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3章:学生編

合宿1日目 後編

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イアンが持っている任務は、ここから50KM先にある地点で、オークが集落を作っているらしい。 数は500だが殲滅だ。 そこから20KM先でも同じくオークの集落が300。 楽しみだなと考えていると、全生徒が戻ってきたらしい。

隊長に、念話で終了の連絡と夜のパーティを連絡すると、機嫌がなおったようだった。
準備してまっていてくれるという事で、ふふっと悪い笑みをして生徒達の所へむかうイアンだった。

◇◇◇
夜。 生徒達は、夕食を食べ終えて、入浴している時間。

0番隊全員は2階の一室にて、サルが1人落ち込んでいる。 オーク討伐2件に2時間もかからないが、合宿所の夜間警備に0番隊が誰もいないのはまずいという事で、1人留守番をおくことにした。 じゃんけんで負けたのが、サルだった。

「サル、ほれ」とエールを半ダース渡した。 
「これでも飲んで、待ってろ。 んで、イアンとカイが300な。 俺とリンで500だ。 どっちが先に終わるか勝負な。 負けたほうが、今度奢るってぇーのでどうだ?」とうと、サルは、半ダースもちながら、「待ってます」といい、イアンとカイ「「ちょっと、俺ら負け決定じゃないっすか!」」と言い終わる前に、俺によって転送される。

「はは、たまには奢れ! んじゃ、リンいくぞ!」と笑いながら、リンと一緒に転移した。

1時間後に同じ部屋に5人の姿があるが、宴会となっている。 生徒達は就寝の時間。 教師陣は抜け出す者がいないか、交代で夜間の合宿所内を警備している。 既に静かな合宿所内であった。 生徒達は疲れきったのが、殆ど爆睡。。。
外にはギルドの隊員警備しているが、そっちも静か。

そう、この部屋だけが騒がしい。 といっても、防音結界をはっているので外へ音はもれない。

「で、勝負はどっちが勝ったっすか?」と美味しそうにエールを飲んでいるサル。
「もちろん、俺ら。 でもよー。 ギリギリだったわ。 500ってぇ話が、増えてやがって700近くいやがった。 殺しまくれたからいいんだけどよ、イアン達は200でやんの」
と俺は、上機嫌でタバコをふかして言って。

「いやぁー、200だったんで、俺ら勝てるっておもったっすよ、ちょうど最後のボスに斬りかかったときに、隊長たちが転移してきたの見て、負けたと思ったら、ボスの首はねたあと着地みすっちまったじゃねぇーすか。」 と赤くなっている鼻をさわりイアン、「なんすか、あの絶妙なタイミング!!」と不貞腐れているのだった。

俺、リン、そしてカイは思い出したように大爆笑。
「ははは、ありゃ狙ってねーって。 でもよ、すげぇーな。 アークが言っていたギャグアニメみてぇーに、まさか顔面で着地するとはな。 ありゃいいもん見たわ」と笑いながらエールを飲み干すのであった。

しばらく談笑したあと、イアン達は深夜から朝にかけて警備があるため、仮眠にいったり、警備にいくものと別れ宴会はお開きになった。 俺はいつも通りしばらリンと楽しんでから就寝だ。

合宿1日目はさほど問題なく過ぎていった。
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