高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

文字の大きさ
280 / 405
3章:総大将の帰還

本家に戻ってきた

しおりを挟む
俺が目覚めて、本家に戻ってきたけど、居づらくて姿消してた。
けど、久美に怒鳴らて、姿を現したら、本家のいる奴らに驚かれて追いかけられてる俺。

「まぁ、おちつけ!」って俺。
「あんたね、これが落ち着けられますか!」ってカラス。
「「そうです、総大将」」って皆。
「ほら、俺、もう総大将じゃないだろ。 烈がついでたわけだし」って逃げながらいう。
「陸様、烈はつぎませんでしたよ。 オヤジが帰ってきて超えるまではつげないといって、若頭のままでしたのよ」って久美。
「久美、なんでそれ言わないんだよ。 俺、引退しているとばかりだな」って俺。
「陸様が、聞かないからですわ」って久美、さっきから呑気に酒のんでるよな。
「よし、落ち着こう」って俺もう一度いう。
「はぁはぁ、ですね」ってカラス。 疲れたみたいだ。 他も息きらしてるし。
とりあえず、座って、酒をのむ俺。
「今日、目覚めたばかりでな、久美に200年経過してるっていわれて、驚いている俺なわけだ。
 わかった?」っていったら頷く皆。
「とりあえず、本家に戻ってきたけど、そうだ、そういやなんで久美が本家にいるんだ?」って俺。
「はぁ~、いえ、おほん。 総大将が不在になったあと、烈様と水無様と話し合い、京妖怪も怪良組の傘下にはいりました。 
 そして、表面上でも、三枝グループに西尾コーポレーションも直系傘下グループになってます。
 その後、烈様と水無様が倒れた際に、久美様が代理で勤めてきたのです。」ってカラス。
うんと、ざっくりいうと、島ひろがったのね。
「久美が何で京都から出れてるの?」
「それは、卓巳さんが亡くなって後継者が封印を維持出来なかったからですわ。」って久美。
「陰陽師も大分廃れたのか」って俺。
「妖怪もですぞ」ってカラス。
「そっか。 人間の開拓がすすむわけだ」って俺。
「では、本日は簡単な宴で、後日、総大将の「ちょっとまて」」ってカラスが言っている間を止めた。
「200年のギャップがあってだな、すぐ復帰とか、それに幹部連中も納得しないだろ」って俺。
「陸様が、復帰するのに文句をいう幹部など存在しなくてですよ。」って久美。
いようよ、1人ぐらいさ。 ちょっといて欲しい。
「幹部会は、俺が、今の時代をしってからって事で」って俺。
「確かに、それがよいでしょうな」ってカラス。
ふぅ、なんとか先のばし作戦は終了した。

その後、本家のやつらの宴会が始まった。
「ここは、変わらないな」って酒のみながら、キセルをふく。
「のようで」って久美。 べったりくっついてる。
「お兄ちゃんは、久美様のなに?」って小雪。
「小雪、それは大きくなったらおしえますよ」って久美。
なんで、いわないんだ? 一応、夫婦なんだが。
「うん、わかった」ってパタパタと走っていく。
「俺と久美はわかれたのか?」 
 200年も放置したんだから、愛想つかされてもしかたない。
「陸様。 そんな事あるわけないじゃない。 小雪の夢は、総大将の妾になる事なんですの」って久美。
「あはは、なるほどな。 おまえがああいわなきゃ、ずっと後を追いかけられそうだ」って笑う俺。
「でしょ」ってクスクスわらう久美。

結局、宴会は朝っていうか昼近くまで続いたよ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

付きまとう聖女様は、貧乏貴族の僕にだけ甘すぎる〜人生相談がきっかけで日常がカオスに。でも、モテたい願望が強すぎて、つい……〜

咲月ねむと
ファンタジー
この乙女ゲーの世界に転生してからというもの毎日教会に通い詰めている。アランという貧乏貴族の三男に生まれた俺は、何を目指し、何を糧にして生きていけばいいのか分からない。 そんな人生のアドバイスをもらうため教会に通っているのだが……。 「アランくん。今日も来てくれたのね」 そう優しく語り掛けてくれるのは、頼れる聖女リリシア様だ。人々の悩みを静かに聞き入れ、的確なアドバイスをくれる美人聖女様だと人気だ。 そんな彼女だが、なぜか俺が相談するといつも様子が変になる。アドバイスはくれるのだがそのアドバイス自体が問題でどうも自己主張が強すぎるのだ。 「お母様のプレゼントは何を買えばいい?」 と相談すれば、 「ネックレスをプレゼントするのはどう? でもね私は結婚指輪が欲しいの」などという発言が飛び出すのだ。意味が分からない。 そして俺もようやく一人暮らしを始める歳になった。王都にある学園に通い始めたのだが、教会本部にそれはもう美人な聖女が赴任してきたとか。 興味本位で俺は教会本部に人生相談をお願いした。担当になった人物というのが、またもやリリシアさんで…………。 ようやく俺は気づいたんだ。 リリシアさんに付きまとわれていること、この頻繁に相談する関係が実は異常だったということに。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない

仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。 トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。 しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。 先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

処理中です...