上 下
295 / 405
3章:総大将の帰還

四葉学園に編入前

しおりを挟む
もう、明日から学園だ。 なんとか、久美以外は知られずにいる。
今、俺の部屋に久美がきてる。 夜の見回りおえて、はやめに帰ってきて深夜。

「陸様、せめて本家のものだけには伝えたほうが」って久美。
「いろいろ聞かれるだろ。 それで、なんとか聞き出せたか?」って俺。
「はい、3年生になる怪良組の生徒は、3名で、鳳来星也、黒の目たか子、牛田正人ウシタマサトです。 牛田は、牛鬼組の長男です。 星也は、星さんとユキさんの息子です。 たか子は、猫さん店長の4女です。 全員、寮生活です。」って久美。
「まじ、星の息子がいるのかよ。 俺の事をみたことあるのか?」って俺。
「ええ、あの帰宅時にきてます」って久美。
「名字を変えただけでごまかせるとお思いで?」って久美。
「他になにがあるんだ? カラコンするだろ」って俺。
「これ、用意しました」って久美がわたしてきたのはメガネ。
「メガネでかわるか?」って俺。
「試してください」っていわれて、かけてみた。 ダサメの眼鏡だ。 確かにぱっと見しかみてないやつなら俺だとわからない。
「あと、前髪ながめで」って言われて調整。
「おお、久美すごいな」って感心。
「あとこれを」ってスマホを渡してきた。
「もし、カラスが気づいたり、他に何かあった時に私からの連絡用と思ってください。 他のスマホは、通話記録がカラスに残っているので」って久美。
「まじ、俺、カラスに監視されてんの?」って俺。
「総大将に何かあっては大変ですからね。 GPSは全部、陸様が壊しちゃったので」って久美。
「あの辺なやつ、GPSだったのか。 嫌だったから壊しただけなのに」って俺。
「今は、GPSはついてないので、場所の特定はされてないはずです」って久美。
「カラス、俺にGPSまでつけようとしたのかよ」ってちょっとむかついている俺。
「実は、ネックレスにつけたのは私です」って久美。
戻ってきた時に変なのがネックレスについてなかったから、今はつけてる。
「お前もか!」って俺。 なんで、そんなに居場所を特定したいのかわからん。
「だって、200年なんです。 また100年単位でいなくなったらって思ったら」って言われてしまった。
「それ言われると困るんだけどよ。 久美にだけは、いなくなる時にいなくなるって連絡するからそれでいいだろ」って俺の精一杯の妥協案。
「はい♪」って笑顔だよ。

そんな感じで、久美に協力してもらって準備した。
他は全部ベリアルの理事長室におかせてもらう手はず。

こうして俺は、学園に明日から編入。
ちなみに、この後しっかり久美を愛でました。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

転生者の生き方 ~チート魔術師な私の場合~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:253

堕チタ勇者ハ甦ル

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:36

【R18】前科三犯、現在逃走中のオッサンは老後が心配

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:309

【R18】呪われた(元)王子の最低な求愛

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:70

【完結】 追放聖女は魔族領に向かう

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:52

【完結】この世界で名前を呼ぶのは私を拾ったあなただけ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:127pt お気に入り:1,367

処理中です...