【白銀の黒帝:4】精霊と無能者

八木恵

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5章:学園都市編

シュン、拠点にて 後編

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夜中まで続いた駄女神討伐祝賀会の翌日、大魔王と元竜王は帰り、いつもの指定席で俺はタバコをふかし、エールをのみながらアークと語っている。 リンは、部屋でまだ寝ている。

「よく、親指の指輪はずさなかったな?」
「まぁな。 きっと外したら、リンを壊すからな。」といって俺はタバコをふかす。

そして、アークの暖かい手で俺の頭を撫でてくる。 
「ああ、分かっているならいい。 えらい えらい」 そういながらも、アークは優しい目で俺を見る。
「腕輪増やしておいたからな。 また、今までの倍になってたからだ」

俺は、アークにガキ扱いされる事は、腹が立つことはないし、むしろ、アークが俺の頭を撫でてくれるのはガキの頃から好きだ。 自然と俺は嬉しくなり笑顔になる。

「ああ、ありがとうアーク」といって、俺は立ち上がり「邪竜の様子と、まぁ、もう少し安定のために浄化してくるわ」と言ってお俺は『深層の谷』に向かった。 

正直、ちょっと久しぶりにアークに頭を撫でてもらった照れ隠しでもあったりするけど。。

『深層の谷』の闇と邪が安定したのを確認した俺は、邪竜とちょっとした二人だけの宴会をして、翌日には家に戻った。

家に戻ると、リンんが出迎えてくれた。
「シュン、邪竜はげんきか?」
「ああ、こっちはもうある程度平気だ」と言って、俺はリンを連れて、アーク農場のほうへ行き、既に農場で作業中のアークを手伝いをしたりと、その後数日間のんびりと過ごす事にした。

当初の予定より1週間多めの滞在になるが、カールには手紙を送っておいた。

◇◇◇
シュンとリンが不在中、カールは2週間ほど旅に出てもらっていた。
 
その間、リオンとレイモンドは、迷宮都市の宿で宿泊し、ダンジョンの攻略を進める目的もあったが、ギルドランクを上げるため試験を受けにいっていた。 
ランク上げの試験は、学園都市でもできるが、慣れた迷宮都市というのもあって迷宮都市のギルドにしていたらしい。 無事合格し、リオンとレイモンドはギルドランクBに昇格したのだった。

中級ダンジョンの攻略は38階層まで入ったらしい。 
中級というのもあり、学園都市に来てから週一でしかいっていないため攻略に時間がかかる。

神獣竜界から戻ってきた俺が報告を聞いていた。 
「2週間、迷宮都市で試験受けて数日はそっちに使うのは、分るんだがよ。 今回、40階層までを課題にしてただろ。 なんでだ? 魔武器使ってるんだろ?」

そう、ガキ共に、40階層までの攻略を課題にしていた。 
ガキ共二人で攻略しているし、実力とダンジョンに潜る日数を考えても、矛盾があった。 
こいつら、何してたんだ? と思って俺が聞いた。

リオンが頬を掻いて、「師匠、休みってのもあって、商店街の女性と仲良くなってっすね、肉体関係だけでいいって事で、数日間セックスしてたんすよ」というと、レイモンドも「僕は、商会の女性っとです」といいいながら、レイモンも頬を掻いていた。

なるほどな、ようはヤリまくってたって事か。
「なら、しゃーねぇーな。」というと、「ああ、それはしかたない」というリン。 
「ええ、それはしょうがないですね」と納得するカールである。

普通なら、未成年の子供が、女とやりまくっていたのなら、注意等しなきゃいけないのだろうが、そんな感覚はシュンも持っていないし、カールもだ。 
課題達成していない理由として性欲のほうが優先になる事がシュン達にとって十分な理由だったので、咎める事もしない。 

それからは、後期が始まるまでリオンとレイモンドも休みとはいえ、既に食堂は営業を再開している。 
そのため、いつものようにシュン達と模擬戦、魔物退治、狩りなどし、週1のダンジョンへ通う事になる。

なお、レイモンドの次元ゲートの魔術書解読は着々進むが、理解するには他の魔術書、物理、数学、魔方陣の本が必要となり、その都度俺に本の追加を頼むのだった。 

こうする事で、レイモンドがどう実現するのか指標する俺であり、質問があれば答えていった。 答えといってもヒントぐらいだ。 
レイモンドの習得レベルも、俺の感覚ではおおむね順調であると判断している。 時間は、かかっているが、その辺は、カールにそんなものだと言われているので、そう思う事にしている。
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