間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第3章 少年期 学園編

117話 秘密道具〜〜!

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 ドラーゴサブマスがダンジョンに行く準備をしている間に、ラファームギルマスとほのぼのしながらダンジョンに関連する依頼を決めていった。

ラファームギルマス「じゃあ、受ける依頼は“染色スライムの染色液5個“と“シルクスパイダーの巻き糸3つ“最後に“ コッコ鳥のもも肉10個“でいいかな?」

「「「「「はい!」」」」」

ラファームギルマス「ふふっ、いいお返事だね、はい、これで受付完了、この依頼はそう難しくないから、失敗することはないと思うけど、相手は魔物だから十分注意するんだよ?あと、他に珍しいドロップ品が出たりしてもギルドで買取してるからね、使い道がなさそうな物でもまずは何でも持って帰ってくるといいよ」

「「「「「はい、分かりました♪」」」」」

 ギルマスの説明をワクワクッキャッキャッと言った感じで聞いている僕達を、周りの大人達はニコニコしながら見ている、そうしてギルド内の雰囲気も和み始めた頃、ドラーゴサブマスが日本の甲冑みたいな装備を着けて戻ってきた。(兜はつけずに大事な部分を重点的に守ってる感じの動きやすそうな鎧だなぁ)

ドラーゴサブマス「おう、俺の準備は終わったが子供達の受ける依頼は決まったか?」

ラファームギルマス「あぁ、終わったよ…、さぁ、坊や達、気をつけて行ってらっしゃい、危なくなったらこの爺さんを盾にしていいからね、ああ見えて凄く頑丈だから」

 そう言ってギルマスは孫を見る優しい、表情で僕達の頭を撫でた。

ドラーゴサブマス「おい、ディ!盾にしていいとか言うな!助けてはやるが攻撃を受ける気はないぞ!」

(あ、助けてはくれるんだ・・・( ´ ▽ ` )ツンデレさんかな?可愛い♡)

ラファームギルマス「はいはい、じゃあギーア、お仕事頑張っていってらっしゃい、子供達をよろしくね」

ドラーゴサブマス「ん、行ってくる・・・・」

 少し拗ねているがギルマスを見るサブマスの目は甘い、なんか甘い雰囲気になってはいるが、うちの大人達は外に出る準備をし始めた。

父様「では、ラファームギルマス、ドラーゴサブマスをお借りしますね」

ラファームギルマス「はい、どうぞ、こき使ってやってくださいな」

 と、サブマスの背中を押し差し出した。

ドラーゴサブマス「むぅ、ディ・・・はぁ、行ってくる・・・」

 先程までの甘い雰囲気をぶち壊したギルマスに抗議の目を向けるが、ギルマスは至って通常通りと言った様子でにっこり笑って返した、その笑顔を見てサブマスは諦めたように歩き出し父様の横に並んだ。

ジル叔父様「ぶ、ふふふっ、・・・じ、じゃあ、ギルマスまた後で」

ラファームギルマス「はいはい、皆んな行ってらっしゃい」

 最後まで僕達を可愛い孫扱いしたギルマスに挨拶を返して、冒険者ギルドを出て馬車に乗り込み、領都の東側にある泉のほとりを目指した。

 領都の東門に行くまでの間、街中を通る僕らの馬車に視線が集まったが、そんな事は気にせず窓から顔を出し外を眺める僕達。

「ねぇ、あれって、護衛もついてるしお貴族様の馬車よねぇ?なんで、この通りを走ってるのかしら?」

「え?そうなの?でも格好は冒険者みたいな格好している人しかいないよ?」

「えぇ、でもあの綺麗な顔の子供達はどう見ても貴族の子供でしょう?ほらたまに代々騎士を出しているって貴族の子供が腕試しに、東のダンジョンに来たりしてるじゃない?あれでまた来てるんじゃないの?」

 たまにあちらこちらから聞こえるヒソヒソ話に耳を傾けながら外の景色を楽しむ。

(へぇ、さすが初心者向けのダンジョン、武力を重んじる貴族家の子供達のいい腕試しの場になっているのかぁ)

 貴族の子供の腕試しに使われているぐらいだから、そんなに難易度は高くない様だと思っていると。

イネオス「わぁ、あんな所にたくさん屋台がある」

「?・・・あ、本当だ」

 もうすぐ東門に着くと思われた頃、目的地の東門前の広場でたくさんの屋台が出ているのをイネオスが発見、僕もそれを確認しようと馬車の座席に膝立ちして、少し身を乗り出し進行方向を覗き込んだ。

父様「アトリー、身を乗り出しすぎると危ないよ、ほら、ちゃんと座って」

「はーい」

 父様に注意されて元の位置に戻った僕は、また窓から顔をそっと出し、出ている屋台を見つめた。

「なんのお店だろう?」

ジル叔父様「ん?・・・あぁ、あれはダンジョンに入る冒険者を対象に商売をしている屋台だな、ダンジョンで役に立ちそうな商品を取り揃えているんだ」

ドラーゴサブマス「まぁ、大半はダンジョンに泊まりがけで入る奴らのための物が多いな、あとは冒険者としての必需品とかだな」

(あーね、野営用の商品か、テントとか売ってるんだろうか?)

「必需品?ですか?ポーションとか?」

ドラーゴサブマス「ポーションとかもそうだが、携帯食料やランタン、解体用のナイフなんかは予備も必要だろう?・・・・まさか、それらを用意してないとか、言わないよな?・・・」

 サブマスは恐る恐る聞いてきたが・・・

(うーん、携帯食料とランタンは持ってないなぁ、ナイフの予備も・・・)

 持ってない物が多すぎて少し言いずらいが素直に持っているものだけ行ってみた。

「・・・・えーっと、ポーションと解体用のナイフは持ってますよ?」

ドラーゴサブマス「おい!ジル!正気か⁉︎この子達にちゃんとした準備させてないのかよ⁉︎」

 サブマスは信じられないって表情で隣に座っていたジル叔父様に怒っていた。

ジル叔父様「落ち着けってサブマス、この子達は皆んな質の良いマジックバッグや魔道具を持っているから、携帯食料じゃなくて普通の食事を持ってきてるし、常時明かりを出す魔道具を持っている、まぁ、解体用のナイフの予備は持ってなかったみたいだが、持っているマジックバッグもこの馬車が軽く入るぐらいの容量がでかいマジックバッグだからな、それもあまり必要ないな解体できなければ持っていけば良いだけだし、それに持ってる解体用のナイフ自体が“ファッブロのおやっさん“の手製だから、刃こぼれもそうそうしないよ」

ドラーゴサブマス「・・・はぁ⁉︎ちょ、ちょぅと待て!いくら、この子達が貴族家の子供だとしても、そんな容量のでかい高級品のマジックバッグなんて持たせるか⁉︎普通っ⁉︎それに“ファッブロのおやっさん“の解体用ナイフなんて聞いた事ねぇぞ⁉︎・・・・・ま、まさか、この子達の装備・・・」

父様「あ、あぁ、全て“ハント親方“のお店で揃えてますよ」

 と、勢いが凄いサブマスに若干引きながら答えた父様。

ドラーゴサブマス「ま、まじか?・・・」

 ジル叔父様と父様の話を聞いて、さっきとは別の意味で信じられないと言った表情で僕達に聞いてきたので、僕達はただ無言で頷いた。

(えぇー、そんなに驚くような事?確かに“ハント親方“は気に入った人にしか武器を作らない人だと聞いたけど、そこまで驚くほど気難しい人ではないはずだよ?お店をやってるぐらいだし、来店した人に作って置いてある商品を売らないってことはないはず・・・多分・・・(。-∀-))

天華『いや、売らないでしょうね』

夜月『売らないと思うぞ?』

ジュール『私も売らないと思うよ、絶対』

 さっきまで静かに話を聞いていた天華達が一様に、ハント親方は作り置きの商品でも、相手が気に入らないのなら商品を売らないだろうと断言した。

(うっ、や、やっぱり売らないかぁ~)

 ハント親方は自分達からしてみたら親切な武具屋のおじさんなのであまり実感はないが、ハント親方の武器は質が良く頑丈なことでとても有名で、貴族家から依頼が舞い込むことはいつもの事で、でも本人が乗り気でない時や依頼人が気に食わない時なんかは、容赦なくその依頼を断ることでも有名なのだ。
 それは他の人達にも同様で冒険者を生業にしている人にしてみたら、武具は必需品だ、ナイフ1つとっても命取りになりかねないので、高ランクの冒険者達は常に品質の良い武具を探し求めている、そんな人達にからしてみたら僕達の持っている装備品一式は、喉から手が出るぐらい欲しい物らしい。

ドラーゴサブマス「まじかぁ~、・・・坊主達、その装備の事、誰にも言いふらすんじゃねぇぞ、お前達を殺してまで奪い取ろうってする奴らも出てきかねないからな?・・・分かったか?」

「「「「「はい、分かってます」」」」」

 僕達は常日頃から両親にいい含まれているから、自分達の装備に関しての話など外では一切しない様にしている。

ドラーゴサブマス「はぁ~、分かってんなら良い、しかし羨ましいねぇ、俺なんてこの剣一振りしか売って貰えなかったんだぞ?」

 と、言って、よく使い込まれて手入れが行き届いた、分厚く重厚感のある一振りの刀のような鍔のあるバスターソードを見せてくれた。

「わぁ、凄く重そう」

ドラーゴサブマス「あぁ、こいつは俺が力一杯振り回しても、そう簡単に折れないように重く頑丈にできてるんだよ、おやっさん曰く、“切り裂くんじゃなくて“、“押しつぶす“感じで使えって言ってたな、これは俺以外でそう簡単に振り回せないから取られる心配はねぇが、お前さん達のは気をつけねぇと簡単に取られてしまうぞ」

(へぇ、あれ鈍器扱いなんだ・・・あぁ、盗難の心配もしてくれてるんだな)

「大丈夫ですよ、皆んなの装備には本人にしか使用できないようになってるんで、盗まれても手順を踏めばちゃんと手元に戻ってきますし♪」

(殺して奪おう物ならカウンターを喰らわす仕掛けもしてあるしねぇ、ふっふっふっ( ˊ̱˂˃ˋ̱ ))

ジュール『悪い顔してるなぁ~』

 ニヤァ、っと笑ってると、父様は少し困った顔で笑っていて、ジル叔父様とサブマスは物凄く驚いた顔をしていた。

「あ、ハント親方にはちゃんと許可を得て、手を加えているんで心配しないでくださいね♪」

(これぐらいで驚いてもらっちゃいけないね!何なら、投げナイフは共同制作したよ、投げても手元に戻ってくる様に細工したのを、相手にバレないようにカモフラージュしてくれたしね!( ^ω^ )今回、初お披露目だから今から使うのにワクワクしちゃうよ♪なるべく人の居ない所で思いっきり試したいなぁ♫)

 僕の憧れの、“手元に戻ってくる武器“の制作をノリノリで協力してくれたハント親方。
 その投げナイフの形はそう凝った物ではなく、見た目はただの小刀に見える様に作って貰い、その柄になる“なかご“部分に特定の場所に飛ぶように設定した魔法陣を刻んで魔石を嵌め込み、その上から魔法陣に影響の出ない範囲で、細工が見えないように柄を作ってもらった、あとはナイフが手元に帰ってくるように特定の場所として設定した対のブレスレットを作った、これは以前、誕生日プレゼントでカイルさんに貰ったもので、僕が誘拐される前提の追跡魔道具を参考に研究して作り、その上で使用者を限定しているので盗難防止もバッチリの、かなり手の込んだ作品になっている。

*この応用で皆んなの装備も手元に帰ってくる様に細工したアトリー。

ジル叔父様「イヤイヤイヤ!、今はそれは問題じゃないんだよ⁉︎アトリー、それは君が自分で手を加えたのかい⁉︎」

「・・・はい、そうですが・・・?」

ジル叔父様&ドラーゴサブマス「「ま、まじか・・・」」

 口をあんぐり開けたまま固まった2人を見て首を傾げて考えた。

(あれ?変なこと言ったかな?ジル叔父様は僕が魔道具作りをしてるの知ってるはずなのにね?ふふっ、それにしてもリアクションがオーバーだなぁ)

天華『まぁ、彼らが言いたい事はわかりますけどね・・・』

(えぇ⁉︎なんで?ガン○ムの飛んで戻ってくる武器ごっこがしたかっただけなのに!)

夜月『イヤイヤイヤ、この世界でガ○ダムはないからな、ロボット自体がない、似た様なので“ゴーレム“はあるがな?』

(むぅ、この男の子の夢を共感してくれる人がいない・・・でも、“ゴーレム“かぁ、いいかも、“ゴーレム“・・・(*゚∀゚*))ニヤァ

ジュール『また、悪い顔で笑ってるぅ~』

天華『また、何か思いついたんでしょうね・・・』

夜月『もしかして、要らぬ情報を与えてしまったか?・・・まぁ、本人が楽しそうならいいか?・・・』

 彼らはとことん、アトリーの好きなことをさせる主義なので止めはしないが、後々大変な実験に付き合わされる事になるとは思いもしなかっただろう・・・

ドラーゴサブマス「あの一揃えだけでいくらするんだよ、その上、大容量のマジックバッグまで、その全てに使用者制限がかかってるなんて、普通あり得ないぞ?」

ジル叔父様「またいつの間にそんな細工を施したんだよ、この子は・・・、それに“おやっさん“が自分の作品に手を加えるのを許すなんて・・・前代未聞なんだが・・・」

 2人は余りのショックでぶつぶつと何やらつぶやいてる、イネオス達も何やら複雑そうな顔でそれを見つめていた。

ソル「お二人共、これがアトリー様の通常なので諦めてください、それに“ハント親方“にしてみればアトリー様は“共同制作者“として認識されています」

 ソルがトドメを刺す様なことを言った。

ジル叔父様&ドラーゴサブマス「「・・・きょ“共同制作者“⁉︎」」

「はい、魔道具作るの楽しいですよ♫ふふっ」

ジル叔父様&ドラーゴサブマス「「⁉︎っ!・・・・・」

 僕がハント親方の武器を魔道具化させている事実に驚愕する2人、その姿を見て僕はニコニコ顔で見ていた。

(やっぱりリアクションがオーバーで見てて楽しい♪これで僕とハント親方が一緒に作った“戻ってくる投げナイフ“見せたら、もっと驚くんだろうなぁ♫使ってる材料が“僕の魔力に染まったアダマンタイト鉱石“だって言ったら、腰抜かすんじゃなかろうか?)

父様「アトリー、2人を揶揄って遊ぶのはそれぐらいにしなさい」

「ふふっ、はい、父様」

 2人の様子を見かねた父様に止められて、これ以上の情報は話さない事にした。

 三年前に僕が偶発的に起こした現象の過程で発覚した、人為的に“魔鉱石“を作り出せると言う事実は、いまだに公にされていないので、僕とハント親方が作っている“物“に関しては全てが機密事項に当たるので、それ以上の情報は話してはいけない事になっている、なのであえて“共同制作“をしている事実だけ先に話す事で事の重大さをアピールしている。

ジル叔父様&ドラーゴサブマス「「へっ⁉︎」」

ジル叔父様「揶揄うって、アトリー今の全部嘘なのか⁉︎」

「いいえ?全部本当の事ですよ?ですが、この装備についての全ての事柄を話したわけではありませんね、特に僕の武器に関してとか?ふふっ」

ドラーゴサブマス「ど、どう言うことかな?」

「それは、ダンジョンに入って、使用してみてからのお楽しみですかね?ふふっ♪」

 ここまでは、事前の心構えをして貰うための話で下準備の段階だ、僕が今回使う予定の“投げナイフ“は初お披露目になるので、ダンジョンに入れば自ずと疑問に思う事柄を話しておけば、察しのいい人はどう言う武器か自ずと理解するであろうと思い、危険な場面でも動揺は少ないだろうと言う僕の考えだ、機密事項だらけの僕の武器を見せるにあたっての前振りだったのだが、あまりにもリアクションがオーバーだったのでつい最後も勿体ぶった言い方で揶揄ってしまった。

(まぁ、全て話したとしても魔法契約で縛られていて、今回僕が“使う武器“に関しては他所で話す事はできなくなるんだけどねぇ・・・)ニィヤァ~ッ

 黒い笑顔のままの僕を乗せて馬車は第一防壁の門の検問を受け、ダンジョンまで引かれているであろう街道を東に進んで行く。











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