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第6章 少年期〜青年期 学園6学年編
8話 “第二の・・・
僕達のやり取りを聞いて、すぐにイキってくる冒険者達に、僕は笑顔で最後に警告を出す。
「今すぐに謝罪し、ここから立ち去るのなら、痛い思いも捕まって処罰されることもないですよ?」
?3「はぁ?それはこっちの台詞だっつーのっ!!“この女男坊ちゃんがっ!!“」
ピキッ!(⌒-⌒)・・・スクッ!「・・・は?」(ロシュ君に謝罪する事もなく、僕に向かって“女男“って言ったな!!??( ゜д゜))
皆んな「「「「「『『『『『あーぁ・・・』』』』』」」」」」
ここ最近で、1番言ってはいけないワードが聞こえた僕の脳内で、カーンッ!!と戦闘開始のゴングが、今なった!!WWW
どうも僕です。今、かなりご立腹なんです。
(マジなんだコイツ!?親切に警告までしてやったのに、僕の事を“女男“って言いやがってっ!!どこをどう見て僕が女に見えんだよ!!最近やっとこれだけ身長が伸びて女の子に間違われなくなって来たのに!!何より!!突き飛ばされてよろめいたロシュ君に謝ることもしないで、僕に喧嘩売ってくるとかありえないんだが!!!?( ゜д゜))
夜月『アトリー、落ち着け、あいつは、さっきまで屈んでいたアトリーしか見えてなかったんだ。その証拠に、ほら、アトリーが立ち上がって今やっと、自分より背が高いのに気付いたぞ・・・』
最近、お年頃になって、精神もそれに引っ張られるように、外見や世間体を気にする様になった僕は、自分が男の子らしくなる努力をして来たこともあり、身長も伸びて、女の子にも間違われることも少なくなってきた、それなのに、僕の顔を見て女の子だろうと言って、わざと揶揄ってくる奴が少なからずいるのがどうしても我慢ならないと、思う様になったのだ・・・そんな、肉体年齢に精神が引っ張られ、友人を害された事と自分を侮辱した事で二重にご立腹の僕を、夜月がいつものように宥めてくる。
夜月『(最近、家族や友人だけではなく、自分の事でも怒れる様になったのはいい傾向だと言えるのだが、何故か性別の事で過敏に反応しているようで、少々心配だな・・・)』
天華『(そうですね、前世が女性という事もあって、今の男性と言う性別に馴染もうと必死になっているように見受けられますね・・・)』
夜月『(・・・確かに、・・・それに、アトリーは不思議と、男性特有の“アレ“が来てない事もあるからな、焦ってるのだろうな、その上で思春期特有の自分の性別を意識するという、成長の過程なのかもしれないな・・・)』
天華『(かもしれませんね・・・でも、アトリーはただの人ではなく、“現人神“になった影響もあるので、普通の人族としての成長が当てはまらないですからね、それもあって、最近は情緒が少々不安定なのかもしれませんね・・・)』
夜月『(まぁな、現在は身長などの成長が順調なだけに、そこに性的な成長が伴っておらず、ズレを感じて不安に思うのは理解できるのだが、こればかりは成人する前に“現人神“になった者がいないから、どうにも助言ができない・・・これは、私達としても慎重に経過を見てみないといけないな・・・)』
天華『(異変があればすぐに神々に連絡しないといけませんね)』
夜月『(そうだな、そうする他ないな・・・)』
と、言う事で、夜月と天華の間で、密かにアトリーのここ最近の不安定さの原因究明が第一重要事項となったのだった・・・
そして、立ち上がり圧のある笑顔を見せた僕に、喧嘩を売ってきた冒険者パーティーは少し怯んだ様に一歩後ろに下がった。
「貴方達、覚悟はいいですね?・・・では、捕縛開始」
ソル達「「「「「「はっ!」」」」」」 冒険者達「「「「「「はぁ!!?」」」」」」
相手が怯んだのを見逃さず、すぐさま捕縛体制に入っていたソル達に指示を出すと、ソル達も即座に反応し、冒険者達の捕縛を遂行した。
?3「くそっ!!離せっ!!こんな事していいと思ってんのか!!?」
?4「そ、そうよっ!それに!私達何もしてないじゃない!!」
(何を言っとるんだ?コイツら・・・(*´ー`*)??)
男の冒険者達は咄嗟に剣を抜いたのにも関わらず、ソル、イネオス、ベイサンに素手であっさり負けて、後ろ手に縛り上られながらも文句をいい、女の冒険者達も剣や魔法でコチラに攻撃を加えようとして、これまたあっさり、へティ、リリ嬢、ロシュ君達が発動した捕縛魔法の速さに負けて、頭以外が蔦でぐるぐる巻きで罪を逃れようとしてくる。
?1「そうだぞ!俺達にこんなことして後悔するぞ!俺は“ボレアース剣聖国“の“第1位騎士爵家“当主の三男で“剣士資格2級“を持った貴族子息だ!コイツらだってそれなりの貴族階級の貴族子息子女だからな!そんな俺達にこんな事したんだ!衛兵隊が来ても、捕まるのはお前達だからな!!」
と、ソルに縄で腕を縛られてもなお、大見得を切りながら偉そうに言ってくるリーダーらしき男の言葉に、
(“ボレアース剣聖国“ねぇ、確か、はるか昔に“剣聖“と呼ばれるほどの騎士が、魔物が大量に生息する土地を切り開いて建国した国?だったかな?それで、この国では“剣聖“にならって、剣士や騎士など剣術を収めて、強い人が権力を持っているから、他国の貴族位では1番下とされる“騎士爵“が、その国では頭につく数字によっては“伯爵“より権力が上、とかって聞いたことがあるな?“公爵“や“侯爵“は建国時の“剣聖“を支えていた忠臣の家系だとかで、剣の腕が強いのは勿論だけど、長年の歴史で何度も“剣聖“の血をひく“剣王家“から姫を娶ったり、王子が婿入りしてたりとしてるから、“剣王家“のほぼ親戚扱いだったっけ?(・・?))
天華『そうですね。だから“第1位騎士爵家“と言った。彼の爵位はコチラに合わせるなら“伯爵“以上“侯爵“未満の権力を持っている。と、言うことでしょう・・・』
(・・・そうなるよね?でも、その後に言ってた“剣士資格2級“?って、何の意味があるんだろうか?(・・?))
天華『それは私も分かりません・・・』
(ありゃ、そうなのか、ま、聞いた感じでは、剣術道場の階級?に似てるんだけど、そんな感じかな?(*´Д`*))
天華『かも知れませんね?』
(てか、物理最強って考えなのかな?もしかして、“アナトリ王国“に次ぐ、“第二の脳筋国家“?)
天華『・・・“脳筋“って・・・でもまぁ、“剣術“だけっと言う考えならそうなのかも知れませんね??』
以前本で得た知識を思い出して、天華と会話していると、本には載ってなかった“剣士資格2級“と言う、資格の事は天華でも知らなかったようだ。そして、以前にも似た様な国を思い出し、互いに頭に?マークを乗せて首を傾げていた。すると、
?2「そうだ!不敬罪に当たるぞ!!それにその奥のお前は偉そうに他のやつらに指示を出しただけとは、やはり男だとしても女々しいんじゃないか!?」
「違いない!!」 「ひ弱そうだもんな!!」 「顔はいいけどぉー、男ならやっぱり剣の腕がないとねぇー」 「その点、あの子の隣の子は良いガタイしてるわ~」
ワハハハハッ!!と、貶すような発言をしながら嘲笑う、“自称・ボレアースの貴族子息子女達“、そんな賑やかな彼らとは反対に、ソルやイネオス達や、周囲でこの騒動を見ていた周囲の人達は、彼らの発言を聞いて、険しい表情で睨んでいたり、呆れたり、ドン引きしていたり、信じられないものを見ている様な表情をしている、そんな中、僕について来ていた女生徒達は、心底バカを見る目でヒソヒソと会話をしていた。
「この方々、頭が緩いにも程があると思いますわ。自分が喧嘩を売った相手が誰かまだ分かってないなんて・・・」 ヒソヒソッ
「この国に、この方がいるのを知らずに来るなんてことありますの?」 ヒソヒソッ
「いや、ないでしょう?普通の貴族のご家庭に生まれていらしたなら、この国に来る前に王都に学園があって、今、在学しているこの方の存在を教えられて注意されますわよ」 ヒソヒソッ
「そうですわよね?私だって、その事は両親から言われて来ましたもの・・・」 ヒソヒソッ
「あ、でも、“ボレアース剣聖国“の方でしたら、お聞きしてても、忘れている可能性はありますわ!」 ヒソヒソッ
「そうですわね。なんたって、あそこのお国柄、剣以外に興味がない方達ばかりですし・・・」 ヒソヒソッ
(辛辣やなぁ・・・( ̄▽ ̄)それにしても、聞いた限り、やっぱり“脳筋国家“なのかぁ)
と、なかなか辛辣な事を言っている彼女達の会話に、僕は内心苦笑いしながら、今にも縄で縛られている彼らに飛びかかりそうな、ソル達を手で静止を促し、彼らに近づいていく。
「“不敬罪“に“ひ弱“ねぇ、コチラからしてみれば残念ながら全て的外れな指摘ばかりで、笑いすら起きない、呆れるしかないって感じだよ。貴方達は訪れる国の内情をもっと勉強してくるべきだったね・・・」
バキッ!!と、音を立てて壊れたのは、彼らが応戦するときに使った剣、落ちていたそれを彼らの前で拾って、軽く力を入れて笑顔で壊したのは、僕・・・
“自称・ボレアースの貴族子息子女達“「「「「「「なっ!!??」」」」」」
「あ、一応、言っておくけど、身体強化のスキルや魔法は一切使ってないからね?この力は僕自身の身体能力だ。だから、僕は貴方達の捕縛に参加しなかったんだよ?怒りでうっかり骨を握りつぶすかも知れないから、僕が何もしないのは優しさからって事、勘違いはしちゃダメだよ?」ニッコリッ
“自称・ボレアースの貴族子息子女達“「「「「「「ひぃっ!!」」」」」」
簡単に破壊された剣を見て驚く彼らに、笑顔を深めてそう説明してあげると、彼らはすぐに顔色を青くして身を寄せ合った。
そう言うやりとりをしている内に、この騒動を見ていた誰かが呼んだ衛兵隊の人達が駆けつけた。
衛兵隊長「コチラで騒ぎを起こしている者がいるとの通報で来ましたが・・・」
ソル「ご苦労様です。騒ぎを起こした方々はコチラです」
と、ソルが駆けつけてきた衛兵隊の人達の隊長格の人に向かって、そう説明しながら地面に転がっている、“自称・ボレアースの貴族子息子女達“を指差した。
衛兵隊長「あ、ご協力ありがとうございます!コイツらを詰め所まで連れて行け!」
?1「ま、待てよっ!こっちは被害者だぞ!!それに俺は“ボレアース剣聖国“の貴族子息だ!!そこのお前!!むしろ、そいつらを“不敬罪“で捕まえろ!!」
ソルが指差した先にいた彼らの姿を見た衛兵隊長が、すぐに状況を察して、僕達にお礼を言って、引き連れてきた部下の衛兵隊員に指示出した。だが、そこで、諦め悪く自分の身分を主張し、反対に僕達を捕まえろと言い出す、“自称・ボレアースの貴族子息子女達“。
衛兵隊長「・・・ふむ、では、あなた方の身分を証明できる物はございますか?」
?1「なっ!貴様!!俺の身分を疑うのか!!?」
衛兵隊長「いや、衛兵隊として普通の手順でありますから・・・」
女性隊員「隊長、あちらに・・・」ひそっ
衛兵隊長「ん?何だ?・・・っ!?あの方は!っ!総員、さっさとコイツらを詰め所の牢まで連れて行け!!」
隊員達「「「「「はっ!!!」」」」」 “自称・ボレアースの貴族子息子女達“「「「「「「何っ!?」」」」」」
騒ぐ彼らに通常通りの手順で、身分証の開示を求めた衛兵隊長に偉そうに突っかかる、“自称・ボレアースの貴族子息子女達“、そんな彼らに呆れた様子を見せていた隊長に、後ろから見覚えのあるスラッとした体型に活発そうなスポーツ系で赤茶髪の女性隊員が耳打ちしている、どうやら、僕がここにいることにいち早く気づいたようで、隊長も耳打ちされてすぐに僕の事に気づき、もう、彼らの身分証の確認などもはや意味をなさないと理解し、サクサクッと、まだ“「自分達は無実だ!」“、“「俺の言う事を聞け!!」“、などと言って騒ぐ“自称・ボレアースの貴族子息子女達“を、無理やり立ち上がらせて連行していく衛兵隊長達。
最後の方は隊長と見覚えのある女性隊員が恭しく一礼して、その場から消えると、スィーツ店の前は通常通りの賑わいを取り戻したのだった・・・
(いやー、理解の早い隊長さんでよかったねぇ~・・・それにしても、あの女性隊員さん、前に家に来たような・・・ん?もしかして、あの人がライ兄様の想い人じゃないか!?Σ('◉⌓◉’))
と、思わぬところで兄の想い人と会って驚いていると、お店から店員さんが出てきて、席が空いたと言って中に案内された、その際にさっきの件で何故か感謝の言葉を言われて、何の事だろうか?と話を聞くと、どうやら、ここ数日、近所で似たような事が多発していて、いつ自分の店に来るかと不安になっていたところに、今日、ついに来てしまったと怯えている内に僕達が騒動を起こした彼らを捕まえてくれたから、とても助かった、と言う事らしい・・・
「あの人達、他でもあんな事をやらかしてたんだなぁ・・・まぁ、その内捕まってただろうけど、今回ばかりは早めに解決できてよかったってことかな?」
ソル「そうですね。迷惑行為をする方にはちゃんと罪を償ってもらいたいところですね」
そんな、雑談をしながらメニューを見ている頃、連行されて行った“自称・ボレアースの貴族子息子女達“は・・・・
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