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3章:学園都市編

魔界にできた海

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ここは、魔界に出来た海の外界にある島。 
火山もあり、温泉もわいている。 また、森には様々な魔物が生息し、海の魔物もなかなか強い。 
ただ海辺にはログハウスが一軒たっており、外では俺シュンが魚や肉野菜などやいている。 

シリルが、エールをのみながら「シュンさん、できたか?」って聞いてきた。
俺はタバコを加えながら「シリル、あと少しだ。」といい、「リン、アーク、もうすぐできるぞ」というと、ログハウスから皿とエールをもってくる。

海辺近くに作った温泉にはいっている大魔王と元竜王界が、ようやく完成したアークの日本酒をのみながら満喫している。
「そこの隠居組、いつまで温泉はいってんだ」
「今いくぞ」という大魔王に「最高じゃ」という元竜王だった。

みんなで集まり、エール片手に食事をする。
「あいつも、いいもん作ってくれたな」
「あー、クラーケンがうまい」ってリン。
「うん、言ってみるもんだぞ」といいながらクラーケンを食べているシリルだ。
「ああ、ここはいいな」とアークも珍しく満喫している。 大魔王も「最高だ」といい、元竜王も「別荘じゃな」とご満悦である。

「この島は、俺らの別荘地として登録しておいたぞ。 だから、四天王も他魔族もこれないんだぞ」とドヤ顔でいうとシリルだ。
「我ら以外、近寄れんっていう理由もあるがな」と苦笑いする大魔王。
「まさか、瘴気の森こえた所にも海あって、そこから1番遠い場所に島があるなんて想像しなかったよな」って俺だ。

そう、ここは瘴気の森の先にも海ができて、かなーり離れた場所にある孤島だ。 そんな場所に、俺たちは別荘という名の新たな拠点を作った。

「瘴気もほとんどないから儂も長居できるしな。 瘴気が濃くて儂は海にははいれんがな」っていうのは大魔王。

瘴気の森の俺の拠点じゃ、大魔王は長居できないしな。 
そう意味では、ここは大魔王にとってはいいかもしれない。

「ひさびさ満喫してんな」って俺は、新たな拠点に満足しつつがらエールをのむのだった。

人界がどうなったかって、まだ解決してないけど、俺たちはあいつの約束守る前に作った魔界の海を満喫する事にした。
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