら聞いた。
「そのエールうまっそうっすね」
「おめぇーらが、俺たちと討伐受けられるほど成長したらのませてやんよ」
「「「まじっすか」」」と嬉しそうにいうイアス達。

「んで、聞きたい事ってそんだけか？」って俺がタバコに火をつけて一服。
「いろいろ聞きたいんけど」といい「まず、なんで周りの奴らはションさん達にからまねぇーんすかね。さっき俺らの番隊の隊長が俺らに話かけてきても、ションさん達にを特にきにしなかったし」ってイアスだ。
「あー、隊員コートに認識齟齬の付与魔術つけてあってな、俺らの事を認識すんと効果はねぇーが、俺らのことを知らねーやつは、特に気にしねぇーってやつだ」って俺はタバコふかしながら説明した。
「「「魔術って便利っすね」」」ってイアス達。
「本来と違う使い方している。　まぁ、みていればわかる」ってリンは苦笑してる。
「魔術は面倒な時につかうんだぞ」ってシリルだ。
「そうだ、面倒な時に使うもんだよな」といってエールをのむ俺。　イアス達は飲みたそうにしてるけど、簡単に飲ませるのもなんだかなってわけで特訓の成果次第にした。

「面倒な時につかうんすね」って笑いながらいうイアス。
「んで、おれらの特訓ってどのくらい続くんで？」と聞かれた。
「そんなのおめぇーらの努力次第だ。　早けりゃ、3か月、長ければ半年だけどよ、俺が嫌になったり、飽きたら終わりってのもあるな」って言っておく。
「了解っす」というイアスだ。

まぁ、イアン達の生まれ変わりだ、強さだけは求めるだろ。