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2章:俺の双子たちの話

俺の息子に祭りの指揮をまかせた

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Side:陸
「ねぇ、陸君、いくら狙われてるからってさ、僕も祭りいきたかったんだけど」って文句いってるのはベリアル。
「さすがに、悪魔の軍勢きて、祭りに影響がでるよりは、この学園、今、生徒いないんだからこっちのほうがいいだろ」って俺。 
「祭りのほうはって、ああ、烈君にまかせてきたって事だね」ってベリアル。
「ああ、その通りだよ。」って俺。

「はぁ~、卓巳君と分散したほうがよかったんじゃない?」ってベリアルだ。
「行き来するより楽だ。 行くぞ」っていって、俺は学園にきた悪魔の軍勢と対峙する。

ベリアルは他に感知されないように結界をはってもらうためだ。
たく、あいつだって戦えるはずなににな。

結局、3日間、狙ったかのように、ソロモン王の72柱の悪魔が度重なって攻めてきた。

「おい、ベリアル、お前俺にいってない事あるよな?」って俺だ。 
なんせ、念のため4日目もいるけど、悪魔がこない。
「バレた? 僕も手をつくしてさ、別の世界つまり魔界にスパイをおくりこんだんよ」ってベリアル。
「やっぱりな」って俺。
「マモン、バレたからでてきていいよ」ってベリアル。 犬がとことことやってくる。 犬のくせに、お前。
「はじめまして、陸君。 僕はマモンだよ」ってしゃべる犬。
「犬がしゃべるってどうなってんだ?」って突っ込む俺。 しかも、柴犬だし。
「マモンは僕の弟で、まぁ受肉しなくてこう姿形かえられるし、魔界を自由に行き来できる能力持ち」ってベリアル。
「そんな、高位悪魔もいるんだな」って俺、初耳状態。
「まぁーねぇ。 ただ、それしかできないってのもあるけどね。 ベリアル兄さんみたいに時間とめたり、結界はったりとかはできないし、その他もろもろの能力は僕はないんだよね」ってマモン。
「こいつがスパイなのか?」って俺。
「正直、ダブルスパイだけどね」ってベリアル。
「響きがかっこいいから、ベリアル兄さんにも情報をながす事にしたんだけどね」ってマモン。

まじ、こいつら、欲望のままに生きてるよな。
「という事で、こいつから俺の情報を流してるって事なのか? って誰にだよ!」って俺。
「それは言えないよ。 
 とういか、僕はサタン兄さんに情報つたえてるだけで、実際今誰が動いてるかって知らないんだよね。 
 ああみえて、サタン兄さん、結構策略的だから。 でも、感謝してほしいよね、こうしてこの世界も最小限の被害にとどめてるって事で、僕のおかげなんだから」って犬がしゃべってるよ。

「だったら、説得してとめろよな」って俺の愚痴だな。
「無理だよ。 サタン兄さんは、そりゃ陸君の身体を少しでも体験してるから、渇望しまくってるよ。」って犬。
もう溜息しかでない。
「渇望しなくていいよ」って俺。
「あはは、陸君。 サタン兄さんはしつこいからね」ってベリアル苦笑しやがって。

「とりえあず、卓巳の所へはもういかないんだよな?」って俺。
「うん、たぶんね、今の所ね。 って僕、帰らないと怪しまれるから」って犬がまたとことこと歩いていなくなった。

「まだ、俺、ひとり狙いのほうがいいか」って俺の独りごと。
「今はまだいいけどね」ってベリアルだ。 まったく、こいつも何を考えてるのかって同じか。

「じゃぁあ、またな」って俺。
「例の件、考えておいてよ」ってベリアル。
また、面倒な取引きもちこんできやがった。
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