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第3章 少年期 学園編
156話 勘違い?
しおりを挟むどうも!僕!です!今最大のピンチに陥ってます!
数時間前・・・
学園からの帰宅後すぐに学園内への侵入者がいたことが発覚して驚いた所で、僕が推察して見たところ、その侵入者がまだ特定に至ってないのが発覚。僕自身に危害を加えられることは何に等しいが、侵入者の目的も不明なまま“国の客人“である“勇者候補“の仁達が学園に通うには危険があるのでは?と思った僕が、すぐさま仁達専用の“対人用魔道具“の制作に着手。色々調子に乗って作った結果、部屋でソルと一緒に僕の魔道具製作を見ていたロシュ君が顔を青くするような代物が完成。(これで仁達の安全が守れるのなら後悔はしていない(*゚▽゚*))
完成した魔道具を仁達にお披露目すると、皆んな凄く驚いていて、魔道具のデザインを“桜“にしたせいか、仁達は複雑そうな表情をしていた。
(これはホームシックになっちゃったかな?)
とか、思っている間に夕食の準備ができたと知らせが入ったので、皆んなで夕食を取ることに、楽しく会話をして。食後の魔法訓練を皆んなですることになった。いつも通り僕とソル、ライ兄様やヘリー姉様、公爵家の騎士達に仁達も参加する魔法訓練に、約束通りにロシュ君も参加することに。(あ、ロシュ君はご家族のいる別邸でご飯を食べたよ。心臓に悪いからって・・・)
いつもの様に魔力弾を使った訓練をソルと行い、その後でロシュ君にこの魔力弾の作り方を伝授した。一通り説明して、僕達の訓練を個人訓練に切り替えたタイミングで、仁達に話があると呼ばれ、使用人達の憩いの場として公爵家の屋敷にいくつか設置されている、小さな噴水がある広場の1つに移動してこう切り出されたのだった・・・・
仁「アトリー君、君に聞いていいものか悩んだ、最初は君がちゃんと理解できているか知りたかったけど、それはもうさっき確信に変わったから、あえて直球に聞くね・・・・・君、“転生者“なんだろう?・・・・・」
「!⁉︎」
(っ!えっ!はっ⁉︎ば、バレた⁉︎な、なんで⁉︎いつ⁉︎ど、どうして⁉︎ど、どうしよう、どうしよう!!)
夜月『アトリー、息を吸って、落ち着いて』
(うっ、うん、すぅ~、ふぅ~、お、落ち着け自分・・・・・・・・はぁ、なんでバレたかなぁ?てか、これって、僕が仁の元叔母ってことに気づいたわけじゃないんだよね?だた“転生者“ってバレただけで・・・)
天華『そうですね、仁さんの様子を見るにその線はバレてはなさそうですね・・・』
(だよねぇ、流石にそこまで気づいていたらあの言い方はしないよね?これなら、赤の他人の“転生者“で通せば良いよね?『それで大丈夫だと思います』はぁ、よかった。・・・・しかし、今の問題はこの事を知ってるのが、さっきから僕達の後ろをついてきているジル叔父様以外に、どれだけいるかってことだな、そもそも、ジル叔父様がこの“転生者“って言葉の意味をちゃんと理解できているかが問題か?)
天華『多分、今“転生者“の単語だけを聞いても、この言葉自体が日本語なので、こちらの世界での単語には当て嵌めれてないと意味は理解できてないとは思います』
ここまでくる間に知り合いの誰かについて来られている気配を感じていたが、今この場に誰であれ、これ以上いては困ると思い、この世界での“転生“と言う単語の意味を正しく理解できているか、天華の聞いた。それと後ろからついてきている人がなんとなく“ジル叔父様かな?“って感覚だった僕に、明確な人物特定をしてくれたのはジュールの鼻だったりする。
(あー、言語の違いを忘れていたよ、じゃあ、この国、いや、この世界での“転生者“または“転生“と言う、事象?や言葉自体に当て嵌まる、もしくは似通った言葉が存在しないってこと?)
天華『そうです。この世界の人々の死の概念、定説の大半が、人は死ねば“神々の身元に帰る“といった認識ですからね。まぁ、種族、地域によってそれが“神が住まう楽園に行く“や“精霊になる“、または“特定の物や場所に魂が宿る“と言った差はありますが、人が死んでまた人に生まれ変わると言った概念や伝承はないようです』
(ふぅ~ん、“神様達の元に帰る“か・・・やっぱり、この世界は神様の存在が近いし現実味があるから死の概念にも強く影響してるんだねぇ~)
天華『まぁ、そう言う半面もありますが、リトス教の布教活動の成果がこの概念を定着させたと言っても過言ではないでしょうね』
(あー、そっか、この世界の宗教はリトス教が一強って感じだもんね・・・ん?じゃあさ、他の神様を信仰している少数派の人達は主神であるティーナちゃんがありきで他の神様を敬ってる感じのが多いのかな?)
天華『いいえ、一概にそうとは言えませんね、他の神々を真に敬う人達は、自分が信仰する神々の元に帰る、と言った感じですね』
(んー、信仰心も人それぞれって感じ?(*´ー`*)まぁ、何はともあれ、その宗教ごとの教えに、“転生“の概念がなかった事には感謝かな?)
天華『そうですね、この世界では“転生“はあり得ない現象でしょうから・・・』
(ふーん、そうなんだ?・・・でもこれで今まで色々抑えていた前世での言葉や知識を惜しみなく披露できるね)
ジュール『それより、いいの?ジン君何か言いたそうだけど?』
(おっと!それは危ねぇ、教えてくれてセンキュー!)
天華と話しているうちに、少し現実逃避気味に話が脱線した所で、長い沈黙に耐えられなくなったのか仁が再び口を開き何か喋ろうとした、なので僕は慌てて、でもそれを相手に悟らせないように先に話しかけた。
「・・・ジンさん、その事を知っているのは、他に誰がいますか?そこにいる、ジル叔父様以外で・・・・」
と、ジル叔父様が隠れている茂みに視線をやる。
仁達「「「えっ⁉︎」」」
(やっぱり気づいてなかったか、仁達は少し不用心だね・・・( ´ ▽ ` ))
僕の言った言葉に凄く驚き僕と同じ様に茂みに視線を移した仁達。
「ジル叔父様、そこにいらっしゃるのは分かってます。出てきてください」
ジル叔父様「はぁ、うまく隠れていた筈なんだがな・・・いつ気づいた?」
ガサガサッと、茂みの奥から姿を現したジル叔父様、悔しそうに頭をかきながらそう聞いてくる。
「最初からです。僕の“魔力感知“から逃れることはできないですよ。それに叔父様の匂いはよく知ってますから」
そう言って横にいたジュール様の頭を撫でた。こうしてあっさり尾行がバレて、隠れていた茂みから出てきたジル叔父様。ジュール達やジン達が警戒態勢をとり、睨みつけた。
ジュール『アトリー、どうする?契約魔法で口外禁止にする?』
(うーん、まず、さっきの仁の言葉をどう言うふうに解釈しているか聞いて見ないとね、それによって対処が変わるよ)
ジュール『分かったーじゃあ、どうするか決まったら教えてー』
(うん、もしもの時はお願いするね)
ジュール『はーい(≧∇≦)/』
ジュール可愛いって思いつつも、気を引き締め直し、真剣な表情でジル叔父様にこう聞いた。
「ジル叔父様、今の話は他に誰か知っている者はいますか?」(特にうちの専属“影“達とかね・・・)
ジル叔父様「・・・いいや、他にはいないと思うよ、私が公爵家の屋敷にいる場合はそばに“影“を置かないように言ってあるからね」
真剣に返してきた返答に嘘は無いと感じつつも、仁達が“転生者“の称号に気づいた時にその場にいなかったので、少し疑いは残る。
「?そうなんですか?」(普通、来客が来ると行動を見張るために誰かついてるものなんだけどな、それに仁達にはいつも付いていたし、ジル叔父様がいても関係ないと思ってた・・・)
少し疑いつつも意外だなって思っていると、ジル叔父様が理由を説明してくれた。
ジル叔父様「俺がここに来るときは大抵が仕事で、機密事項にあたる案件が多いからね、代わりに、俺の“影“もこの屋敷内ではついて来れない」
(あー、それは、“影“を干渉させないと決めたことで互いを尊重しているってことかな?じゃあ、やっぱり仁達についていた“影‘もジル叔父様が来るとその場を離れるのか・・・ジル叔父様の感知スキルの範囲外まで出ていく感じか?じゃないと、ジル叔父様にはすぐに見つかっちゃうだろうし・・・それなら話の内容はここにいる人以外は誰も知らないのか、今も誰もこの会話が聞こえる範囲内には近寄ってこようとはしてないみたいだし、一応、防音の結界でも張っとくか・・・今更だけど・・・)
もし他に知っている人がいるなら、その人も連れてきて貰おうと思ってたので、結界は張らずにいたが、他に誰も知らないとの事なので、これ以上の情報漏洩を懸念し“遮音結界・サウンドリバッフ“を展開させた。
「そんな取り決めが我が家にあったんですね・・・ではジル叔父様、今のお話、父様達に知らせないでいただけますか?」
ジル叔父様「・・・それは、俺への命令かな?主神様の愛し子殿?」
(おっと?警戒されてしまったか?しかしまぁ、僕からこんなお願いをすると、そう捉えられてしまうのか・・・めんどいな・・・(*´Д`*))
率直にお願いして見たのだが、このタイミングで結界を張った為、少し警戒されてしまったのか、穿った返答が来てちょっと驚いた。
「いいえ?あくまでお願いです。そもそも、ジル叔父様は仁さんが言った言葉を、誰かにちゃんと説明できるほど理解なさってますか?」ニコッ
今の所はジル叔父様をどうにかしようと言う意思はない、そんな意味も含め、ジル叔父様の知識に穴があると遠回しに指摘しつつ、笑顔で返した。
ジル叔父様「・・・・・はぁ、アトリーにはお見通しか、いや?ほとんど理解はできてないよ、推測はできても確信は持ててない・・・・まぁ、そんな状態でラト達に言っても意味はないな、不確定要素が多すぎる」
「そうですか、ではその予想とは、どの様なものですか?」
ジル叔父様「・・・言った方がいいのかな?」
ジル叔父様が僕を試すように言うので僕は・・・
「そうですね、なるべくなら、お聞きしたいです。手荒な事はしたくないですから・・・・」スンッ
表情を消し、これは冗談では無いと分かりやすく警告した。
「っ!」 「「「ゴクッ」」」
僕の表情にジル叔父様だけではなく、仁達も息を呑み緊張した様子を見せた。
ジル叔父様「・・・ふぅ、分かった、話す、ちゃんと話すから、そう物騒な雰囲気を漂わせるな、アトリー。お前さんを敵に回す様な事は元々する気は俺にはない、と言うか、できない」
顔を少し青くし、両手をあげ降参したように本音を漏らしたジル叔父様。
「ふふっ、えぇ、分かってますよ。これがおふざけって事は、でも、僕としてはそれぐらい重要な事なので・・・」
ジル叔父様「・・・そうか・・・俺の予想としてはアトリーの様々な分野に対しての異常な知識と発想力、その規格外な順応力や学習能力など、常識から外れている成果を出すところ、そんな所を全て含めてその“テンセイシャ“と言う“称号“の意味だと思った。俺の考えうる中でこの国の言葉するならば、あらゆることに特化した“稀代の天才“もしくは“才能の宝庫“に似た“称号“なのではないか?・・・これは俺の、俺1人が今までの仁達やアトリーの様子を見て思い至った予想だ。どうだ?あっているか?」
「「「「・・・・・」」」」
(う、うーん、なんだろう、この、“当たらずとも遠からじ“、って感じのモヤモヤした予想・・・)
ジル叔父様の言う僕の知識と発想力は前世で培ったものが根底にある事だし、やたら順応性や学習能力が高いのはスキルのおかげや精神年齢が“45歳‘超えたおばちゃんだから、規格外の成果とやらは前世で使ってきた文明の機器類をベースに考えた結果だ。(現代の知識と魔法が融合すると俺つえぇー!ができるんなぁと、常々思っているよ・・・ファンタジー万歳!!・:*+.\(( °ω° ))/.:+)こんなにも“転生者“としてのアドバンテージを並べ立てられているのにも関わらず、ジル叔父様は僕が異世界からやってきた人間の魂が、この世界で生まれ変わったなど1ミリたりとも気付いてない様子だった。
(今ジル叔父様が上げてくれた理由の全ては“転生者“だからできる事なんだけど、それ自体が“称号“の意味だと勘違いしているな・・・・・・うん、このまま誤解させておこう!(*゚▽゚*))
天華『そうですね、好都合な勘違い方をしてますからね。丁度いいと言ってなんですが、別の話で誤魔化すより現実味があってよろしいんじゃないですか?』
(だね!これならジル叔父様に強制的な契約魔法をかけずに済むしね!(°▽°))
ジュール『じゃあ、私の出番は無し?』
(そうだね)
ジュール『むぅ、お手伝いできなかった・・・・』
ジル叔父様の勘違いをこれ幸いと利用する流れになっていると、ジュールが凄く残念そうにそう言うので、僕はジュールを撫で回しながら励ました。
(ふふっ、そうガッカリしないでジュール。今度の冒険者活動の時にいっぱいお手伝いしてもらうからね、今日はお休みだよ)
ジュール『うーん、分かった、今度の冒険者活動の日にいっぱいお手伝いする!』
僕の提案に気合を入れるジュール。そんなジュールの期待に応えるために、今度の冒険者活動の内容は討伐依頼をこなすことに決めた僕だった・・・
(うん、お願いね、じゃあ、さて、ジル叔父様には悪いけど、このまま勘違いしてもらいましょう)
天華『まぁ、アトリーがそのまま話を合わせて口外しない様に釘を刺すだけでも、軽い制約がつきますよ』(それに神々も見張ってますから他者にこの話が漏れる心配はないでしょう)
(お?おぅ・・・僕との会話は危険がいっぱい?(。-∀-))
天華の説明に自分の発言の重要さに少し困惑した僕。
夜月『これは向こうの世界で言う所の“言霊“みたいなものだ。魔力が強い者が意識的に強く思えば軽い制約になる。効果自体はそんなにないし、この世界の全ての人が無意識にしているものだ。まぁ、それが色々な媒体を使って効果を高めたものが“呪詛“みたいなものになったり。魔法と言う概念に落とし込んだものが“契約魔法“になったものだ。だからそう気に追う事はない』(まぁ、神々が見ている時点で、約束を破った場合の代償が強制的な“契約魔法“より重くなるがな・・・( ̄∇ ̄))
(へぇ、そうなんだ・・・・これって、もしかして、空気中に漂う魔素が関係してたりするのかなぁ?(´・Д・))
春雷『アトリー様、その話はとても興味深いのですが、目の前の方がアトリー様のお言葉を待ってらっしゃいますよ・・・・』
(お!そうだった忘れてた!また考察に没頭する所だった!教えてくれてありがとね!春雷!)
春雷『ふふっ、どういたしまして』
夜月の話の中で出たこの世界の摂理らしきものに好奇心が引かれ、またもや無言で考え込んでしまった。春雷に指摘して貰ったので、再度気を引き締めジル叔父様との会話の続きをすることにした。
「ジル叔父様。ジル叔父様の予想のどちらが、この“称号“に似ているかは僕でも正しく理解はしていません。僕的にはどちらも当てはまる気もしますが、そうではないかもしれない、そんな曖昧な感覚ですが、確かに僕がこの“称号“に相応しいと神々が感じたからついてはいるのでしょう。ですが、この事を他の方に知られると、僕の事を見る人の目が変わるのが僕はとても怖いです。なので、ジル叔父様、この事は本当に誰にも教えないでほしいのです。いつか僕が自分で意味を理解し直接言えるその時まで他言無用と約束してください」
自分でもふんわりとしか理解できてない風を装い、ジル叔父様をケムに巻く作戦に出た、でも他言無用の約束はしっかり要求した。
ジル叔父様「・・・あぁ、分かった、アトリーがそこまで言うなら俺はこの事を誰にも言わないと誓おう」
「有り難う御座います、ジル叔父様」
(?やけにあっさり了承したね?まぁ、ジル叔父様は約束を破ったりする人じゃないか・・・でも、今の話の内容にもうちょっと突っ込んで聞いてくるかなって思ってたのに・・・拍子抜けしちゃった・・・(*´Д`*))
自分の予想に反して、今の話をあっさり信じたジル叔父様に肩透かしを食らった気分になったが、他言無用を約束してくれたので、まぁ、良いかと思う事にした。
ジル叔父様「さて、約束だからな、アトリーは今からジン達にその“称号“のことで色々と気になることを聞きたいのだろう?それなら私はここらへんで遠慮しておこう、君が真に“称号“の意味を理解し自分の口から告げるその日まで、これ以上の詮索もしない。それにそろそろ俺は帰って今回の“侵入者“の件を陛下に報告しなければならないからね、調べる事もあるし・・・」
そう言いながら空を仰ぎ見た。
「分かりました、お気遣い有り難う御座います。ジル叔父様、お仕事頑張ってください」
ジル叔父様「あぁ、頑張るよ」
仕事に追われて帰らなければならなくなったジル叔父様だったが、この時は何処かすっきりした様子で爽やかに手を振り居なくなった・・・
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