【白銀の黒帝:4】精霊と無能者

八木恵

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5章:学園都市編

弟子たちの学園生活 前編

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それからは、特にないかあるわけでもなく、カフェ、食堂の客入りも順調である。 

強いていえば、1/3が女性客でたまに俺がイライラするぐらいであったが、カールとリンがうまく対応していた。 土日の昼に学生も来る事がある。 
カール曰く、リオンとレイモンドのクラスメイトらしい事をいっているが友人でもないようなので、リオンとレイモンドには伝えていない。

そんなある日の放課後、帰り支度をしていたリオンとレイモンドにクラスメイトが数名近づいてくる。
「なぁ、お前らの家って、裏通りの『ボブの食堂』って本当か?」と聞く男子生徒。
「そうだけど」
「やっぱりか。 この前俺ら4人でランチいったんだ。 すげー美味いな」という。

師匠の料理はうまいけど、”それが何?”と思い「「ふーん、じゃぁ帰るから」」と帰ろうとするリオンとレイモンド。

「待って」と女子がいう。 一応、このクラスでは可愛いほうだ。 
「何?」とリオンが冷たく言う。
「そ、その、わ、私達、あの、あの」と瞳はウルウルして、か細い声でいう。 
男子からみたら守ってあげたくなるような状況だ。 
「あのさ、俺もレイも用事があって急いでるんだ。 さっさと用があるなら言え。 ないなら帰る」と更に冷たくいうと、その女子の瞳からは涙が出るのだった。

それを見て”うざい”と思っている、リオンとレイモンド。 
離れた所にいるクラスメイト達からは、リオンが泣かせている光景だ。 
それにより、コソコソいいながら、見られている目線もうざい。
「俺ら帰るな」といって、教室の出口へ振り返えるとするリオンとレイモンド。

「まってくれ! 俺らお前らの事、馬鹿にしてたの謝りたくって。 悪かった」と最初に話かけた男子生徒が頭を下げてきた。 
それを起点に「「「ごめんなさい」」」とそれぞれ頭を下げる。

リオンとレイモンドは、冷たい視線のまま「それだけ、じゃぁ」といって教室を出ていくのだった。

残された4人は、なんともいたたまれない状態で、泣いている女子を慰めるのだった。
一方、当の2人はこの日はシュンとの模擬戦の日だ。 
遅くなると、さらにしごきを受ける事になるので、いちいち気にもしていない謝罪のために時間を作る余裕はなく、変に時間をとられて、猛ダッシュで帰宅するのだった。 

それから、クラスメイト4人は時より、リオンやレイモンドに話しかけるも軽くあしらわれる。 
彼らは食堂に行くも、リオンとレイモンドに会う事はないし、カールもリンもリオンとレイモンドのいる場所を教えるわけでもない。

彼らとしては、リオンとレイモンドと謝罪し、その後、交流なりを持ちたかったが、なかなかうまくいかないのだった。
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