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3章:学生編

合宿2日目④

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グランが食堂やら会議室に行く時まで遡る。

その頃、俺 シュンは離れの2階でジルと電話で口論していた。
どっかの馬鹿な生徒が、白狼のガキを殺したからだ。。 ただでさえ、缶詰で指示出しの任務してたっていうのに。。 

ジル:「シュン、気付いてたんだろ白狼の存在に」
シュン:「そりゃ気付いてたよ。 あんな所に何で白狼のガキいんだって思ってたけどよ。 遊んでるだけだし。 んで、一応止めようと急いでカイ送ったけど、間に合わなかったんだよ。 白狼ぐれぇー見分けつくだろふつう」
ジル:「そりゃそうなんだがな。 てか、なぜお前が出なかったんじゃ!」
シュン:「はぁああー。 缶詰にしたのはジルのほうだろ。 ふざけんじゃねぇー!」
ジル:「うっ、そうじゃった。 すまなかった。。」
シュン:「もういいわ。 んで、文句の電話なら切る。」
ジル:「まってくれ。 今後の相談じゃ」
シュン:「はぁー? 何、相談って。 殺した奴ら、差し出せば終わるんじゃねぇーの」
ジル:「そこが問題なんじゃ。 貴族の子供がおるんじゃ。後で面倒になる」
シュン:「あん? 貴族うんぬんは関係ないんじゃねー。 今さら。」
ジル:「今、何匹あつまっとる」
シュン:「今、5万かな。 しかも増えてっから10万ぐらいじゃね。。 白狼がいるかは不明だ。 あと30分かな」
ジル:「イアン達3人で、10万いけるか?」
シュン:「あー、イアン達だけだでも時間かければ行けんだろ。 ただ、白狼来るとつれーな」
ジル:「お前が出るしかねぇーだろ」
シュン:「あーん? 俺 関係なくねぇー。 任務とちげぇーし。 それに俺、神獣はあんま殺りたくねぇーんだよ」
ジル:「神獣は殺さなくてもいいけど、うまく収めれてくれ。 そうじゃ、例のローブの件、あれ変えてやるから。 だらから、今回はな。。 どうか、頼むのじゃ。」
シュン:「ったくよ、面倒ごと押し付けやがってよ。 わかったよ。いきゃ、いいんだろ、いきゃ。 ローブの件約束だぞ!」


俺は、渋々合意して、電話を切った。 討伐任務だから文句は本当はなかったけど、色々面倒くさそうだし、まぁ全てジルとイアンに任せればいいかって思って、とりあえずタバコに火をつけて一服している。

リンは、討伐なので行きたそうな顔をしているが。。  
「リン、留守番な。 んじゃ、行ってくる」

俺はジルに言われた通り、珍しく黒帝のローブを着た。
その姿をみてリンは察したようで、「しかたない。われ、留守番」といってくれた。

◇◇◇
イアンに念話したら、まだ会議室にいるって言いやがっている。
面倒ごとになるのも嫌だから、タバコふかしながらドアを蹴り上げた。

「おい、イアン。 何そんなに説明に時間かかてぇんだ。 俺を待たせやがって。 てめら行くぞ。 指示は移動しながらだす」

俺は、吸っていたタバコを消した。
イアン達以外は、俺が来たのに驚いている。 グランも口開けて驚いているし。 そんな驚く事か? まぁ、どうでもいいが、取り合えずさっさと行きてぇから、振り返って会議室をでようとした。

「こ、黒帝様。 是非、僕も参加さえてください。」と呼び止めたのは、炎帝君で頭を下げていた。

なんで、会議室に炎帝君がいんだ?って考えながらも、俺はとりあえず、タバコに火をつけた。正直ウザい。

「足出まとい。 連れてけねーぇー 黒帝権限だ!」
と言い放ったら、なんか目を見開いて更に恐縮している。
「んで、黙るってジルが面倒な時を使えって、さっき言ってたわ」

炎帝君は、黙って一歩下がった。 黙ったならそれでいいやって事で、俺はタバコをふかしてた。
さっさと行くか。

「隊長、黒帝のローブで来たってことはそうい事っすか。 隊長、知らないと思うっすけど、有事の際の隊長の支持は、王の権限と同じっすよ」
と、苦笑いしながらイアンが言ってきた。 

「あの、おっさんと一緒なんて、気色わりぃー。 やっぱ、黒帝やめてー」

あの王っていうオッサンと同じなんて嫌すぎるわ。 なんど、ジルに帝を辞めたいって言った事か。。 何をイアンの奴変な事言い出すんだって、フード被ってるから気付かないけど、タバコふかしながら俺はイアン達に嫌そうな顔していいたら、イアン達が爆笑しやがった。 なんか俺変な事言ったか?

「隊長! 勘違いしないでくださいって。 有事の際は、隊長の命令に誰でも従わなきゃいけないっすって意味っす」「そうっすよ。」

え?そうい意味だったのかい!俺、いつの間にそんな権限もってんだ?まぁ興味ないけど。

「へぇー。 そういう意味か。 たまには、使えるもんだな」
と、俺ばボソッといったけど、イアン達には聞こえていたようだ。 そんな事より、任務だ。

「おい、そこの隊員、白狼のガキ、殺したやつ捕まえてあるってぇ。 やつら、砦の所に吊るしておけ! 自分達が何したのか、特等席で見せてやれ。 まぁ、死ぬかもしれねぇーがな。 お前らもそこにいろ。 んで、そこの先生、20人前の飯な。 んじゃ、イアン、カイ、サル、血祭の時間だ。 いくぞ!」

「「「はい、隊長!」」」というイアン達の返事ともに、俺は転移でその場から離れた。
人間相手してんの疲れるし、さっさと任務に行きたいからだ。。
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