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第5章 少年期〜青年期 学園4学年編
37話 “大会最終日9・侮られる“
鳥獣人「やっと、お前の後悔する顔が拝めそうだな、やれっ!!」
意外と用意周到に対策を練っていた彼らを少し見直していると、向こうは僕が黙り込んだのを後悔していると誤解して、いやらしい悦に浸った表情(鳥顔だから分かりずらいけど)で人族のリーダーに合図を送った。
すると、次の瞬間、「ヴォンッ!」 僕達の目の前に現れたのは、目に映るすべての物を食い尽くし、繁殖の為ならば女性を見境なく襲うと言われている魔物、顔は豚、身体は人に近く体長2メートルほどあり、筋肉質で丸々太った躯体をした“オーク“だった。
「「「「「っ!!??」」」」」 「「「「「キャァァーーッ!!!」」」」」
この“オーク“の出現に闘技場内は驚愕の悲鳴に包まれた。
観客達は兵士達がいるからか、驚きはしているもの意外とその場にとどまっている、そんな中、今1番危険なその“オーク“と一緒に結界に閉じ込められている僕達は、冷静にこの状況を見ていた。
「“オーク“か、・・・あれ?この“オーク“ってもしかして、“ダンジョン“産?の“オーク“?」
ソル「そのようですね。こちらに女性が数人いるのに僕らを警戒して、襲ってきませんし・・・」
「だよね?野生の“オーク“は市街地近くに出るとすぐに狩られちゃうから、そう近くにいないものね?って事は・・・“宝食のダンジョン“に出現する“豚トロオーク“!?」
通常、野生の“オーク“は知性が低く、本能に忠実なため、目の前にある食べ物や女性に一直線に襲いかかってくることが大半で、今みたいに突然転送されてきても、その場に女性がいればすぐにそちらに向かってくるのだが、この“オーク”は戦闘体制をとって武器を構えているイネオス達やジュール達を見て、すぐに襲いかかって来ずに警戒し、こちらの隙を探っている事から、“ダンジョン“で生成された“オーク“だと僕らはすぐに判断したのだった。
そして、何故、僕がこの“オーク“がいた“ダンジョン“を特定できたかというと、今回の旅行の目的の一つに旅の記念に帝国にある“ダンジョン“に皆んなと入ると言うものがあって、その目的のために事前に調べて検討した中から、帝都からほど近い“ダンジョン“に決め、“大会“が終わった次の日に行く予定にしていたのが、その“宝食のダンジョン“であった・・・
*“宝食のダンジョン“とは、その名の通り、“食品“に関する採取素材やドロップアイテムが多い“ダンジョン“であり、その種類は野菜やお肉、魚介や果物など多岐に渡り、帝国の王侯貴族から庶民まで、あらゆる立場の人達の食卓に重宝されている食材を生成している、帝国で最も有名な“ダンジョン“である。
だが、この“ダンジョン“、冒険者ギルドのランク指定で、“Dランク“以上の冒険者ランクを持った冒険者でないと立ち入り禁止であり、入れたとしても、50層もある“ダンジョン“の25階層以降の下層階は、出てくる魔物が急に強くなることから、中層以降の階層に挑むなら、最低でも冒険者ランクが“Cランク“以上ではないと、立ち入らない方がいいとされている、結構危険な“ダンジョン“だったりするのだ。
あと、通常、“ダンジョン“のランク制限は“ダンジョン“に出てくる魔物の総合の強さで決められるものであるが、この“ダンジョン“は中層以降から急に魔物の強さが変わることから、本来ならランク制限も“Cランク“以上とされるのが正しいのだが、“宝食“とつくこの“ダンジョン“は採取される素材のその需要の高さから、上層だけの魔物強さで入場ランク制限が設定された珍しい“ダンジョン“だ。
なので、ランクが一つ低い冒険者でも容易に入れはするが、中層以降への侵入はお勧めされておらず、もし入るとなると、それ以降は完全なる自己責任のもと探索を進めるようにと通達、注告がされており、ランク一つでも魔物の強さはかなり違ってくるので舐めてはいけない、だが年間、その通達、注告を軽んじで中層に挑んで戻らない冒険者が相次いでいるそうだ・・・
(それもしょうがないんだよねぇ、今、目の前にいるこの“オーク“みたいな、通称“豚トロオーク“って呼ばれる、とても美味しい豚肉(極上オーク肉)を落とす魔物や、栄養価の高い野菜が取れる“健康野菜畑“なんて呼ばれる階層なんかが色々中層以降にあって、そのドロップ品は帝国の王侯貴族や他国の貴族などにも人気だから、ギルドでも高価買取されてて、お金に困ってる冒険者や、ランクに見合わない依頼を受けた冒険者達が、“一攫千金“目当てで“ダンジョン“の中層以降に挑んで行っちゃうから、一定数の犠牲者が出てるんだよなぁ・・・・(*´Д`*))
とか、思い出しながら目の前の“オーク“を興味津々で見ている僕も、その中層以降に挑む気満々だったりする・・・
(ふふっ、ちょっとフライング気味だけど“宝食のダンジョン“の“豚トロオーク“に会えるとは思わなかったなぁ、しかし、これ、“ダンジョン“の外だけど、この“オーク“倒すとドロップアイテムは出てくるのかな?(・・?))
そんな事を思っていると、
鳥獣人「ふふっ、恐ろしさで声も出ないのか?」
「えっ?」
鳥獣人「その魔物をどうにかして欲しくば、お前が言った“神獣様“への失礼な言動の数々を撤回し、詫びて許しをこえっ!そうすればこの結界も魔物もなくして解放してやろうっ!」
「いや、その必要はないよ。“ライトニングスピアー“」
ビュッ!!バチンッ!!「フゴッ!?・・・」 ドサッ・・・シュワァ~・・・・
「「「「「えっ!?」」」」」
「あれ?ドロップしない・・・残念・・・」
「「「「「えぇ~~~!!??」」」」」
僕が黙って“オーク“を観察していると、襲撃者の鳥獣人が僕がこの“オーク“にビビっていると勘違いして、またもや発言の撤回を求めて脅してきたが、僕は得意の雷魔法一発で、“オーク“を撃破、でも、この“豚トロオーク“の有名なドロップ品の“極上オーク肉“が出なかった事にしょんぼりしていると、襲撃者達や魔物が出てきて怖がっていた観客達、周囲を包囲している帝国の兵士や騎士達がとても驚いていた。その反対に、一緒にいるソル達やデューキス家の騎士団の騎士達は、さもありなんと言った様子で冷静にこの光景を見ていた・・・
鳥獣人「・・・っ、一撃の魔法で・・・くっ!・・・噂通り、“魔法が得意“と言うのは本当だったかっ・・・だがっ!これならどうだっ!!やれっ!!」
人族リーダー「おうよ!」
ヴォンッ!!!! 「「「「「っ!!!!??」」」」」 「「「「「うわぁっ!!」」」」」
僕のリアクションに納得のいかなかった鳥獣人の彼は、再び魔道具の操作盤を持った人族のリーダに指示を出した。すると、次はありとあやゆる種類の魔物が一気に転送されてきて、舞台の結界内は魔物だらけになった。
「おぉ、意外と一気に転送できるんだね・・・てか、狭っ」
鳥獣人「はははははっ!!流石にこの数の魔物をお前達で倒せないだろう!?それにこれだけだと思うなよっ!!次だっ!!」
人族リーダー「はいよっと」
ヴォンッ!!!! 「「「「「何っ!?」」」」」 「「「「「退避ーーーっ!!」」」」」 「「出入り口を守れーーーっ!!」」 「「「「「キャァーーーッ!!」」」」」
たくさん出てきた魔物達のせいで、舞台上が少々狭くなったため、僕達は必然的に一塊になって非戦闘員の2人を真ん中に、戦える人達でその周囲を囲み、戦闘体制に入ると、鳥獣人は僕達を嘲笑いながら更に、魔物を出す指示を出した、その指示に従った人族リーダーは手筈通りといった感じで、先程は少し違う動きで魔道具の操作盤をいじると、次は舞台上の結界内ではなく舞台の外、自分達や警戒体制の帝国兵や騎士達がいるグラウンドに、先程より多い数の魔物達を転送させてきた。
その魔物達の数に観客達は恐慌状態に入り、兵達からその場に止まるようを呼びかけられているにも関わらず、生死する兵達を押し退け我先に逃げ出そうとする人達が続出、貴族席はまだマシだが、一般観客席は混乱の渦に陥り、怪我人も出ているようだった。それとは対照的にグラウンド内にいる帝国兵や騎士達は驚きつつも瞬時に観客席にも通じる、複数の出入り口に集まり守備体制に入った。
「・・・中と外で軽く、200以上はいるな・・・」ボソッ
鳥獣人「ふふふっ、どうだ?その結界内の人数だけで、その魔物達を排除できたとしても、その間に外の魔物達が罪もない人間達を次々襲い、殺していくだろう!これが、非力なお前が軽率な発言をした代償となる、お前はその中から我らを侮辱した事を後悔するといい!!」
「“神獣様“をバカにした報いだ!」 「その中で親しい人間が魔物に食われる様を見てるといい」 「魔法しか使えない貴様はいつか魔力が尽きて、魔物達の餌食になるのがオチだな!」 「あんな、ひょろひょろなお坊ちゃんじゃ数分持たないんじゃねぇか?」 「それまでに反省できるといいな」 「可哀想になぁ、まぁ、これも仕事なんでな、恨んでくれるなよ?」 「ふんっ!自業自得だ!」 「勿体ねぇなぁ、綺麗な顔してるのに・・・」 「本当に男にしておくの勿体ねぇよなぁ?」 「殺す前にお相手願いたかったぜ!」
そう言って、鳥獣人やその他の襲撃者達は、自分達を守るために展開させている結界魔道具の結界の中で高笑いしたり、嘲笑ったり、いやらしい顔でニヤついたりしてくる。
ピキッ・・・
「うわぁ、ウザキモイ、「「「「えっ?」」」」・・・というか、誰がひょろひょろの非力坊ちゃんだ!!」 ブゥワッ!!!
バリンッ!!! ダンッ!!!! 「「「「「っ!!!???」」」」」 「「「「わっ!!??」」」」
ソル達「「「「あぁ・・・」」」」
襲撃者達からの体格に関してのあまりの言われように(帝都に来るまでの間、女装させられた一件で結構気にしている)、いつも寛大な僕も(そうでもない)、流石にちょっとキレてしまった。そんな怒りの文句と共に魔力を膨らませ、舞台上に貼られた結界を易々と割った、それと同時に、舞台上にひしめき合っていた魔物もほとんど吹き飛ばし、闘技場のグランドを囲うように貼られた結界の壁に勢いよくぶつかった、すると“ダンジョン産“の魔物達は次々消えていき、その他の野生の魔物は壁に張り付いたかと思うと力なく地面にずり落ちていった。
その衝撃で逃げ惑っていた観客達は驚きで動きを止め、何が起こったか分からずに困惑し、恐る恐るこちらに視線を向けてくるが、近くにいた元人質4人はいつもの穏やかな僕しか知らないので、青天の霹靂かと言うような驚きの表情で僕を見てくる。そして、僕の素も知ってるソル達は“これは止めれない“と言った、少しため息の混じった諦めの声が漏れた。
襲撃者達「「「「「なっ!?」」」」」 「何だ今の!!??」 「ま、魔力だけであの結界を破ったのか!?」 「そんなことあり得ない!!上級魔法にも耐え得る結界だぞ!?」 「な、なんて事ない、魔力が多いだけじゃないか!?」 「い、いや、何か仕掛けがあるんだ!強力な魔道具で結界を壊したんだろう!?じゃないと、説明がつかない!!」 「そ、そうだな!じゃなきゃあんなヒョロガキが結界を壊すことなんてできないよな!?」
「ヒョロガキ・・・ソル、彼女達を安全な場所へと誘導、それが完了次第、闘技場内の雑魚魔物の掃討に参加して、僕は大物を片付けるよ・・・彼らに僕を侮った事を後悔させてあげなきゃね、ふふっ」
ソル「了解です。・・・アトリー様、ほどほどでお願いしますね?」
「・・・分かった、ほどほどね、ほどほど・・・」
皆んな「「「「「・・・・・」」」」」(((((怪しいなぁ・・・)))))
再び、体格のことで貶された僕は“ぐぬぬぬぬっ“と、怒りを溜め込みながらこめかみをピクピクさせ、ソルに指示を出すが、彼らの言動と僕の様子を見たソルからはあまりやり過ぎるなと釘を刺されてしまった。一応、僕はその要望を聞き入れる気はあったが、僕の返事を聞いた皆んなは僕を疑いの眼差しで見ている、僕はその視線を感じたが視線を逸らし気のせいだろうと言うことにしておいた・・・
そして、元人質の彼女達の安全確保のためにソル達の動く準備が整うまで、僕は襲撃者達の気を逸らすことにした。
「ふふっ、君達、さっきからよく僕のことをいろいろ言ってくれているようだけど、そうしないと、自分達の優位性が得られないから無意識に人を貶しているのかな?」
獅子獣人「何っ!?事実だろうが!!人族の王家の血を引いた貴族なんぞ、魔力量だけでふんぞりかえるしか脳がないと言うのは有名な話だ!!我ら獣人のように日々鍛えられた肉体など持ち合わせてはおらんだろうが!!」
熊獣人「そうだ!お前なんぞ、魔法が無ければ、すぐにそこにいるゴブリンにでさえ負けて死ぬのが目に見えているだろう!!」
鳥獣人「皆そう言うな、あいつは見栄のために冒険者として活動していると言いふれ回るぐらいしないと、自分が侮られると思い込むほどのひ弱な存在なのだ、そんなひ弱な人族をそう責めてやるものではないさ」
プチッ・・・(ほほぅ、そうか、そうか、僕がひ弱な人族ね・・・)
「・・・さて、どこから聞いた話なのかな?どうも貴方達はおかしな噂を信じているようですね?・・・うん、そうだ!今から、僕と貴方達で賭けをしませんか?このひ弱な僕が素手でここにいる“Cランク“以上の魔物を倒せたなら、君達の主張する“聖獣“に関する妄言を撤回する、逆に僕が魔物を倒せなかったら、僕が今までにした発言を撤回する、ってのはどうです?」
「「「「「え?・・・」」」」」 「「「「「はっ?・・・」」」」」
獣人達「「「「「はぁ!?」」」」」 「何言ってるんだ!?そんなの無理だろ!?」 「妄言だと!?」 「そんな条件で賭けが成立するものか!」 「ふざけるのも大概にしろよ!!」
(おぉ、おぉ、やっぱり反発するねぇ、で?どうする気だろうか?)
観客達「流石に無理だろ?・・・」 「大丈夫なのかしら・・・」 「でも、冒険者をやっているのは本当だし、実力も本当なんじゃ・・・」 ザワザワッ 「何言ってるんだ?あのお方はかなりの実力を持っているって言うのは向こうじゃ有名な話だぜ?」 「え、だが、あいつらが言ってたじゃないか、見栄のためだって・・・」 ザワザワッ 「いやいや、この状況でいくら見栄のためにあんなこと言わねぇだろ」 「そうだよ。噂じゃ、あのお方素手の方が強いとかって聞いたことあるぞ?」 「いや俺は剣の方が強いって聞いた」 ザワザワッ
(ん?そんな噂が広まってんの?・・・あれ?でも、獣人達が聞いた噂って、本当にどこから来てるんだ?この帝国内でこれだけ色々な噂が広がってるのに、彼らの聞いている噂はあまりにも偏りすぎているな・・・ただ、自分達に都合のいい噂しか頭にいれてないと言うことか?それにしてはその噂を信じすぎているような・・・)
ソル達が元人質達を移動するために、周囲で行われている魔物との戦闘と自分達の戦闘のタイミングを見ている間に、ちょっと嫌味の混じった言葉をかけたら、思った以上に酷い言葉の数々が返ってことで、我慢の限界が来た僕は、完全にブチギレ、怒りのままに彼らに賭けを持ちかけた。その提案に獣人達は案の定、反発してくるが、観客達はヒソヒソと僕に関して心配したり、噂話の真意を議論したりと話をしている。
他にも周囲で魔物と戦っている帝国兵達は観客達と似たような反応をしているが、うちの騎士達はソルに向けての僕の指示が聞こえたのか、グラウンドの出入り口から、僕達までの間にいる魔物達の排除をし出していた。
そして、いつもならこんな軽率なことはしない僕を、襲ってくる魔物達を倒しながらソル達が心配そうに見ているが、この時、観客達の僕に関しての噂が耳に入って、またわずかな違和感を襲撃者達の中にいる獣人達に感じた僕は、少し冷静になり、目の前にいる獣人達の様子をじっと見ていた。すると、
鳥獣人「まぁまぁ、皆、落ち着け、よく考えてみろ、あいつが自ら自分の命を投げ出そうとするのに止める必要はないだろう?ならばその賭けに乗って、あいつが死んだ後の言質をとっとくのもいいじゃないか、後にこう言えるじゃないか、我らが正しかった、と、な?」
狼獣人「ぬっ、確かに、それならアイツが死んでもアイツが言うことは嘘だったと全ての者に言うことができるな!」
獅子獣人「まぁ、その言質は有効だ、ならば賭けに反対する必要はないな」
鳥獣人「では、この賭けに乗ると言うことで・・・“神々の愛し子“、聞いていたな?そちらからの賭けの提案に乗ってやろう!約束を違えることは許さんからな!」
(なんだ?あの鳥獣人、あれだけ言ってくるくせに僕のやりたい事に同調してくるのは気味が悪いな・・・)
鳥獣人の男が反発する彼らを宥め、賭けに乗るように説得したことで、襲撃者側の混乱は治ったが、僕は彼のこの行動に不信感を持った・・・
(まぁ、今はそれより、ここに出てきた魔物達の処理のほうが先だ・・・)
「分かりました、では、準備してそれから賭けを開始しましょう」
鳥獣人「いいだろう」
そうして、僕の賭けの提案に乗ってきた獣人達にニッコリ笑顔で答え、自分の服をひらひらと揺らし、着替えの準備をしたいと表現しながら、開始時間を提案すると、向こうは快く快諾してくれた。
「じゃ、まずは着替えますか、・・・ソル達はその隙に移動するように「「「「はい・・・」」」」、では、行くよ、“神器召喚・祭事服“からの、“神器解放・戦闘服モード“」
ソル達と軽く打ち合わせして、久しぶりの“神器召喚“と同時の“神器解放“で闘技場内は眩い光に包まれた。この時から、また歴史に残る出来事が始まった・・・
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