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第4章 少年期〜青年期 学園3学年編
83話 野外実習4 脱出方法の独断決定
しおりを挟む夜月『アトリー、教師達が集まってきたぞ、今はこの場の状態の把握と脱出方法を優先した方がいい、奴らの思惑を考えるのは脱出した後でもできるからな』
(あぁ、うん、そうだね…、はぁ~今年はやたら良くも悪くも色んな事に巻き込まれるなぁ、厄年か?・・・よし!まあいいか、まずは先生達との話し合いからしますかぁ(*´Д`*))
僕はここ最近の出来事を思い出し、長いため息を吐きながら軽く空を仰ぎ、自分の波乱万丈の人生を嘆くのだった…だがそれも数秒のことですぐに気合を入れ、こちらに近づいてくる教師達と向き合った・・・
副学園長「デューキス君、他のクラスの担任の先生達と実技授業の先生達、あとはここの管理を任されている軍関係者の方々を連れてきましたよ」
「ありがとうございます。副学園長先生、他の方々もお集まり頂きありがとうございます。今はこの状況のため、自己紹介は省かせて頂きますね。現状の説明を今から行いたいと思いますが、質問等は説明が終了してから受け付けます。宜しいですか?・・・・」
そう言って僕は周囲の大人達の反応を見た。この時、僕達のいる場所に集まってきた大人達の人数は軽く10人は超えていたが、子供の僕がこの場を仕切っていることに誰も文句を言うことも、胡乱な目を向けることはなく真剣な表情で頷き、僕の話の続きを待っている。その反応を見て僕は、この大人達が僕を軽んじる事はないだろうと確信し、話を続ける事にした。
「では、詳細は省き端的にこの状況を説明すると、今現在進行形で、“開放型のダンジョン“がこの場で生成されている最中です。「「「「「!!?」」」」」今この場は、皆さんのご想像の通り、かなり危険な場所となってます。ですが、この周辺は結界のようなものに取り囲まれ、このまま出る事ができるかも分かっていません。
なので、まず、施設の管理をなさっている軍関係者の方々に、この周囲を囲む結界の調査をお願いします。そして、先生方には生徒達にこの不測の事態により、野外実習が中止になった事の説明と、長馬車をすぐにでもこの場から出せるように方向を転換をして、すぐに脱出できるように準備してください。その際、僕が乗ってきた長馬車は扉を開けたまま結界のふちで待機して頂き、結界の調査をお願いした軍の関係者の方々がすぐに乗り込めるようにしてくださると助かります・・・」
簡単すぎる説明を終えて、質問はないかと大人達を見回すと、副学園長が手を挙げて発言の許可を申し出た。
「どうぞ?」
副学園長「ありがとうございます。まず、デューキス君の指示の“結界の調査“と“脱出の準備“は理解できましたが、結界の調査の結果次第ではすぐに脱出とはいかないように思えます、それにその間の異変に対しての対応にクラス担任ではない他の先生方に協力頂いた方がいいのでは?」
と、僕の指示に一定の理解を示しつつも、これでは何かあった時に対応が遅れて対処できないのでは?と僕の指示の不備を指摘してきた。
「確かに、調査次第では脱出までの期間が長引く可能性はありますし、その間の周囲の変化によっては魔物達がこちらを襲ってくる可能性もあります。ですが、その事も、その事以外の不測の事態も含め、全て僕が対応します。「「「「「っ!?」」」」」
結界の調査で、簡単に外に出ることが叶わないと分かったとしても、僕にはこの結界を強制的に破る術を持っていますし、全ての長馬車を守る結界も作ることもできますから最小限の労力で脱出が可能です。なので、先生方には他の生徒達の安全を第一に考えて頂きたい」
「「「「「っ・・・」」」」」
副学園長「・・・っ、それではデューキス君の負担が大き過ぎます!せめて補佐に教員を数人付けてください!」
「先生、ご心配はありがたいのですが、長馬車を守る結界に関してはすでに展開済みです。「「「「「えっ!?」」」」」それに、僕の補佐をできるのは今も僕の側にいる、ソルと聖獣達だけです。皆さんには申し訳ないですが、僕が力を使う時に側にいて耐え切れるのが彼ら以外いないので・・・」
「「「「「くっ・・・」」」」」
僕の言葉に大人達は反応は様々だが、大半の大人達が悔しさからなのか、歯を食いしばったり、手を強く握ったりして、眉間に皺を寄せ下を向いたりしていた。
(先生達を下に見ているじゃなくて、最短で脱出する為にはしょうがないんだ、それに僕の側にいると先生達が危ないんだ…だから、ごめんなさい先生達・・・・)
と、少し申し訳ないと思いつつも、前回の“ゴブリンの巣、討伐依頼“の時とは違い、今回は
この結界内で大人数の戦闘慣れしていない生徒達を守りつつ、他の人達に影響が出ない程度に力を抑えながら結界を破壊するのは難しいものがあった。でも、今の状況で脱出を長引かせるのは悪手であると分かっていた、だから、この状況を最短で切る抜けるのは、僕が本気を出してもいい状況を作ることが1番手っ取り早いと判断し、この場に集まってくれた大人達を遠回しに足手纏い扱いするしかなかった僕だった・・・・
そうして僕は今まさに変化していっている森の上空に目をやると、
「結界の色が徐々に変わって行ってる・・・」
軍の訓練施設全体を覆っていた結界が、最初に見た時とは違った色に変化していることに、僕は違和感を感じると同時に嫌な予感がしたのだった・・・
・・・・時間は少し戻り、Fクラスの担任教師 視点・・・・・
本日は以前から慎重に準備を進めてきた野外実習当日だ、天候にも恵まれ、出発前に少々ごたついたが、無事、学園を出発し、西の街道を走り抜け、少しすると今日の野外実習地である国軍訓練場へと到着した。そんな時、先頭を走っていたAクラスの長馬車の様子がどうも変だと、同じ長馬車に乗っていた“武術科目の剣術“を専門に教えている剣術指導教員が言ってきた所から、これまでの人生最大の大事件を経験することになるのだった・・・
剣術教員「なぁ、ウチーチリ先生よ。馬車は現地に着き次第生徒を降ろして軍の施設内に連れて入るって手筈だったよな?」
「は、はい、そうですが、どうかなさいましたか?メーチ先生?」
メーチ先生「いやな、Aクラスの長馬車の前に生徒2人が突っ立ってるんだよ。それに馬車の中にもまだ生徒が乗ってるみたいだ」
「えっ、そうなんですか?…何かあったんでしょうか?」
そう言って気軽な感じで話しかけてきたのは剣術指導教員の“キルバロ・ノブル・メーチ“先生、現貴族当主でありながら珍しい経緯で学園の教員をしている漢気のある方だ。学園の中でも出発前に問題を起こしたダスカロイ先生のように、平民を見下すような貴族の教員も多くいる中、僕のような平民出身の教員にも気さくに接して、生徒達とも親しみを持って接してるメーチ先生の授業はかなり人気だ。
そんなメーチ先生が、先程から眉間に皺を寄せ警戒するように周囲を観察しながら話を続けてきた。
メーチ先生「かもな、そうなると、俺らも勝手に生徒達を馬車から降ろすわけにひかねぇな「コンコンッ!」誰か来たな…、馭者はまだ馭者台から降りて無いはずだが・・・俺が出る、ウチーチリ先生はそこ待っててくれ」
「は、はい・・・」
そう言って席を立ち、馬車の扉の方に警戒しながら向かった先生…。外に出る前に馬車の外から扉を叩くのは到着を知らせる馭者が大半だが、今のは先生が言う通り僕達の馬車を操っていた馭者ではない、何故それが分かったかというと、僕達が座っていた席の側にあった窓から馭者の後ろ姿が確認できていたからだ。それが分かっていたメーチ先生は先程の違和感のこともあって自分から対応を買って出てくれていた。
(さっき、馭者が外で誰かと話しているようにも見えたし、誰か他の先生が馬車に近づいてきたのか?)
そう思いながらメーチ先生が扉を開くのを見ていると・・・・
ガチャッ…
メーチ先生「…!、副学園長先生、どうなさったんですか?」
(えっ?副学園長先生!?)
今日、急遽、野外実習に参加することになった副学園長が、何故か自分の担当のAクラスの長馬車から離れて、列の最後尾にいたFクラスの長馬車まで来たことにメーチ先生はもちろん僕も内心凄く驚いた。
(な、なんでわざわざFクラスの長馬車に!?)
副学園長「すみません、先生方、少々問題が発生しましたので、先生方には至急集まって頂きたいのです」
メーチ先生「問題、・・・それはこの外の空気のことですか?」
副学園長「えぇ、そうです」
(外の空気?・・・確かに、外から感じる空気、いや、気配?みたいなものに違和感があるが、問題というほどのものなのか?)
・・・この時、僕にはこの2人が言う、問題がそこまで深刻だとは思っていなかった・・・
不思議に思いながらも、副学園長に招集されたのなら、僕のような雇われの教師には拒否権は無いので、素直に召集に応じるために、Fクラスのクラス委員長に生徒達を任せて少しこの場を離れることになった。
「皆さん、先生達は急遽会議の予定が入ったので、生徒達は長馬車でしばらく待機していてください。その間、長馬車の中で遊んでいてもいいですが、外に出るのは禁止です。もし先生達に用がある場合は長馬車の馭者さんに要件を伝えて、先生達に連絡をとって貰ってください。いいですね?」
生徒達「「「「「はーい」」」」」
「よし!じゃあ大人しく待ってて下さいね。では、委員長、先ほど言った通り、僕達が戻ってくるまでは外に出ないように、あ、あと、知らない人が訪ねてきても中から扉は開けてはいけませんよ?」
委員長「は、はい、先生、・・・先生、すぐに返ってきますよね?」
「そうですね。話し合いが長引きそうなら一旦戻ってくるようにしますので、そんなに待たせないとは思いますよ、それまでクラスメイトをお願いしますね?」
委員長「・・・はい、・・・先生、気をつけて・・・」
僕からの連絡事項を伝えると元気な返事が返ってきて、僕はにっこり笑って頷き、クラス委員長の女子生徒に戸締りのことを念入りに言含めると、委員長はどこか落ち着かない様子で周囲を気にして不安そうにしていた。なので僕はできるだけ彼女の不安を煽らないように優しい口調で、長引くようだったら一旦戻ってくると約束し、その場を任せて長馬車を降りて行った・・・
最後に委員長が言った意味は分からなかったが、僕は笑顔で手を振り扉を閉めた・・・
(・・・彼女は、感知系のスキルのレベルが僕より高かったはず・・・副学園長達が言ってる問題の何かに反応してるのか?もしかして、何か危険なものでもあったのか?・・・いや、まさね、それなら今悠長に話し合いなんて設けるわけないよな・・・)
と、少し委員長の異変に違和感を持ちつつ、集合場所となったAクラスの長馬車の方に向かって歩き出した・・・
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