間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第3章 少年期 学園編

163話 進化したスキル

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 どうも、僕です。今日はとても退屈な1日となってしまいました・・・

 学園に登校したのはいいですが、学園の入り口で何やらトラブルに巻き込まれてしまった結果、今は何故かベットの住人となってしまった僕です。

「うー、暇だ・・・まだお昼過ぎたばかりか・・・・ねぇ、寝台から出ちゃだめ?」

ソル「アトリー、まだ言ってるんですか?ダメに決まってるじゃないですか。それに、もうすぐしたらイネオス達がこちらに戻ってきますから、それまで我慢してください。皆んなが来たら少しは気が紛れるでしょう」

「う~~、じゃあそれまでソルが僕と遊んでくれるの?あ、このぬいぐるみの山どうしよう・・・」

ソル「・・・ええ、できる範囲でしたら、お相手させていただきますよ。それと、ぬいぐるみは僕の“収納“に一時的にお預かりしましょうか?」

 今、僕の部屋はベッドの上や部屋の至る所に、7歳の時から集めた、と言うか貰った、可愛いぬいぐるみ達が所狭しと置いてあり、夜寝る時はその日の気分で抱き抱えて寝るぬいぐるみを決めているのだ。だが、流石に今から友人達がこの部屋に来るとなると部屋が若干狭い気がするし、男の子でこの量のぬいぐるみを持っていると知られるのは恥ずかしい。(特にロシュ君に・・・でも、プレゼントで貰うぬいぐるみ達に罪は無いので、たまにメンバーチェンジしながら飾ってある)

「!、それでお願い!そして、トランプで遊ぼう!」

ソル「えっ!トランプですか⁉︎でもアトリー、貴方まだ目がちゃんと見えてないんじゃ?・・・」

「ん?もう大体見えてるよ?」

ソル「えぇ⁉︎」

 そう、ソルが盛大に驚くのも無理はない、今朝、学園から逆戻りしてきた僕に父様や母様、カミィ姉様、カイ兄様達はそれはもう大慌て出迎えに出てきて大変だった。その時はまだ眼がほとんど影でしか見えてなくて、手探りで歩くその様子を見た母様は、僕の眼が見えなくなったと勘違いして泣いてしまって、その誤解を解くのに苦労した。
 その後、何とか母様の誤解を解いた後は、ライ兄様とヘリー姉様が僕を休ませる様に言った、それに母様や父様も賛成して、僕は強制的に自室のベッドに連行されて今に至る・・・・

(てか、つい数十分前まで強制的に眠らされていたんだけどね・・・夜月の魔法で・・・(。-∀-))
 *起きて秒で暇を感じた落ち着きのない人↑

 そして今は僕とソル、天華達だけで部屋にいるのだが、他の人は今回の事件の詳細を聞きにきた、衛兵隊の人達との事情聴取のため一時席を外している所。父様とカイ兄様はその事情聴取の立ち合いをしていて、母様とカミィ姉様は屋敷内で何かの準備しているらしいが、僕にはちっとも情報が入らない。

ソル「・・・はぁ、・・・お相手して差し上げたい所ですが、目を使う遊びは禁止されてます。今日はとにかく体を休ませる様にと申しつけられましたので諦めて下さい」

 部屋のあっちこっちにあるぬいぐるみを拾いながら、そう言うソルを眼で追いつつ不貞腐れた。

「えぇ~~~!駄目なの⁉︎・・・はぁ~~~暇だ・・・・暇つぶしにお散歩したいって言っても、ベットから降りちゃ駄目って言われたし、この場を動かなくても出来る訓練をしたくても、魔法もスキルも禁止されちゃってるし、その上、トランプで遊びたいって言っても目を使っちゃ駄目って言われるし、そうなったら何もできないじゃん・・・・はぁ~~~、暇だぁ~~~」

天華:『しょうがないですよ、アトリー、貴方が珍しく具合を悪くしたんですから、それなのにまだ動こうとしたからご家族が心配したんです。それに貴方が言うこと聞かずに、あれ以上無茶しようとするのをご兄弟が止めなければ、私達が止めていましたからね』

 ポスッと、ベッドに倒れ込みその場で転がり駄々を兼ねていると、天華が転がっている僕の頭をテシッと押さえて止める。

「むぅー、心配してくれるのは分かっているけど、今は、本当に何ともないんだよ?少し輪郭がぼやけているぐらいで・・・」

天華:『それは、分かってますが、でも今回ばかりは進化したスキルのために必要だったとは言え、貴方の眼は一度完全に壊れたのですから。今日一日はご家族の言葉に従い大人しくしていてください』

ソル&アトリー「「えっ⁉︎」」

「ちょっ、ちょっと待って⁉︎ぼ、僕の眼は一度壊れたって⁉︎何それ⁉︎そんなの聞いてない⁉︎っていうか、血なんて出てないかったけど、あれだけ痛かったのはそう言う事⁉︎」

ソル「眼、眼が壊れていたとは・・・確かに凄い痛みでしたが・・・スキルが進化したとは?・・・」

天華:『そうですね、順を追って説明すると、まず今日アトリーが使った3つのスキル、“精霊視“、“鑑定“、“探索“この3つを同時に使用した事が進化を促すきっかけになった様です。
 まず最初に“精霊視“で呪詛の原因である“思念体“を認識できるようになった事、その状態で“鑑定“を使い“思念体“に混ざっていた“術者“の魔力を判別、そこからその魔力の持ち主を“探索“で探したことで、使用されている魔力から“探索の糸“が発生し、その細い繋がりから本人に行き着く、普通ではありえない“魔力の捜索“の仕方になりました。それで使用したスキルの熟練度が増し、スキルレベルが上がったのです。
 それを“鑑定“する対象を“思念体“そのものに変えてもう一度行った事で“精霊視“と“探索“のスキルレベルが上限に達しました。その究極の状態でアトリーが“この状況の真実を知りたい“と純粋に思った事で、その思いにスキルが反応し“精霊視“が“真眼《シンガン》“に“探索“が“探究《タンキュウ》“に進化したのです。

 どちらも眼を使用するスキルなので、その新たなスキルの能力に耐えうる様にするため、アトリーの眼を一度壊し、新たにスキルに対応できる眼球を構築する作業が始まりました。だからその時に激しい痛みを伴うことになったんですよ』(まぁ、これは神々も予想外の出来事だったとは思いもしませんでしょうけど・・・)

「・・・確かに、“何故、ああなったのか、知りたい“って思いはしたけど・・・眼球自体が再構築されてたのか・・・それは痛いはずだ・・・・もう2度と味わいたくない・・・・」

ソル「間接的に感じた僕でさえそう思います・・・」

 天華の衝撃の説明に僕達は青い顔で絶句・・・

天華:『まぁ、痛みは壮絶なものでしたでしょうけど、アトリーが経験した痛みは普通より少ない時間だったので、まだマシな方だったそうですよ?』

ソル&アトリー「「えぇっ⁉︎」」

夜月:『それはそうだろう、アトリーには“超回復“のスキルがあったからこそ、眼の破壊が始まると同時に“超回復“で急速な再構成が行われていたんだから。本来なら破壊が終わった後に進化したスキルに合わせて、ゆっくり再構成がされるものだ、その間、最低限の治療をした怪我を治す時と変わらない速度で出来上がる、人によっては1ヶ月から3ヶ月はかかる作業だぞ』

「ま、まじかぁ・・・・」

ソル「・・・“超回復スキル“?とは?・・・」

「あ、・・・・・」

 夜月がポロッとソルにも秘密にしてたスキルの事を話に出した。ソルは僕から聞いたことのないスキルの事にすぐに反応し、ギギギッと音がするように振り返り、真顔でコチラを見た・・・

(ちょっ、ちょっと!夜月!どうすんのこれ⁉︎何、自然にポロッとバラしたの⁉︎わざとなの⁉︎うっかりなの⁉︎((((;゚Д゚))))))))

夜月:『落ち着け、アトリー・・・ソルも、今話したスキルは私達がアトリーに人に話すなと助言したから、ソルドア、お前にも話さなかっただけだ。アトリーがお前を蔑ろにした訳ではない。
 そして、今この話をしたのは、今回の件を見て、周囲の者達がアトリーに何かあると、すぐに冷静さを失う者が多い事が分かったからだ。
 ソル、このスキルは体の不調や怪我、全てにおいて回復魔法より速い速度で治す事ができるスキルだ。お前1人だけでもアトリーのこの“超回復スキル“の事を知っていれば、もしもの時アトリーが多少の怪我をしたとしても、このスキルのことを知っていればアトリーの側にすぐに駆けつけるより、他にすべき事を冷静に選択できるだろう。ソル、お前がアトリーを優先に考えるのはお前の中で重要な事だろうが、その場の出来事の心配だけではなく、その先に起こりうる事柄を先読みした行動ができるようになれ』

ソル「っ!・・・・分かりました、ヤヅキ様・・・・精進いたします・・・」

 夜月は何か事件に巻き込まれた時に僕の負傷で、ソル自身の気が逸れたりすることを懸念しての言葉だろうと、僕は思った。ソルは夜月の言葉に何か思い当たる所があったのだろう、俯いて黙ってしまった。

(僕に何かあった時にソルの注意力が散漫になって、怪我をするのはいただけないからね・・・てか、わざとバラしたんかい!( ̄Д ̄)ノ)

「ん?あのさ、今思ったんだけど新しいスキルを得た時、激しい痛みと共に、やたら変な映像と幻聴を見たり聞いたりしたんだけど、それに、目をつぶる寸前に見た“アンジェリカ“センパイのあの異様な姿・・・あれは何?」

天華:『あぁ、それは、新たなスキルの暴走ではないかと』

「暴走?」

天華:『まず、あの“女生徒“の異様な姿というのは、多分ですが、“真眼スキル“が見せた、彼女の“本来の姿“または“心根を表現した姿“と言ったところかと・・・』

「“本来の姿“ね・・・・通りで無駄に派手なドレス着て、凄い高笑いが聞こえそうな表情している訳だよ。虚栄心の塊みたいな姿だった。自分が1番じゃないと嫌な人って感じ・・・」(凄い“けばけば“しかったよ)

天華:『そんな風に見えていたんですね・・・“真眼“は物事の本質を映す能力ですからね、あ、それとは別に変な映像や幻聴が流れてきたと聞きましたが、それも“真眼“能力に“探究“と“鑑定“の能力が上乗せした結果だと思います。あの状況の真実を純粋に気になったアトリーの思いが、彼女のこれまでの記憶や呪詛に込めた念が流れ込んだのではないかと・・・』

「あー・・・確かになんか変な場面を見たかも・・・あの人、多分、僕を飼い殺しにしたかったんだと思う、「『『『なっ!』』』」呪詛でわざわざ、あの男の人操って、ヘティを人質に自分の言うことを聞かせたかったみたい。あの男の人は本当にただの操り人形だった感じだね。本人はそんな事には全く気づいてなかった様だけど・・・まぁ、僕が彼女の“魅了“の能力に掛からなかったし、興味も持たずに拒絶したから・・・周りの人を使って僕を苦しめたかった?のかな?多分・・・まぁ、支離滅裂なことも言ってたから本当かどうかは分かんないけどね?それにしてもあの狂った様に聞こえてくる怨念の籠った声ってやつが1番気持ち悪かったなぁ・・・」

(それに、あの記憶の中のセンパイは誰かと頻繁に会っていた様だけど、その人だけは巧妙に顔を隠していたな・・・あれは誰だったんだろうか?)

 あの時に聞いた怨念の籠った声と、彼女がとり行っていた儀式や日頃の言動から、多少の疑問が残るものの自分が推測した事を話すと、その場にいた全員をとても驚き沈黙した。

「それより、この組み合わせのスキルを使う度に暴走することになったりしない?毎回、人の記憶が頭の中に流れ込んでくるのは困るんだけどな・・・頭も痛くなるし」

(見たくもないものが駄々流れするとか嫌すぎる。(*´Д`*))

天華:『あ、あぁ、そこは、アトリーの意識一つで調節が可能ですよ。あなたの進化したスキルはあなたの見たい物を見せてくれるそうですから、意識的に切り替えるのコツらしいですよ。あと、頭痛の件ですが、あれも眼の再構築と同じ容量で、急激な記憶の増加に耐えきれなくなった脳細胞が、破壊されると同時に再生を行っていたことで起きた頭痛らしいです。新たにできた脳細胞はより優秀に強くなっていくので。再度同じことが起きてもそう簡単には壊れないでしょうね』

「おぅ、脳細胞の破壊も同時に起こってたのか、確かに頭破裂するかと思うぐらい痛かったけど・・・恐ろしい・・・」

ソル「の、脳細胞・・・破壊・・・ア、アトリー様、そんな壮絶な体験を・・・それは普通なら死んでてもおかしくないんじゃ・・・」

「だよね、僕もそう思う・・・、まぁ、でも、これが僕の持っている“超回復“のスキルの最大の効果なんだろうね、死にそうな怪我をしても、すぐに回復するから、そう簡単には死ないって事だよ。皆んなは僕がいつも結界に守られてて、か弱くて怪我するとすぐに寝込みそうとか思ってそうだけど、実は誰よりも回復力があって頑丈なんだよね。今日の事で“物理攻撃耐性スキル“と“精神攻撃耐性スキル“のレベルも爆上がりしてそうだし。より頑強になってると思うよ。ようは見た目ほどか弱くはないって事なんだけど。でも、そのことを皆んな知らないから、心配しすぎなんだよね」あはははっ

 そう言って、カラカラッと笑うと、ソルは複雑そうな表情をした。

夜月:『そう思って、無茶をするから心配させるんだろう?』

「んー、無茶ではない範囲でしてるんだけどなぁ・・・ま、まぁ、それより、今日は学園をお休みしてしまったのだけど、学園内の侵入者の件はどうなったんだろうね?今日も昨日と同じように、盗んだ“学章“で学園内に侵入したのかな?“影“から何か聞いてない?・・・・あ!“影“!い、今の話、“影“に聞かれてない⁉︎」

 夜月からのお小言をこれ以上もらう前に話を無理やり変えていると、いつも僕達のそばに、と言うか、天井に常駐している“影“の存在がいる事に今気づいた。ソルや天華達との内緒話しのつもりであったのに、話が筒抜けになっていては大変だと思って、焦る僕。

天華:『それなら心配入りませんよ、私達が会話し始めた時点でジュールが“遮音結界“を張ってますから』

 いつもだったら気づく結界の展開も、今日はスキルの使用を禁止されているので気づかなかったようだ。

「えっ、そうなの?ほぅ、良かった・・・・ジュール、ありがとう」

ジュール:『むふぅー、どういたしまして♪』

 先程から僕と同じようにベットの上でゴロゴロしていたジュールを、ワシワシッと撫でながらお礼を言うと、凄く気持ちよさそうで嬉しそうな声で返事が返ってきた。

ジュール:『あ!そう言えば、さっき、侵入者の話じゃないけど。ロシュ君のお家の件で、“金貸?の黒幕”が捕まったって、ロシュ君に言ってるのを聞いたよ?』

「ほう、あの“詐欺の黒幕“がね、・・・しかし別の方面の情報が入ってきたね、あれって確か貴族が黒幕だったよね?どこの貴族が捕まったの?」

ソル「そうですね、僕が聞いた範囲ですと、“宮廷貴族“の子爵家が、今回の詐欺事件の黒幕として捕まったと聞いてます」

「へぇ、“宮廷貴族“って事は領地なしの宮仕ね、じゃあその人、子爵位で高位の役職についてる人なの?」

ソル「それは違いますね、ただの事務方だったと聞いてます」

「ふーん?ただの事務方が平民相手に詐欺を働くなんて、よほど給金が少ないか、金遣いが荒いか、って感じかな?」

ソル「そうですね、真面目な人間だったそうですが、変な新興宗教にのめり込んで、そこにお金を注ぎ込んでいたそうですよ?」

「えー、お金のかかる宗教ってそれもう、そこ自体が詐欺の大元だよね、・・・その宗教団体ってまさか、あの蛇の呪詛媒体売ってるとこじゃないよね?」

ソル「流石にそこまでは聞いてません。・・・・あ、そう言えば、他にもいい知らせがありましたよ。僕が聞いた話だと、ロシュ君のお家の修復の方は順調だそうです」

「あ!お家の修復、順調なんだね、本当それは良い知らせだね♪犯人が捕まったと事いい、ロシュ君のご家族が安心して過ごせる日も近いね!」

ソル「そうですね♪」

 詐欺事件の黒幕の逮捕と、ロシュ君の家の修復が順調と聞き2人で喜んでいると、話の中で出てきた新興宗教の僕の予想が的中していたとは、この時誰も予想はしなかったのだった・・・・

 その後もソルと色んな話題で盛り上がっていると、事情聴取をしていた皆んなが僕の部屋にお見舞いに来てくれた。














*今日から新年まで毎日投稿させていただきます。穴抜けする場合もありますが、その時“あ、間に合わなかったんだな”っ思ってください。そして生暖かく見守って頂けると幸いです。(*´ー`*)

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