【白銀の黒帝:4】精霊と無能者

八木恵

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5章:学園都市編

弟子たち、最終学年の後期日々 中編

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それからは、リオンやレイモンドへの悪意は増えつつも、学園内での大きなトラブルもなく武道大会のための休日となる。 
ユウヤ、マクレーン、アルフ、バードが参加するが、リオンとレイモンドは応援に行く事はせず、ダンジョンに潜ることにした。 

武道大会の休み前の時点で、中級ダンジョン77階層まで来ていた、リオンとレイモンドは、この期間中にできれば中級ダンジョンを制覇したいと考えている。

そして今、リオンとレイモンドは、タンジョンマスターの部屋の扉の前にたっている。
もちろん、相棒たちも小型化して一緒にきている。

「いよいよだな」と扉を見上げているリオンに、「うん、何回死ぬ思いするかな」と苦笑いのレイモンド。 
「「いくぞ」」と気合いを入れて扉を開く。

 ...現れたのは、全長25Mの巨大な黒竜の姿がある。 ダンジョンマスターならではの凄みのある感じだ。

が、その黒竜は竜語で、〔久しぶりに来たー。 まともな人間だ。 うっひょー〕といっている。
 
〔えっと、俺 あんま竜と戦いたくないんすけど。 相棒 見た目、黒竜だし〕とリオンが竜語で話す。
黒竜がリオンの隣にいる小型化したベルゼを見るのだった。
〔お前、ベルゼか? 俺 叔父だよ〕
〔おおー。 オヤジがいってた、長期出張中の叔父さん?〕

黒竜が今度は人語で話すのだった。 そこには、先ほど放っていた風格はまったくない。
「君たち、もしかしてシュンさんとこの?」
「師匠の知り合いっすか?」と驚きながらリオンがきくと、
「そうそう。 なーんだ、飲もうぜ」と黒竜がごそごそ食べ物と酒を出し始め宴会となった。

 黒竜は、暇過ぎて話し相手がほしいのだ。
話した内容のほとんどが黒竜の愚痴だったり、シュンにどれほどボコボコにされたかなどだ。 

「女王蟻、倒してくれたか?」ときく黒竜に、
レイモンドが「うん、大変だったけどね。僕たちと相棒たちで、なんとか倒しせたって感じだった。 エリアマスターじゃないのに、強くて。。 って、もしかして倒したのまずかった?」いう。

「逆、逆。 間引きで女王蟻を倒しちゃいけないんだ。 
 なのに、あの女王蟻、繁殖力強くってさ、シュンさんに文句ばっか言われて八つ当たりでボコられてたんだ俺。 
 なかなか人間が辿りつかねーし。
 そこで君たちのおかげで次の女王蟻は繁殖抑えることができるわけよ。 助かったよ。 600年まったよ。」

「はぁあああ、俺たちが初めて攻略したってことっすか?」と驚くリオン。
「そうだよ。 虫エリアで断念して、だいたい上級いっちゃうんだよ」って黒竜。

 リオンとレイモンドはお互いの肩を叩きながら「「俺(僕)達って、実直に師匠に言われるまま攻略してたなぁ。」」というのだった。 

その後、軽く黒竜と模擬戦したり、また飲んだりして気づいたら2泊ほどしていた。 
そのため、帰ろうとするリオンとレイモンド達に、黒竜は泣きつきまだ居るように言ってくるが、なんとか説得するのだった。 
結局、また遊びにくると約束させられ、食堂に帰るのであった。

戻ったリオンとレイモンドが、中級ダンジョンのマスターについて話すと、
「前にいっただろ。 マスター戦になればいいなって。 まぁいい奴だろ」とシュンにいわれ、リオンとレイモンドは、その時の話を思い出し、だからかーと思いつつも、ちょっとした友達ができ、まんざらではない。 
だが、1度行くとなかなか帰れなさそうと、次回行く時は準備をしていく事を心に決めるのであった。
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