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2章:俺の双子たちの話

同時刻の本家では

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Side:陸
それは、俺が、PCを開いて、キセルふかしながら、会長職の仕事している時だった。
急に視界が歪み、紫色の空間が一面にひろがっていく。
そして、PCの画面は消えた。 たく俺の仕事パーかよってつっこみつつ、このなんと言えない空間に違和感を覚える。

「総大将、異常事態です。」ってカラス。
「どうした?」って俺。
「学園からこの本家一体にかけてドーム状の空間で覆われて、人間は停止しております」ってカラス。
君、情報収集はやすぎないか?
「って事は、この空間で動いてるのって妖怪だけか?」って俺。
「そういう事に」っていいながら、俺は座敷にきた。
「総大将、これはどういう事で?」ってお目付け役のだるま。

今夜は水無の送迎会をする予定で、大幹部と幹部が集まり始めていた。
「どうやら、辺んな空間に閉じ込められたみたいで、動いているのは妖怪のみみたいだ。」って俺。
「ドーム外のものとの連絡は不可です」ってカラス。 確かにスマホも圏外だし、時計もとまっている。

「陸君、おまたせ」ってベリアルだ。
「これ、どういう事になってる?」って俺はキセルに火をつけて一服。
「ベルゼブブの仕業だ。 あいつは異空間をつくる能力をもってる。 そして特定人物に関連している人のみを対象にできるんだよ。 今回の場合は、陸君につながるものって指定だろうね。 
あと僕はあいつより高位だからね、この空間でも動けるけど、この空間内では限られた力しか使えない」ってベリアル。
「ごめんね、陸君、もっと情報入手が早ければよかったんだけど、僕もさっき知ったんだよ」って柴犬のマモン。

「総大将! どうするおつもりで?」って海。
「ベルゼブブってのはどこにいる?」って俺。
「学園だ。」ってベリアル。
「烈と水無までいるじゃねぇーかよ。 皆いくぞ」って俺。
「「「総大将、御意!」」」って大幹部に幹部たちだ。 本家の武道派たちも準備完了してる。
「烈と水無、むちゃすんなよ」って言いながら、学園にむかって走る俺達。
「僕の鍵は、この空間じゃつかえないよ」ってベリアル。
「だろうな。 じゃなきゃ、てめぇーが、本家まで走って移動してこないだろ」って俺。

まじ最悪だ、辰巳と卓巳、久美に育の力が借りられない状態だ。
あと5分もあれば、学園につくがそれまであいつら無事でいろよ。
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