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3章:学園都市編

恒例の自己紹介

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数分してデリック呼ばれて、教室の扉を開け入室するシリルとデニスである。 
シリルにとっては、何度目だろうとおもいつつ入室するのだった。

相変わらず生徒達は、シリルをみて可愛い、チビなど声がする。 もう諦めているシリルであった。

「今日からこの学園に急遽編入してきた2名だ。 簡単な自己紹介よろしく」ってデリック。
「カシル・グレイだぞ。 ど田舎にいたから敬語はなせないぞ。 あと、一般常識も疎いぞ。 集団行動できないぞ。 以上だぞ」という俺だぞ。
「簡単だな。 まぁ次」ってデリックだぞ。 簡単でいいんだぞ。
「初めてまして、デニス・ドラーティオです。 カシルさんと同郷でど田舎出身です。 
本来、始業式に間に合う予定ですが、思った以上にに時間がかかって1週間遅れになりました。 
同じく、一般常識に疎いですがよろしくお願いします。」って挨拶するデニスは丁寧なんだぞ。
「ドラーティオは敬語話せるんだな。」ってデリック。
「グレイとドラーティオは、もちろん冒険科だ。 あと学生ギルドカードのランクはAだそうだ。 質問あるやつは個別に聞いてくれ。」というとデリック、そしてシリルとデニスギルドカードのランクにみなざわめく。

「席だが、窓側の1番後ろとその隣だ。」ってデリック。
俺シリルとデニスは言われるままに席に行き、もちろん俺は窓側に座るのだった。 
このクラスの生徒達は全員冒険科らしく、午前の学科の移動はないようだ。 

1時間目は「魔法学」だった。 
事前に教材を読んでおらず、授業中にパラパラと読むがあまり内容に変更はない。 そのため、数学、地理、魔物学、植物学、歴史、魔法陣を読むがあまり変更はないので、さっそく魔術書を読む事にする俺だぞ。 だって、もう学生6度目だぞ。 というより、もう少し進歩してもいいんじゃないかって思うくらいだぞ。

そんな俺は、クラスメイトとかに絡まれたくないから休憩時間も読書をしていた。 
「カシルさん、お昼っすよ。」ってデニスだぞ。
「お、そんな時間なのかだぞ」というと、デニスの周りには2名ほどの男子生徒がいるぞ。
「彼らが食堂案内してくれるそうですが、どうします?」
「俺、人が多い所嫌いだぞ。 売店でかうから、デニスだけ行ってくるといいぞ」と言って、そのまま教室を出ていく俺だぞ。 食堂とかよくデニス行く気になるんだぞ。

俺は売店で適当に買い、気配を消して木の上で食事をしつつ読書をするのだった。 
その後、図書館へ行き、魔法書関連で過去に読んでいない本を20冊ほど借りて、勝手に閲覧禁止に侵入して以前いた時から変更のある本を数冊抜きとっておいた。
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