間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

文字の大きさ
170 / 502
第3章 少年期 学園編

84話 神殿でご挨拶

しおりを挟む

 どうも僕です!!今、皆んなでガーデンパーティーをしてます!

 それは何故かと言うと、ダンジョンの探索が一通り済んだ後、地上に戻る前に試してみたい魔法を使用した事で、皆んなをダンジョンの入り口になっている、神殿に迎え入れる事ができたのです!

ソル「アトリー様、あの“結界魔法“はいつ作ったのですか?」

 僕の昼食を乗せた皿を持ってきたソルが不思議そうに聞いてきた。

「うん?アレはね、ダンジョンから戻る前に考えていた物を、ついさっき試しに作って見たんだ、そしたら意外と面倒でね、発動した後も調整のために発動した場所から動けなかったから、ジュールに皆んなを呼びに行ってもらったんだ」

ソル「そ、その場で、ですか・・・、また、突発的にそんな大事をやらかして・・・」

イネオス「まぁ、まぁ、そのおかげで僕達全員、ダンジョンに入る許可が出たんですから良いじゃないですか」

 僕のやらかす事にいつも心配して小言が増えるソルを、イナオスが宥める、今はマルキシオス家の使用人が用意したテーブルセットの1つに、ソルやイネオス達と一緒に昼食をとるために座っている、ソルは自分が座る前に僕の食事を用意すると言って、マルキシオス家の料理人が用意した料理を僕好みに皿に盛り、わざわざ配膳までしてくれていた。(今日は元々ビュッフェスタイルらしいが、各自の専属使用人達が、主人の好みで料理を盛って配膳しているので、あまり意味が無いビュッフェスタイルだ、イネオス達の料理の配膳はオーリーやカイン、マルキシオス家の使用人達が受け持っている)

ヘティ「それに、こんなに素敵な、お庭でお食事が取れるんですもの、良いじゃないですか、アトリー様は私達の為に新しい魔法を開発されたんですから」

ベイサン「そうだよ、ソル、来る途中も海の中がよく見えて綺麗だったじゃないか、今も、幻想的な風景が見れて素敵じゃなか」

 今は海の道を作った結界魔法は解除して、本来の海底の姿が周りを囲んでいる、その様子は前世で言う“海中レストラン“や、“水槽が周りを囲んだレストラン“のような、おしゃれで幻想的な雰囲気が漂ってとても綺麗だ。

ソル「それはそうなんですが…、アレが出て来た時は、すぐにアトリー様の魔法だと分かったんですが、その後アトリー様本人が戻って来られないから心配したんですよ…、それに、洋服が所々切れたり、血がついていたりしていましたから、何かあったのかと・・・」ジッ…

「ぎくっ!・・・・・いや、ただ、・・・思いっきり、楽しみたくて、“守護結界“を解いていただけです、はい・・・」

 ジト目で見てくるソルの視線に負けて、すぐに白状した僕。

ソル「!!、やっぱり!おかしいと思ったんですよ、アトリー様が怪我するなんて!有り得ませんから!なぜそんな危ない事をしたんですか!」

「だ、だって、アレがあると、面白くないんだもん・・・それに思いっきり、魔法を使ってみたかったし・・・」

ソル「また、そんな事を言って!ダンジョンの最初のフロアぐらいで、アトリー様が怪我をする事なんてそうそう無いのに!それで、血が付いてるって事は、また実証実験と称して、何やらかしたんですか!」

 (出た出た、おかんソル…、あぁ、でも、ソルにバレているって事は、父様、母様達にもバレているって事で、後で結局、問い詰められるんだろうなぁ)遠い目・・・

天華『自業自得なので、頑張ってくださいね』(グフッ…_:(´ཀ`」 ∠):)

 ソルに白状した事でクドクドと、お小言を貰いそうになってる所に、イネオス達が昼食前にそんな怒らなくても、と、とりなしてくれたおかげで、それ以上のお小言を貰わずに済んだ。

 その後、ソルからの物言いたげな視線を受けながら昼食を食べ終え、全員が神殿の入り口前に集まる、すると、父様達に扉を代表で開けるように言われてゆっくり扉を開いた。

 キィーッ…   ガッコーンッ

「「「「「おぉー…」」」」」

 開いた先には豪華な雰囲気の“転移結晶の間“が目に入り、初めて目にした皆んなが感嘆の声をあげていた。

「凄い、綺麗だわ…」「思ったより広いな…」「アレは“転移水晶“?聞いていたより大きいな…」「ダンジョンの中とは思えない…」

 と、さまざまな感想が飛び交う中、僕は先導するように中に入り礼拝堂のある扉に向かった。

「父様、ここのダンジョンが“嗜好の海底神殿“と名付けられた理由がこちらになります」

 ガチャッ キィーッ…   バタンッ

 そう言って、扉を開き礼拝堂の中を見せた。

「「「「「へ?」」」」」

(あ、案内が早すぎたかな?)

父様「ちょっ、ちょっと待って、アトリー、まず、先程も耳にしたが“しこうの海底神殿“とは、このダンジョンの名称であっているのかな?」

(あ!そこを説明するの忘れてた!!)

天華『アトリー、説明を省いては駄目ですよ?』

(あ、はい、ごめんなさいm(_ _)m)

「え、っと、そうです、天華達から教えて貰ったので間違い無いです、後、“しこう“とは趣味嗜好の嗜好と言う意味で、“嗜好の海底神殿“となります」

父様「“嗜好“ね、もしかして…」

「あ、そうです、“そう言う事“だと、聞きました」

(事前に僕へのプレゼントのダンジョンで、僕の好きな物もあると言われてはいたが、それが名称にまで反映されるとは思って見なかったんだろうね、その気持ちわかる~)

 最初、この名称が僕の“嗜好“に合わせてあるからだ、と聞いてメチャクチャ嬉しくて浮かれていたけど、後で少し冷静になって考えてみると、こんな名付け方で本当に良いんだろうかと考えてしまった僕、まぁ、でも説明されないと意味は誰にも分かんないから、気にするだけ無駄だと思い直して、そのまま紹介してしまった。

 そして、察しの良い父様に苦笑いしながら言うと。

父様「そうか…、いや…、分かったよ…、で、ここはその“海底神殿“の礼拝堂であっているのかな?」

 複雑な顔をして、話を進めた。

「はい、こちらには全ての神々が平等に祀られているので、全ての種族の方が来られても問題ないようになっていますね」

父様「凄いね、全ての神々が祀られているなんて、初めてみたよ…」

ニモス叔父様「私もだ…」

モンドお祖父様「私も見た事も聞いた事もないな…」

 父様達でも初めてと言うから、やはり、このような神殿は存在していないようだった。

「父様、神々にお礼の祈りを捧げても良いでしょうか?」

父様「あぁ、そうだね、このような場所を設けて頂いた事への感謝の祈りを捧げねばならないね」

 父様の賛同を得て、一旦全員が礼拝堂の中に入り神々に祈りを捧げる事になり、僕と両親は最前列の椅子に座り、いつものように両手を組み、心の中でティーナちゃんに語りかけた。

(ティーナちゃん、お礼を言いに来ました、ダンジョンは僕の好きな物がたくさんでとても楽しかったです!)

 そう、語り掛けると・・・


・~~~~~・~~~~~・~~~~~・


ティーナちゃん『そう言って貰えると作った甲斐があるわー♪』

 ドンッ ギュゥ~ッ!

「おっふ!」

 いつもの白い空間、神界の一角に来ると同時に、ティーナちゃんからダイレクトアタックをくらった。

「ティ、ティーナちゃん、ひ、久しぶりっ、元気してた?」

ティーナちゃん『してたわよ~♪アトリーちゃんも元気そうで安心したわ~、あ、でも、実験は程々にしないとダメよ?』

「あ、見られてたか…、でも気になったんだもの・・・心配かけてごめんなさい…」

 ダンジョンの中での検証実験を見られていたようで、嗜められてしまったが、自分の好奇心と気になったら、とことん追求しなくてはならないと言った性分が出てしまって、心配かけてしまったのは申し訳ないと思いつつ、しょんぼりと肩を落として謝った。

『『『『『ぐっ!』』』』』『『『か、可愛いっ!』』』『『撫でまわしたい!』』『とても、愛らしい子ですね♪』

「???、今、なんか聞こえた?」

 ティーナちゃんしかいないと思っていた空間に、複数の人の声がして不思議に思ってちゃんと周りを見てみると、見たことのない神々?がティーナちゃんの後ろに立っていた。

「え?ん?えっと、神様達?・・・あっ、初めまして、僕はアメトリンと言います、いつもティーナちゃんと仲良くさせてもらって、とてもお世話になってます」ペコリッ

『『『『『グフッ!』』』』』

『可愛い上に礼儀正しいだと⁉︎』『でしょでしょ?』ドヤァ『ふむ、ティーナが自慢するのも頷けるな!』『とても良い子ですねぇ』『良い子で可愛いなんて反則じゃない⁉︎持って帰りたいわ!持って帰って良い?』『ダメに決まってるでしょ!!』『礼儀正しのは良いことね、あの検証実験に熱心なのもとても良いわ』『この子の開発する魔道具は合理的で、利益を生み出しているから目が離せないね、それに可愛いし』

『アトリーちゃんが可愛いのは事実だけど!それより貴方達挨拶が先でしょう!』

 わちゃわちゃと、会話している様子はとても仲が良さそうで、つい、ほっこりして眺めてしまう、するとティーナちゃんが我に帰り他の神様達に挨拶を促した。

?1『じゃあ、私から…、初めまして、アメトリン君、私は“慈悲と豊穣を司る神のアナトフローラ“と言います、気軽にフローラと呼んで下さいね』ニコッ

「は、はい、よろしくお願いします、フローラ様」

 優しくおっとりと笑う、この女神様は、淡いパステルグリーンの長くウェーブした髪が足元まで達していて、ゆるくハーフアップしている髪の上には、綺麗な蔦の髪飾りをしている、そして優しげな垂れ目に泣きぼくろがあって、瞳の色は“ピンクトルマリン“のような綺麗なピンク色、体型は豊穣の神と言われるだけあって隠しきれない豊満な胸がとても特徴的で、母性溢れる優しい印象の女神様だ。

フローラ様『ふふっ、いつかはフローラちゃんって呼んで下さいね♪』ヨシヨシッ

 と、頭を撫でられた。

「あ、はい…」(デジャブ・・・)

?2『次は俺だな!俺は“武と戦いを司る神、オグマアレース“だ、アメトリン、君の従者は才能があるので、加護を与えたが、君も中々見所があるな、これからも精進すると良いことがあると思うぞ!あ、後、俺のことは好きに呼んでくれ!』

「あ、えっと、はい、頑張ります!オグマ様?」

 大きな声で話しかけて来た男神は、長身でがっしりとした体型に武具を品良く纏い、精悍でキリッとした容姿の神様、髪は発色の良い真っ赤な色で髪型はツーブロックにしてあり、上の髪の一部が肩につくほど長く、一つ結びで纏めて後ろに流してある、そして、少し吊り気味のぱっちりした目の中の瞳は“イエローサファイア“のように濃い黄色をしていて、快活で裏表のない性格が滲み出ている神様だ。

オグマ様『はははっ!そう畏まるな、まぁ、鍛錬に励めよ!』

 快活に笑いながらバシバシッと、肩を叩かれた。

「が、頑張ります…」(うっ、力強っ!)

?3『では、次は私が、初めまして、賢い子、私は“智と魔法を司るエンキネルウェ“、エンキネとでも呼んでくれ、それとアメトリン君、貴方の生み出す魔法はとても興味深く面白い、好きなだけ魔法を作り出して、この世界の魔法の発展に貢献しておくれ』

「は、はい!エンキネ様」

 流し目がちに話しかけてきたこの方は、すらっとしたスレンダーな体格の女神様で、知的で気品に溢れた雰囲気と容姿の女神様、髪は長いサラサラストレートの黒髪を、両サイドを残し綺麗に結い上げてあり、非常に色気のあるうなじをさらけ出してあった、その色気があって気品もある女神様の瞳は上質な、“サンタマリアアクアマリン“の様な澄んだブルーをしていて、知識に貪欲な輝きが宿っている目で僕を見ている。

エンキネ様『ふふっ、そう緊張しなくて良い、気楽に考えなさい』スルッ

 そう言って去り際に頬を撫でられた。

「は、い・・・」(色気!)

?4『では、次は私だね、初めまして、私は“富と商業を司る神、クベーラクトリ“、君が登録するレシピには光る物あって、いつも興味が尽きないよ、この世界により良い経済効果を与えてくれて有り難う、今後も期待しているよ、あ、名前は呼びにくいだろうからクベーラ、もしくはラクトリと呼んでくれ』

「どう、いたしまして?クベーラ様?」(経済効果とは?何の事だろうか?)

 一見軽い感じの印象で急にお礼言って期待をかけてきた神は、身長が高いすらっとした爽やかイケメンで、銀髪のショートヘヤを堅苦しくない七三分けの無造作ヘアにしていて、爽やかさを演出しているが眼鏡をかけた目は、高品質な“ベルデライト“の深く濃ゆい緑色で、全てのものを見定める鋭い視線を放っている、全体的に油断ならない交渉に長けた若手社長の様な雰囲気の神様だ。

クベーラ様『はははっ、あんまり分かって無さそうだね?まぁ、アメトリン君が暮らしやすさを追求していけば、自ずと経済が回るからあまり気にしなくていいよ♪』ポンポンッ

「は、はい?」(????)

 ポンポンッと、頭を軽く叩かれて、首を捻った僕を見て、まだ笑っていたクベーラ様は軽く手を振り後ろに下がった。

?5『ふふっ、不思議そうな顔も可愛い♪あ、次は私ね!初めまして、アメトリン君、私は“芸術と遊戯を司る女神のホルセケル“よ!ホルセって呼んでちょうだい♪私、貴方に1番会いたかったのよ!やっと会えたわ!貴方の歌う歌はとても異世界情緒に溢れていて新鮮で素敵なんですもの!その上こんなに可愛いなんてもっと素敵よ!』ギュッ! ナデナデッナデナデッ

「え、あ、はい、有り難う御座います?ホルセ様?」(なんか、メチャクチャ褒められた…)

 近寄ってきた思ったら急に抱きついて来て、僕の頭を撫で回しながら話す女神様は、緩いウェーブのかかった長い金髪を複数の編み込みをして、繊細な髪飾りが付いている髪を後ろに流し、甘い香りを漂わせながら覗き込んでくる目は大きくぱっちりしており、綺麗な“ロードライトガーネット“のような赤みのある濃い紫色の瞳をしている、明るく賑やかな印象の美人さんでずっと僕を褒めてくる。

ホルセ様『やぁーん♪照れてるぅ~可愛い♫やっぱり連れて帰っちゃダメぇ?』

「えぇ⁉︎」

ティーナちゃん『ダメですぅー‼︎』

ホルセ様『えぇ~~、けちぃ~!』

ティーナちゃん『ダメなものはダメですぅ~!!』

?6『早よせんかっ!』

ホルセ様『ぶぅ~っ、分かったわよぉ~、しょうがないわねぇ~、また今度ねぇ~、アメトリン君♪』スリスリッ

「あ、は、はい…」(良い匂いがした・・・)

 そう言って僕の頭に頬擦りして、名残惜しそうに離れて行った。

?6『全くもってっ、ふんっ、さて、最後は俺だな、初めましてだ、アメトリン君、俺は“技能と工芸を司る神、レゴンコシャル“と言う、おっさんだ、気軽にレゴンさんとでも呼んでくれ、お前さんが作る様々な魔道具は前世での知識の賜物か?』

「あ、はい、大体は・・・そう、ですね」(え、作っちゃダメなのがあったかな?)

 少し不機嫌そうに挨拶してきたイケオジな神様は、髪色が茶色で癖っ毛なのか少しボリュームがありアフロぽい、そんなに長くない髪を後頭部の高い位置でひとまとめにしてある、そして、ごつごつした手はまさに工芸の神らしく職人の鏡のような手をして、頑固な職人みたいな雰囲気の神様で、真剣に僕に質問してくる鋭く切れ長の目は、“レッドスピネル“のように深く濃ゆい赤だ。

レゴン様『ふむ、やはりそうか、中々独創的だが合理的でもある、この世界にはあまり無い考え方だ、よし!お前さん、いや、アメトリン!この調子でこの世界にない品をたくさん作り出してくれ!楽しみにしてるぞ!!ガッハハハッ!』

「は、はい⁉︎」(揺れる揺れる!)

 バシバシッと、両肩をゴツゴツして手で叩かれて、ぐわんぐわん揺れた僕は何だかいろんな神様から期待をかけられたな、とちょっと焦った。

ティーナちゃん『もう、叩き過ぎよレゴン!』バッ!ギュ!

「ぅお⁉︎」

 肩を叩かれていた僕を横から奪うように助けてくれたティーナちゃん、少し体制を崩したがティーナちゃんの胸に抱き止められて後頭部に柔らかい感触がした。

ティーナちゃん『アトリーちゃん大丈夫?ごめんね?今回この神殿ができた事と、アトリーちゃんがお祈りに来る事を皆んなに言ったら、皆んなが貴方に会って見たいって言うから、皆んなで待ってたのよ、皆んな貴方に興味が湧いちゃってね、悪気はないのよ?許してあげて?』

「あ、それはちゃんと分かっているよ、皆様お優しい目をしておられますもん、さすがティーナちゃんの家族だなって思った、ふふっ」

 色々な表情の瞳の奥には、隠しきれない優しさに溢れた感情が見えていた。

『『『『『うっ!』』』』』

ティーナちゃん『もう!アトリーちゃんたら!天然神たらし!!可愛過ぎよ!!』ムギュー!

「えっ?わっ、むぐっ、ティ、ティーナちゃん!く、苦しいよ!」

 何か嬉しかったのかそのまま強く抱きしめられ、首にティーナちゃんの腕が巻き付いて来て、首が絞められている。

ティーナちゃん『あぁ!ごめんね!でも、嬉しかったからつい…、あ、そろそろ時間ね』

 そう言われて自分の手を見ると薄ら透けて来ていた、そろそろ元の場所に戻る時間が来たようだ。

ティーナちゃん『そうだ!この神殿にお祈りに来てくれたら皆んなに会えるからね、何か聞きたい事とかがあったら、用がある人の名前を思い浮かべながらお祈りしてね、皆んな手が空いてたら会ってくれると思うから!ね、皆んな!』

『あぁ、大丈夫だ!』『いつでも呼んでねぇ~』『おう、今度は訓練でも一緒にするか!』『分からない事があったら聞きに来なさい』『新商品の相談ならいつでもOKだよ♪』『悩みがある時でも相談に乗りますよ』

「ふふっ、皆様に会えて嬉しかったです!また会いに来ますね!」

ティーナちゃん『あ、後、勇者候補ちゃん達の送還の準備ももう少しで整うから、もう少し待ってねってあの子達に言っといて!お願いねぇ~!!』

「!、分かったー!伝えとく~!」

 最後にいい知らせを教えてくれたティーナちゃんに、バイバーイと手を振っている間、意識は神殿の礼拝堂にある体に戻っていた、祈りのポーズのまま目を開けると、周りの皆んなはまだ祈りを捧げている最中だったので、僕は祭壇に飾られている等身大の神様達の神像を見ながら、先程会った神様達の様子を思い出し笑ってしまった。

「ふふっ、楽しかった♪」

(そうか、後もうちょっとか、教えてあげたら仁達喜ぶだろうなぁ~、あ!、あれ?そう言えば今回は天華達は一緒にいなかったね?なして?)

 と、不意に思い出し不思議に思った僕、天華達から反応が返ってこないので。足元にいる皆んなを見てみると、まだお祈りしているのか目を瞑っているので、そっとしておく事にした。

(まぁ、後で聞けばいいか?)

 その後は皆んなのお祈りが終わるまでのんびり待つのだった。













しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

「魔法を使わない魔術師を切り捨てた国は、取り返しのつかない後悔をする

藤原遊
ファンタジー
魔法を使わない魔術師は、役に立たない。 そう判断した王国は、彼女を「不要」と切り捨てた。 派手な魔法も、奇跡も起こさない。 彼女がしていたのは、魔力の流れを整え、結界を維持し、 魔法事故が起きないよう“何も起こらない状態”を保つことだけだった。 代わりはいくらでもいる。 そう思われていた仕事は、彼女がいなくなった途端に破綻する。 魔法は暴走し、結界は歪み、 国は自分たちが何に守られていたのかを知る。 これは、 魔法を使わなかった魔術師が、 最後まで何もせずに証明した話。 ※主人公は一切振り返りません。

過労死コンサル、貧乏貴族に転生す~現代農業知識と魔法で荒地を開拓していたら、いつの間にか世界を救う食糧大国になっていました~

黒崎隼人
ファンタジー
農業コンサルタントとして過労死した杉本健一は、異世界の貧乏貴族ローレンツ家の当主として目覚めた。 待っていたのは、荒れた土地、飢える領民、そして莫大な借金! チートスキルも戦闘能力もない彼に残された武器は、前世で培った「農業知識」だけだった。 「貴族が土を耕すだと?」と笑われても構わない! 輪作、堆肥、品種改良! 現代知識と異世界の魔法を組み合わせた独自農法で、俺は自らクワを握る「耕作貴族」となる! 元Sランク冒険者のクールなメイドや、義理堅い元騎士を仲間に迎え、荒れ果てた領地を最強の農業大国へと変えていく、異色の領地経営ファンタジー!

前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。 前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。 外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。 もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。 そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは… どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。 カクヨムでも同時連載してます。 よろしくお願いします。

平民の娘だから婚約者を譲れって? 別にいいですけど本当によろしいのですか?

和泉 凪紗
恋愛
「お父様。私、アルフレッド様と結婚したいです。お姉様より私の方がお似合いだと思いませんか?」  腹違いの妹のマリアは私の婚約者と結婚したいそうだ。私は平民の娘だから譲るのが当然らしい。  マリアと義母は私のことを『平民の娘』だといつも見下し、嫌がらせばかり。  婚約者には何の思い入れもないので別にいいですけど、本当によろしいのですか?    

【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~

Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。 三男。継承権は遠い。期待もされない。 ——最高じゃないか。 「今度こそ、のんびり生きよう」 兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。 静かに暮らすつもりだった。 だが、彼には「構造把握」という能力があった。 物事の問題点が、図解のように見える力。 井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。 作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。 気づけば——領地が勝手に発展していた。 「俺ののんびりライフ、どこ行った……」 これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。

醜貌の聖女と呼ばれ、婚約破棄されましたが、実は本物の聖女でした

きまま
恋愛
王国の夜会で、第一王子のレオンハルトから婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リリエル・アルヴァリア。 顔を銀の仮面で隠していることから『醜貌の聖女』と嘲られ、不要と切り捨てられた彼女は、そのまま王城を追われることになる。 しかし、その後に待ち受ける国の運命は滅亡へと向かっていた——

私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです

天宮有
恋愛
 子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。  数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。  そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。  どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。  家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。

【読切短編】婚約破棄された令嬢ですが、帳簿があれば辺境でも無双できます ~追い出した公爵家は、私がいないと破産するらしい~

Lihito
ファンタジー
公爵令嬢アイリスは、身に覚えのない罪で婚約破棄され、辺境へ追放された。 だが彼女には秘密がある。 前世は経理OL。そして今世では、物や土地の「価値」が数字で見える能力を持っていた。 公爵家の帳簿を一手に管理していたのは、実は彼女。 追い出した側は、それを知らない。 「三ヶ月で破産すると思うけど……まあ、私には関係ないわね」 荒れ果てた辺境領。誰も気づかなかった資源。無口な護衛騎士。 アイリスは数字を武器に、この土地を立て直すことを決意する。 これは、一人の令嬢が「価値」を証明する物語。 ——追い出したこと、後悔させてあげる。

処理中です...