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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

四葉学園の校舎って

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ベリアルの所を出て、星の案内で教室へ向かう俺達。
「まじ、この学園って金持ち学園なんだな。」って俺。
やたらと豪華な装飾品の数々に、所によってはエスカレータまである。
校舎も広いし。
「ザ、洋式づくりの学園ですからね。」って星は、慣れた感じで歩いてるよ。
「それよりも、お前って人気者なんだな」って俺。

歩いている最中、女生徒がきゃーきゃー騒いでる。
星のやつイケメンだしな。
「一応、勝手にファンクラブも設立されてますけど、適当にあしらってますよ。」って星。
「へぇ~、って、そんなんまでいんのかよ!」って突っ込んでおいた。 イケメンっていいよな。

一方、星は、星で、総大将も銀髪で目立ってるんすけどって心の中でつっこんでいる。

そんな会話をしながら、教室に到着。
すでにホームルームの時間だったみたいだ。
「先生、遅れてすみません。」って星が扉をあけながら言ってる。
「鳳来か、理事長から聞いている。 君が、陸井か?」って担任。
「そうですけど」って俺、返事しておく。

「陸井って、あの自殺未遂の?」
「あいつなんでこのクラスにいるんだ?」
「なんか、雰囲気ちがくない? 髪の毛の色あれって。。」
「なんで、鳳来君と一緒なのよ」 などなど、俺が教室はいってから、クラスメイトたちの声ってか騒がしい。
中には、「鳳来君、寮で出待ちしてたのに今日いなかった」とか、「鳳来君休みじゃなくてよかった」とかもある。 
イケメンの星は、クラスメイトにも人気なんだな。

「静かにな!」って担任。
「陸井だが、1Dだったんだが、復学にあたり鳳来と同じクラスにという事で今日からA組の仲間になる。 
 あと、事故の後遺症で記憶がなく、髪の毛の色も変色したそうだ。 
 たまたま、鳳来の病院に入院していて、それで鳳来と仲良くなったそうだ。 
 という事で、当面の間、陸井は鳳来と共に行動する事になってる。」って担任。

「記憶喪失ってまじかよ。」とか「なんで鳳来君と一緒なのよ」とかまた騒がしい。
人間って、なんでこういちいち騒ぐんだろうな。
って、本家も騒がしいか。 違う意味だけど。

「静かに! で、陸井の席だが、鳳来の隣にする。 渡辺、悪いが席を移動してくれ」って、言っている担任。

「えー、折角、鳳来君の隣だったのに!」って文句いいながらも席を移動している女生徒。

「陸井、悪いが簡単に自己紹介してくれ」って担任にふられたよ。

「えーと、陸井良哉。 俺の事は、陸でいい。 あと、記憶ないんで、声かけられても、誰が誰だかわからないんで、名乗ってから話かけてほしい。 
 それに質問されても答えられないで、あんま質問はしないでほしい。 以上」って言っておいた。

「確かに、陸井にとっては、俺も知らないんだったな」って担任。
「俺は、春日部。 数学の担任だ。 徐々に慣れていけばいい。 まぁ、よろしくな。」って担任。

その後、星のあとについて、空いた席に座った。
ホームルーム後? 俺、夜の稼業で忙しいから速攻寝た。
星の周りには人が群がってたけどな。
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