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2章:ギルド編

問題児3人組の特訓の成果 前編

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それから数週間は基礎体力向上と身体強化の部分をとなり、次は体術、剣術となる。 
剣術と魔弾、避ける訓練などは、個室で勝手にやらせて、体術はシュン、リン、シリルで交代で教えていいく。 
魔法も、闇と風はリンがメインで教えていき、雷、火、水はシュンとシリルが交代で教えながら、討伐依頼がくるとその時の状況において単独でいったり、シュンとリンまたはシリルとリンで行くのである。
日々、シュン相手に3人の連携をかねた模擬戦がラストになる。 

◇◇◇
そんな日々が3か月経過。
「あとは実践しながらかな」とタバコに火をつけていう俺。
「久しぶりの討伐だー」とはしゃぎだすイアス。 
「その前に、おれら武器買わねぇーと」とボロボロになった各自の武器をみてる。
「うおぉぉぉー思わぬ出費だ」とがっくりしてるイアス達。

「武器も作っておいた」って俺。 俺が、イアスには大剣、ルイに双剣、イルにバスターソードを渡す。 
「にしても、これって何でできてんすか?」って各自武器を受け取りながらイアス達が聞いてきた。
「魔力を通しても大丈夫な鉱物でつくってあんだ」って俺。
「「「はぁー、何んすかそれ。 って、普通じゃ手にいれられないじゃないっすか。 
 魔道国家でも買っても金貨1000枚くらいするっす」」」と同時に驚くイアス達。 仲いいな。
「そんなにすんのか?」と平然としている俺。
「心配するな、対価などいらん。 鉱物や宝石なんか腐るほどある。 武器づくりもションの趣味だ。 他にもほしいのあれば、言えばすぐつくる」ってリン。 確かにその通りだ。
「われの短剣とナイフもションがつくった」といってみせてる。
「俺も、なんかいっぱいあんぞ」ってシリル。 そうそう、シリルにはいろいろ武器をあげてるしな。

対価不要に安心したのか、「試し斬りしてぇー」といいだすイアス。
だろうなって思って俺が10枚ほど依頼をだしてやった。
「んじゃ、いくか」といって地図を開きだす。 300の討伐が4件あり、他が数十程度であった。 シリルに俺が「シリル、おめぇーこっちの6件まわって、あとの4件はこの順番でいくから、浄化な」
「わかったぞ」といって、地図と依頼を受け取って「俺いってくるぞ」といって転移していく。
討伐になると動き早いな。

「指示は、ついてから念話で出していく」って俺。
「んじゃぁ、いきますか、最初はオーク300だな」といって「おめぇーら戦闘の準備しとけ」といわれると、イアス達が「了解っす」といって準備をして、「血ぃーあびますか」といいながら集団転移でいく。

イアス達が突っ込む前にすでにオーク300の集落だ。 俺がすかさず念話をいれとく。
シュン:「おめぇーら3人で、200やれ。30分以内だ。魔法禁止な。 身体強化は部分だけだ おれとランで流しながら100やる」
イアス:「え、了解っす」

討伐が開始すると、ちょこちょこ念話がはいる
シュン:「索敵して周りみろ」

いつの間にか山のオークの前でエールをのんでいる俺とリン。
イアス達が戻ってくると「30分以内だが」といい、ルイとイルをさして「おめぇらー、連携していけ。 もっと効率があがる」といい、「部分強化はまぁまぁだが、周りをみてけ」といい、「オークの血抜きな」といってナイフを渡す。 
「この大量のは、どうするんっすか?」ってイアス達。
俺の後ろにあったオークは既にきえており、俺がタバコに火をつけながら一服。
「次元ボックスにいれっから平気だ。」といい、血抜きしていく。
「次が黒羊500な。 お前ら、300でさっきと同じだ。 いった事やれよ。」といってタバコを加えながら、「血あびんぞ」といって、転移していく。

先ほどの反省点を踏まえながら突進してくる黒羊を討伐していく。 
イアス達は索敵しながらシュン達の様子をみると、シュンは身体強化さえもつかわず効率よく倒していく。 
ルイ、イルは連携しながら倒していくのである。

指定した制限時間で討伐が終わる。
「まぁまずまずだな。 あとの浄化考えて、まとめてあんといいけど」といって、「次は、ワイバーン300か。 200はおめぇーらでやれ。 飛んでるやつは、魔法つかえ」といい、また集団転移していく。
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