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第3章 少年期 学園編
52話 交渉 父:アイオラト 視点
しおりを挟む父: アイオラト 視点
今 現在、私は王城にて“ズューウス王国“がしでかした“勇者召喚“で、この世界に訪れた“勇者候補達“をこの国で保護するため、ズューウス王国の使者との交渉会議を行っている。
?「ですから、こちらとしては“勇者様方“のご希望である、アメトリン・ノブル・デューキス様とのご面会を叶えて頂きたいのです」
今、目の前で意味のわからない要望を出して来たのが、我が国の要請でやっとズューウス王国から派遣されて来た交渉役の大使なのだが・・・
「それは出来ませんと、先程から何度も言っているではないですか」
交渉役「何故ですか?“勇者様方“のご要望はどの事柄より最優先されるのがこの大陸の共通司法ではないのですか?貴国はその共通司法を無視なさるんですか?」
「その共通司法を最初に無視なさったのはそちらの方ではないですか、それを棚上げなさってコチラばかりに要望を突き付けられては困ります、そもそも何故まだ10歳になったばかりの子供にお会いになりたいのか、その理由も明確にして頂いてないのに可愛い我が子を他国に出す事などしません」
と、交渉1日目からこの様なやり取りを何度も繰り返している。
交渉役「ですから、それは“勇者様方“がお会いになりたいと・・・「それです」・・は?何ですか?」
(分かっていた事だが、こんな あけすけにアトリーを国に招こうとするなどと思っても見なかったが、その理由が“勇者候補達“が会いたいと言ったとは、嘘ではない様だし、どう言う経緯なのか確認だけはしておかなければ・・・)
「ですから、“勇者候補達“はコチラに来てまだ1ヶ月ほどしか立っていないはずです、なのに何故隣国の一貴族である我が家の末息子をご存知なのですか?」
そう、まだ1ヶ月だ、なのにこの国にいるアトリーの事をそんなに気にするのだろうか?“勇者候補達“を言い訳にズューウス王国の上層部がアトリーを呼び寄せたいだけでは無いのか?と、勘繰っていると。
交渉役「そ、それはですね、コチラの世界を説明する際に、“勇者様方“が頂いている“神のご加護“についての説明の過程でですね、そちらのご子息を例えに出したところ、“勇者様方“が大変ご興味をお持ちになられまして、それで・・・」
(うん?コチラの世界を説明しただけで?アトリーの話題になるとはどうゆう事だ?・・・神の加護か・・・確かに今の時点で主神様の加護を持つのはアトリーと“勇者候補達“の4人だけなはず・・・興味を持ってもおかしくは無いが・・・意図的に会いたくなるように誘導された可能性もあるか?)
「ほう、そうですか、“勇者候補達“がそんなにご興味を持つような例え話ですか・・・、そこまでご興味があるのでしたら我が国にお越し頂ければ面会はできますのに惜しい限りですね」
(少し、揺さぶってみるか・・・)
交渉役「それは、どうしても、ご子息が我が国にお越しになる事はないと?」
「えぇ、そう言う事です、あの子自身が納得して行くと言わないかぎり」
(これで釣れるのなら儲けもだが・・・)
交渉役「!、では、私の方から直接ご子息にお話をさせて頂けませんか?」
「直接説得したいと?」
交渉役「はい!私が直接ご子息様の意思を確認させて頂けたら、良い お返事が頂けなくても私としても上層部の方に面目が立つと思うのです!」
(釣れた・・・、しかし、この交渉役、単純すぎないか?罠か?)
「ふむ、良いでしょう、貴方に貴方に会うか会わないかも決めるのはあの子ですからね、一応は本人に聞いてみますが、あまり期待しないで下さい」
交渉役「はいっ、それでも構いませんのでよろしくお願い致しますっ!」
そうして、今日の交渉会議は中断することになり、私はそのまま陛下の執務室に報告をあげる為に向かった。
・~~~~~・~~~~~・~~~~~・
王城内 陛下執務室
陛下の執務室に着き、入室した。
「陛下、本日の交渉の報告に参りました」
陛下「あぁ、ラトか、どうだった?少しでも進展はあったか?」
陛下の執務室には筆頭補佐官である実の弟のシベラスに、最近 宰相として活躍しているマルキース殿がいた。
「それがですね・・・・・」
先程のやり取りを詳細に話してみると・・・
マルキース殿「・・・・・はぁ、あの国は真剣に交渉する気はあるのでしょうか?」
陛下「確かにな・・・、そもそも今現在の自国の立場を理解できないでいるのはどうかしているな、各国からの抗議文は届いているはずだろう?」
シベラス「そうですね、今は我が国が代表して交渉を任されている状態ですが、本来なら この大陸の半数以上の国々から、非難と抗議で対応に追われている事になっている所ですよ?」
全員呆れた顔で交渉役の無能っぷりをこき下ろしていた。
「その事自体も理解しているのか怪しい交渉役でしたね、挨拶の後のまず一言目からアトリーの事から入りましたから・・・先が思いやられますよ、ですがよほど家の子に興味がある様ですよ“勇者候補達“は・・・」
シベラス「その様ですね、どのような話を吹き込まれたかは知りませんが、アトリーに興味を持っているのならそれを利用する事はできそうですね・・・、ですが兄上、今回の事アトリーに話すのですか?」
「そうだね、絶対に協力はさせないとしても今は決めかねている、あの子に話してしまうとあの子がその場で何とかしそうでね・・・」
陛下「あぁ、それはやりそうだ、簡単に解決しそうで怖いな・・・」
シベラス「確かに、やはり話すのはやめときましょう」
「あぁ、そうだね、あの子に余計な心配をかけたく無いからね」
マルキース殿「私はお会いした事はございませんが、皆様の仰り様からすると、そのように能力が高い方なのですか?まだ10歳になったばかりのお子様でしたよね?」
陛下「そうか、ロワヨテはアメトリンに会った事はなかったか、そうだな、まずあの子は賢い、大人の会話もちゃんと理解して話題の返答もできる子だ、そして何より魔法技術の高さと、剣術や体術を扱う戦闘能力の高さ、総合すると大人顔負けだろうな」
「実際、我が家の騎士達と実践的な訓練をしていても、そう簡単には負けなくなりましたね」
マルキース殿「なんと、それほど迄とは、この間の実技授業を観てみたかったですね」
シベラス「それに、新しい魔道具の開発などもしていますからね、それを駆使したりしてあの国から“勇者候補達“を連れて戻ってきそうです」
「そうだな、あの子が作り出す魔道具は利便性に優れた規格外の物が多いからね」
(それにこの間 領地の屋敷と王都の屋敷を、“時空間魔法”の“テレポート”を付与した魔道具で繋ごうとしてたからね、慌てて止めたけど・・・アレが完成したら色々と問題が出て来るし、陛下にバレたら呼び出される回数が増えそうだ・・・)
少し遠い目であの時の事を思い出していると・・・
マルキース殿「魔道具ですか・・・・、それはまた多才な才能をお持ちで・・・」
と、信じられないと、いった様子で呟いていた。
陛下「まぁ、その規格外の能力のせいで現在進行形で色々な所から狙われているのだ、本人は知ってか知らずか、襲撃されても返り討ちにしてしまっているがな」
「先日の冒険者活動の日にも他国の冒険者から絡まれてましたよ」
陛下「またか・・・、冒険者活動の日には必ずと言って良いほど絡まれてないか?それで?相手は?」
陛下はアトリーの絡まれている日時をしっかり把握しているようで、絡んできた相手の詳細を聞いてきた。
「今回はイエロザーパト聖教国から流れてきた冒険者の様でした、献身的なリトス教の信者の様でして、神の御使である聖獣様方を連れて歩いているのが気に食わなかった様です」
陛下「そうか、今度はイエロザーパト聖教国か、あそこは神に連なるものを過剰に敬い過ぎる者達が多いからな、それで、絡んできた相手にアメトリンはどうしたんだ?」
「アトリーは何もしていません聖獣様方が自らお相手なさった様です」
シベラス「あぁ、それは相手はさぞ嬉しかったでしょうね、敬愛する聖獣様方にお相手して頂けて・・・」
「あぁ、見事な放物線を描くぐらい喜んでいたそうだよ、ふふっ」
シベラス「それは良かったです、ふふっ」
「そうだね、ふふっ」
「「ふふっ」」と、兄弟で笑い合っていると、陛下とマルキース殿が引きっつった表情をしていた。
マルキース殿「ん、ん゛、コホンッ、ではすでにその者達は捕らえておいでなのですね?」
「えぇ、ちゃんと捕らえてすでに冒険者ギルド側に引き渡しています、今回はアトリーに手を出した訳では無いので公爵家としてはコレと言った処罰はしていません、アトリーへの接近禁止を通達したぐらいですかね?後は冒険者ギルドの方でどういった処罰が降るかは知りません、まぁ、聖獣様方に攻撃を加えられたのがあの様な者達には1番懲りたのでは無いですかね」
マルキース殿「そ、そうでしょうね・・・、ではすでに引渡済みならこれと言って何か意図があった訳ではなかったのですね?」
「そうですね、邪教には関係はしていないとは思いますが聖教国内での権力争いには関わっていそうですね」
マルキース殿「それは、面倒な事にならないと良いのですが・・・」
私の言葉で険しい表情で懸念を示すマルキース殿。
陛下「確かに、何処の国も権力闘争は面倒だな、要は聖獣様方を自分の派閥に取り込んで発言力を高めようって事か、良い迷惑だな」
「アトリーの方にも別の派閥から接触がありそうだと、影から報告が来ていますが、そちらは今の所 慎重にコチラの動向を探ってる様ですね、まぁ、アトリーに何かする前にコチラで手を打ちますので気にしないで下さいね?それより、聖教国と言えば例の“聖女“の件はどうなさるんです?陛下?」
ニッコリ笑って手出し無用を伝えると、それを見て陛下はこれ以上の追求しなかった、その時の陛下の顔は少し青ざめていた。
陛下「あ、あぁ、あの“聖女“か・・・、今は反省はしているようだが受け入れるにはまだ学力が足りなくてね、学力が追い付き次第 学園に途中入学させようかと思っているよ」
「そうですか・・・、彼女もある意味では被害者ですからね、でも今回の事をアトリーに逆恨みしていないか心配ですね」
陛下「今回は情状酌量の余地があったからコチラで保護する事ができたが、もし、何かしでかした場合はそれなりの処罰を下す事になるだろうな・・・、それは良いとして、ラト、結局あの交渉役にはどう対応するのだ?」
「あぁ、話が逸れましたね、あの交渉役には少し役に立ってもらおうと思いまして」
(上手く行けば、“勇者候補達“の保護が早まるはずだ・・・)
陛下「ほう?」
興味深そうな表情でコチラを見る陛下。
「詳細は後ほどお話しします、この計画をあまり知られたく無いので」
(この計画は知っている者が少ない方がいいからね、ここでは話せないし・・・・)
王家の影騎士達の存在を感じながら作り笑いで予防線を張る。
陛下「ふっ、良いだろう、ラトがそこまでして立てる計画なのなら今の所、細かい事は聞かん、だがしくじるなよ」
「えぇ、分かってます、では、今日はこれで帰らせて頂きますね」
と、執務内の全員に挨拶をしてその場を離れた。
・~~~~~・~~~~~・~~~~~・
王都の屋敷内
王城から帰宅し、溜まっていた書類に目を通して、少ししたあとアトリーの所在を聞いた。
カイル「アトリー様でしたら自室にて読書をなさっておいでです」
「そうか、今日はちゃんと休んでいた様だね」
カイル「えぇ、今日はソル君と一日中 庭園の方で仲良く読書をなさってましたよ」
「ふふっ、相変わらず仲がいいね、この間はちょっとソルが落ち込んでいた様だったが変わりなさそうで安心したよ」
カイル「そうですね、彼はどうやら“王家の影“の血が濃ゆいみたいですからね、守ると誓った相手があの様になってしまうと凄く落ち込みますからね」
「そうだね、でもアトリーはそこを何とかして前向きにさせた様で安心したよ」
カイル「アトリー様はソル君の事をお友達として扱っておいでですからね、それでまたアトリー様に何かご用事ですか?」
「いいや、アトリーでは無く聖獣様方にお聞きしたい事があってね、明日の“ズューウス王国“の交渉役との会議までに確認したいことがあるんだ」
カイル「そうでしたか、・・・・では今から聖獣様方にお越し頂けるか聞いてまいりましょうか?」
「うーん、アトリーが起きて一緒にいる間にお声を掛けるのは聖獣様方のご迷惑になるから今いいよ、そうだね今日の夜、アトリーが寝入った後にお声がけしてみよう」
そう決めて書類仕事をしつつカイルと今回の計画の話をしていると、数分後・・・
ガチャッ
と、前触れもなく扉が開き、誰かが入って来た。
「「⁉︎」」
カイル「っ!」
カイルが前に出て私を庇う、だが入ってきた方を見て警戒を解いた。
ヤヅキ様:『仕事中に失礼する』
「ヤヅキ様、どうなされました?」
ヤヅキ様:『アトリー達が本ばかり読んでいて暇になってな、お父君に用があったので散歩がてら来てみたのだ、それに何やらお父君も私達に用があるのだろう?』
「!、はい、私も、聖獣様方にお聞きしたい事がございました」
ヤヅキ様:『ふむ、“勇者候補達“の保護についてだな?』
「はい、今後の計画で“勇者候補達“を保護するに当たって確認をとっておきたい事がありまして」
ヤヅキ様:『ほう、何かな?』
「それがですね・・・・・・・・」
と、これからの計画を説明すると。
ヤヅキ様:『そうか、それで分かった、お父君、私がここに来た目的もその計画に関係がありそうだ、それがな・・・・・』
と、ヤヅキ様が説明と提案をしていくにつれ、その理由に驚愕、そして何より驚いたのは今回の計画が神々に後押しされることになり、成功が約束された様なものだった、話し終えたヤヅキ様に私達は畏敬の念を示し深くお辞儀をした。
「ヤヅキ様、今 ご提案のご説明頂いた、内容は今回の計画の成功率を飛躍的に向上させることができます、それが神々の要望であった事が何より嬉しく思います、聖獣様方と神々に最大の感謝を・・・」
ヤヅキ様:『・・・・・『コチラとしてはこの様な提案しかできないのは心苦しい限りなので、これくらいの手助けはさせて欲しい』と、神々は仰られている、そして『“勇者候補達“の保護の成功を祈っている』と、の事だ』
「!、ご期待に添えるよう万全に用意して事に挑みます、そして絶対に成功させますので見守って頂けると幸いです」
ヤヅキ様:『・・・『ちゃんと見守っています、頑張って』と、・・・』
「はい!」
再び深く頭を下げた、少しするとヤヅキ様が・・・
ヤヅキ様:『・・・・これで私の用事はすんだ・・・、私も今回の計画がうまくいく事を祈っている、では失礼する』
と、言い器用にドアノブに前足を掛け 扉を開けて退出していった、カイルが慌てて扉に向かうが開いた扉から廊下を見てみると、ヤヅキ様は振り返らず静かに歩いて行ったようだ、それを確認したカイルは静かに扉を閉め息をひとつ吐いた。
カイル「ふぅ、神々は私達にかなりご期待しておられる様ですね、これは失敗できませんよ、ラト・・・」
「あぁ、分かっている、必ず成功させる」
そして、今回の計画の為に必要な人員を選出し、すでに向こうに潜入させている影と連絡をとり“勇者候補達“の動向を逐一報告させて、後は最適な時期で計画を実行する、と、言うところまで手配した。
翌朝、今回の計画の要である“ズューウス王国の交渉役“にまた面会し、計画の為の下準備をする為の話し合いを申し込んだ、向こうから快く面会の了承を貰い昨日と同じ会議室で面会することに・・・
「さて、まずはこの話し合いを成功させますか・・・」
そうして、始まった計画は果たして成功するのか、成果が出たのはアトリーが長期の夏期休暇に入る前の事だった・・・・
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