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3章:学生編

グランとのランチ

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昼休み。。。

俺は、グランの部屋で、エールとタバコを吸いながら出前が来るのを待っていた。


本題に入る前に、グランが素朴な疑問を俺に聞いてきた。

「シュン、なんでお前はお昼奢るっていうと、嬉しそうにするんだ?」
「今よりも、一般常識ねぇー時に、イアン達が俺に一般常識を教えてくれてたんだよ。。 まぁ、いろいろ教えてもらったしよ、今も教えてくれるんだが、あいつら、隊長が部下に奢るのが一般常識だって言いやがってな。 んで、それが当たり前だと思ってよ、払い続けたんだよ。
 まぁ、今もあいつらには奢ってんだけど、その話をよ、アークに言ったら、アークが年下は奢ってもらえるってぇいう話もきいてな、その後ようやくイアン達にたまには奢れっていって奢ってもらうようになっわけだ。  んで、学園だと、グランがこうやって奢ってくれるって言われっと、なんか嬉しくってな。」

「そっか、あーなんだ、お前も苦労してんだな。 なら、たまにだけどランチぐれぇー奢ってやるよ」

そうグランが言うと、嬉しそうな顔をするシュンだった。 
グランの心の声は、シュンよ双方の常識もまた違うぞ。 0番隊隊長になったのがきっと未成年なはずだ。 きっとお前はまだ割勘っていう言葉はしらねぇーんだろうな。 教えんのも面白くないから、たまいランチぐらい奢るか であった。

◇◇◇
ランチの出前も来て、食事をしながら雑談をしていた。

「なんで、俺だけ呼ばれたんだ?」

「ああ、2つ確認があってな。 まず、1つ目だ。 お前が読んでたのは召喚の本だよな。 お前の事だ、来月以降の授業の予習ではないってのがわかってるから、なんで読んでたのか気になってな。」

「ああ、その件な。 グランにも聞く予定だったが、俺自身もあんま興味なかったから知識として召喚について勉強してなかったんだ。 だから、ちょっと勉強しよーっと思ってな。 これ、グランも知ってると思うけどよ、例の未確認の魔物につながってぇーんかもしんねぇーんだ。 一応、召喚魔法陣解析前の予習だ」

俺はグランに現在読んでいる本を見せるのだった。
「未確認の魔物って。。 そういや、隊長会議の議題にあったわ。 それが召喚魔法陣につながっているっていうのは知らなかったな。」

「かもってんで、今調査中なんだよ。」

「んで、その召喚の本って、王宮のだよな? まぁ、予習レベルじゃないと思うが。。 まぁいいが。。」

グランはそんな事をいいながら、部屋の本棚から召喚魔法陣集と許可証を、シュンに渡すのだった。

「この資料な、俺なりに今後授業で使うために集めた召喚魔法陣の資料だ。 お前に渡しとく。。
 あと、王宮ほどじゃねーぇーが、学園の図書館の禁書庫への入出許可書だ。 そこにもあるから、好きなだけみな」

「まじか。 助かるわ」

エールの飲み干した俺。 さっさと図書館でも行くか。

「話はそれだけなら、俺、図書館いくけど」

「いや、いきなり午後サボり宣言もなんだが、まぁお前の事だからいいけどよ。 お前が今朝、だそうとしていた武器がなんだったか気になってな。」

「へー、さすがグラン、気付いたのか。 ジルがよ、女が近づいた時、殺すなっていうから、俺なりに殺さない策として、こいつで叩くかって思ってたんだ」

俺は、常に装備している二つ折りの暗器の棒を出し、グランに見せた。

「これが、一応、俺が今持ってる暗器で、一番殺傷力ねぇーし」

グランは、グランで おい、お前はどんだけ暗器をもっていると思いつつ、言う。

「あー確かに、殺しはしなさそーだが、怪我させるな。」

「命は、とれねぇーぞ?」
俺は、殺さなきゃいいとしか言われてない。 何がいけないのかわからない顔をした。

「あー、確かに殺しはしないが、お前が今日相手してたのは、貴族だ。 あいつらが今日だけで引っ込むかは保証できん。 それに、怪我させたら、させたで、貴族ってのはまたいろいろ面倒なんだ」

「ふーん、でもよ、俺、手加減っていまいちわかんねぇー。 グラン、どうしたらいいんだ?」
「実験するしかねぇーな」

という事で、本日の夜、手加減の検証する事になったのである。
リンにも手伝ってもらいながら、グランには手加減の範囲を判断してもらう事になった。 場所をどうするかという事になったが、結局シュンの住む寮の部屋にグランに来てもらう事になった。 

その後は、シュンは、午後の実技はさぼって、図書館の禁書庫へいくのであった。
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