間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第6章 少年期〜青年期 学園6学年編

6話 2年間の変化


 その後、少し遅めの昼休みが終わり、それぞれの午後の授業を終えた後にまた皆んなで集まって、担任の教員にさっきの提案を相談することになった。

・・・そして、その日の放課後・・・・

 再び集まった僕達プラス、イネオスの婚約者になった伯爵家のご令嬢、“リリアナ・ノービレ・デジール嬢“、15歳、2年前の“国際武闘大会“の時にイネオスからお付き合いを申し込んで、その後、見事、婚約関係になった優しく大人しい控えめの性格で、外見も少しおっとりした印象の可憐なご令嬢って感じだ。
 でも、外見に反し実は芯が強く、イネオスと交際当初は僕達とはクラスが別で、Cクラスだったのに、イネオスとともに過ごしたい、と言う思いから、次の学年になるまでの間、苦手だった魔法や武術の授業も頑張って受け、座学も今まで以上に熱心に勉強して、新学年と同時にAクラス入りしてきた努力家でもある。
 いつもなら昼食も一緒にとる仲なのだが、今日は選択教科の兼ね合いで、たまたま一緒にお昼ご飯をとる事ができなかった、なので、放課後に合流する形になっていたのだった。

「リリ嬢、今日は“武術“の授業は試合形式の授業だったんだって?最近の受講生の実力はどんな感じだった?」

リリ嬢「あ、はい、今日は・・・・・」

 と、互いの授業内容などたわいの無い会話をしつつ、学園の中央にある教員棟に向かいながら廊下を歩いていると、今日の昼食時にあった、“学園祭“の催し物の話に話題が切り替わり、リリ嬢も事前にイネオスからその話をきいて、僕の案に賛同していることを話してくれた。今はこうして、仲良くお喋りできているが、以前は僕を気にして、静かに話を聞いているだけの大人しい子だったのだが、ある出来事がきっかけで、僕達の会話にも入ってきてくれる様になったのだ。

 以前のリリ嬢は典型的な貴族のご令嬢って感じで、親の言うことは何でも聞いて、淑女らしく、大人しく、貞淑であれと、他所では男性を立てるように常々言われてきた、女の子だったけど、そんな大人しい彼女を僕と仲がいいイネオスが見初め、告白したことで、家族の中でも1番大人しく手のかからない子として放置気味にしていた、彼女のご両親や兄弟達が、僕との縁を求め、彼女に無理難題を押し付ける様になったとか・・・
 その事で重圧を感じ、日に日に元気が無くなっていく彼女の状態に気づいたイネオスが、“嫌なことは嫌だと言って良い、君はご両親の道具では無いのだから“と彼女を励ましたことで、その後、紆余曲折あって、彼女は自信に満ち自分の意志をしっかりもった素敵な女性へと成長し、今ではご家族の要求をことごとく跳ね除け、ご両親が何か企んでそうな時は事前に僕に報告し、その上で、ご両親の思惑を次々潰して行くといった貴族的手腕まで見せる様になった・・・

 そして、現在、学園卒業後、イネオスがベイサンやへティ達と冒険者になって独立すると聞いて、自分もそれについて行くといって、学園の選択授業で武術と魔法の実技の授業を率先して受けている最中だ。

(リリ嬢も賛成してくれてよかった♪・・・しかし、リリ嬢、ここ2年ほどで生徒同士の模擬戦で男子学生に勝てる様になったんなら、なかなかの成長具合だね、これなら冒険者としてイネオス達のサポートもできるかな?でも、その前にもうちょっと少ない体力や魔力を強化させたるために、イネオス達の訓練のカリキュラムに参加させてみるか?1番重要なイネオス達との連携の訓練にもなるだろうし、強くなろうとする意欲も十分あるから大丈夫だろう(*´Д`*)・・・)

 ここ最近の彼女の武術の成長具合を聞いて僕はそろそろ彼女も冒険者登録して、イネオス達のパーティーメンバーに入れても良いんじゃ無いかと思ったのだが、その前にもう少し足りないものを補うために、ある提案をする事にした・・・

「そう言えば、イネオス、そろそろリリ嬢を君の家での訓練に参加させても良いんじゃない?」

イネオス達「「「!!」」」

リリ嬢「えっ!?」

イネオス「・・・宜しいのですか?」

 これまで、学園の授業だけで戦闘技術を学んできたリリ嬢に、僕が編み出してきた訓練法を今も実践してきているイネオス達の家での合同訓練に、リリ嬢を参加させてはどうか?と、提案してみると、イネオス達は驚きの表情で僕を見てきた。それもそのはず、僕が考案した訓練法はデューキス家と、王家、ロシュ君にイネオス達の家とマルキシオス家の家族以外では、門外不出の訓練法として秘匿されているものだからだ。その事を良く理解しているイネオスが、真剣な表情で念押しのように確認をとってくる・・・

「うん、リリ嬢なら大丈夫だと思うよ?」

ソル「アトリー様はリリ嬢を信用なさっておいでなんですね?」

「・・・そうだね。リリ嬢は重要な情報の大事さは重々承知だろうから、そう簡単に情報を漏洩したりしないさ、だからね、リリ嬢、イネオスの家で見聞きした事は基本的に口外無用だよ?いいね?」

リリ嬢「っ!!ゴクッ・・・、はい、心得ております。デューキス様・・・」

 イネオスの確認に僕は軽い感じで返事をしたが、ソルは僕から許可を出したちゃんとした理由を聞きたかったのか、暗にリリ嬢が本当に信用に足る人物なのか?と聞いてくるので、僕達の1番後ろを歩いているリリ嬢の方をわざわざ振り返って、目を合わせながら今度は真剣な声音で彼女の覚悟を試すように、口外無用だと言うと、リリ嬢は少し緊張した様子で、でも、しっかりとした覚悟を持って、真剣な表情で僕の目を見返し、そう返事をしてきた。
(まぁ、彼女は神の愛し子である僕の秘密の訓練法を外部に漏らしたとなれば、タダでは済まないってのはちゃんと理解しているだろうから、絶対に口外しないだろうね(*´ー`*)
 そして、この訓練法、特に魔力操作系の訓練は王家の人達が自分達で実践して、自分達がある程度実力がついたら徐々に小出しで騎士団や軍の信頼できる上層部に伝授して、そこからさらに口が硬くて性格がいい有能な部下にも伝授させて、密かに国の戦力アップに使ってるんだよねぇ( ̄▽ ̄)サフィアスおじ様のやり口はなんか腹黒いんだよなぁ・・・)

「うん、やっぱりリリ嬢は理解力が高くて嬉しいよ、君の覚悟もしっかり受け取った。・・・まぁ、情報が漏れて訓練の内容を知ったとしても、ちゃんとできるかはまた別の話だけど「ボソッ」・・・それより、リリ嬢をイネオスの家の訓練に誘った1番の理由はね、このまま、リリ嬢が学園の武術の授業を受けるだけでは、そのうち誰も相手にならなくなって、実力を伸ばす機会がなくなる事が予想されたからなんだ、そうなる前に僕がイネオス達に教えたやり方で訓練して、自分にあった個性のある戦闘技術を見つけて、更なる実力を付けられる伸び代を作った方が良い、そしたら後々の自分の強みを活かした成長に期待ができるだろう?それに、戦闘技術でけではなく、自分の趣味も見つけて見たり、皆んなと楽しく過ごせる時間を作ったって良いと思うし・・・ね?」

皆んな「「「「「・・・!!、はい♪」」」」」

 リリ嬢の覚悟を見て僕は彼女はちゃんと信頼できると再認識し、彼女に訓練の参加を勧めた理由をちゃんと説明した上で、これまでの努力を無駄にせず、さらに昇華させると同時に、頑張ってきた彼女に少しは息抜きができる機会も設けて欲しいと言う意味も言い含めると、イネオス達は互いに視線を交わし、仲良く返事をした。
 こうして、2年の月日をかけて、リリ嬢を僕達の新たな信頼できる仲間として受け入れる事ができ、より一層、絆が深まった僕達は、今現在、結界に阻まれて近づいて来れなくなっても、僕に一定距離で纏わり付いて来るご令嬢達の事など気にする事なく、和気藹々と目的地である教員棟に向かって歩き続けた。(あ、結界はジュール達が外部にはただ、くだらない会話をしている風の風景が映っている様にしている、“幻惑結界・ダズルヴェール“と普通の“物理結界・ドームバリア“と“遮音結界・サウンドリバッフ“を併用して使ってもらってるよ!!( ・∇・))

 そして、数分後、教員棟にある、6学年の担任教師達がいる“担教室“いわゆる、“職員室“の前に到着した。

 “6学年担教室“と書かれている扉をソルがノックすると、中から入室の許可の返事がきたので、全員で挨拶しなが扉を開けて中に入った。

ソル「お忙しい中失礼します。6学年の担任の先生は居られますでしょうか?」

?「居るわよ。何か用かしら?」

 ソルが中の先生達に向けて担任の先生の在室の確認を問うと、室内の右奥の窓際から、目的の担任教師の声で返事がきた。

ソル「あ、居られましたか、“ヘリオラ先生“・・・」

ヘリオラ先生「!、あら、珍しいですね?あなた達がここに来るなんて・・・それで?要件は何かしら?」

 そう言って、優雅に座っていたデスクから立ち上がり僕達の前に現れたのは・・・はい、皆さんもうすでにお分かりでしょうが、僕らの担任の先生は我が姉、“ヘリオラ・ノービレ・デューキス“20歳、です。

 現在、なぜこんな所にいるかと申しますと、2年前の夏に18歳で成人した、ヘリー姉様とライ兄様は、その前から婚約者などがおらずフリーだったこともあり、成人と同時に親の庇護下から出て、それぞれ何かしらの仕事を探し、家を出ていく予定だったらしいのですが、姉様達が学園を卒業する前から、学園長に教員にならないか?と打診されていたそうで、卒業してから成人するまでの間に教員免許を取得し、成人と同時に学園の教職に就いたのだった。

 ヘリー姉様は魔法の腕と人に教える事が上手な所を買われて、最初は高学年の魔法学の座学と実技を担当する教員として、仕事をする事になっていたらしいのだが、入ってすぐに割り振られた仕事が、何故かその時4年生だった僕のクラス、Aクラスの担任を任されたのだ、本来なら新人の教員が担任を任されるなんてことは異例なのだが、どうやら学園長はもともとそのつもりでヘリー姉様を教員として勧誘したらしい、その理由が、もともと僕達Aクラスの担任だった教員の出自が低く、Aクラスの生徒達のような王族や高位貴族達に指導をすると言う事がかなりプレッシャーで、前々から担任を代えて欲しいと泣き付かれていたそうだ、それで、出自が公爵家で人に教えるのも上手い、ヘリー姉様をAクラスの担任に据える事を思いついたとか・・・
 それに、1番のネックだったのが、神の愛し子である僕への扱いに困っていたのを身内なら何とかなるだろう、と言うその流れで、ヘリー姉様は僕の学年が上がると、必然的にそのまま姉様も担当する学年が上がり、同じAクラスを担当する事になって、そのままずっとヘリー姉様は僕達の担任の先生となったのだ。
 と、言う理由から、ヘリー姉様は高位貴族の肩書が必要な職についた為、公爵家の貴族籍から抜けることなく、今でも一緒のお屋敷で過ごしつつ学園でも一緒に過ごして2年の月日が経ちました。
 ヘリー姉様も今では担任教師としての仕事も板に付いてきて、魔法学でもいい先生をしている、最初は教員達や生徒達の間で色々と反感もあった様だけど、僕への態度も姉としての優しさを残しつつ、ダメなことはダメとしっかり指摘できることと、他に適任がいなかったこともあり、その内その反感の声も無くなっていったのだった・・・

 そして、ヘリー姉様の双子の兄弟の片割れであるライ兄様は?と言うと、これまたヘリー姉様と同じようにライ兄様は教員免許を取得し、武術の剣術専門の指導教員として、学園に就職しています。でも、この専門指導員は業務の日数が少ないため、決められた授業が無い日は暇になりがちなライ兄様は、冒険者ギルドで冒険者登録をして、依頼を受けて“一狩り“しに行ったり、たまに王城の騎士団や国軍の訓練に招待されて、技術指導員として活躍しているよ・・・

 *あと、姉様達はいまだに婚約しているお相手がいないから、まだまだ釣書がたくさん届いているんだけど、本人達はそれを全部跳ね除けている、どうやら、それぞれ気になる人が職場や活動先でいるそうで、相手が自分を意識するまでアピールしているそうです。(2人揃って同じ手口を使うとか、さすが双子なのか??(・・?))

 そんなこんなで、回想していると、ソルが今日の要件をサクサクっとヘリー姉様に説明して、ヘリー姉様が少し考えたそぶりを見せている・・・

ヘリー姉様「・・・そうねぇ、いい案だとは思うけど、私の一存で決められないから、学園長に話を通してみるわ、だから一旦この話は預かります。なので今日はもう帰りなさい、街に寄り道して帰ってもいいけど、最近変なアクセサリーを売っている出店があるらしいから、気をつけて帰るのよ?分かった?アトリー?」

 と、名指しで注意され、ちょっと不満な僕は「はい・・・」と答えるだけであった・・・。そんな僕を見て、いまだに子供扱いしてくるヘリー姉様はいつものように僕の頭をポンポンと撫でてきた。(ヘリー姉様もそれなりに身長が高いので頭撫では不可避なのだ・・・)

「・・・失礼します・・・」(むぅ、人前で頭を撫でるのはやめてもらいたいが、図体がデカくても、弟は弟と、言うことか・・・( ̄^ ̄))

 これまた少し不満そうな表情で踵を返し、そそくさと部屋から出ようとする僕を見てクスクス笑いながら、僕達に手を振り見送るヘリー姉様に僕はいつまで経っても弟は姉に勝てない生き物なんだなって再認識した僕であった・・・・


*この時、このやり取りを見ていた周囲の反応はただただ、微笑ましい姉弟のやり取りを見る視線であったのは言うまでもない、ただ、友人、特に男友達であるイネオス達からは、ちょっと同情の視線が来たのは仕方がないことだったりする・・・(この世の中には変わらない関係ってものもあるんだよっ!!( ゜д゜)そ、それに僕はヘリー姉様は嫌いじゃないし!!(゜Д゜)(ヤケクソ))
















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