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続!0話目!チュートリアル②
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僕とアキラくんは必要な食材を冷蔵庫の中にあったカゴの中に入れて、冷蔵庫を後にした。
「さて、料理を始めましょうか。とは言っても、大したことものは作らないのですが…。ところで、拓斗さん」
「はい?」
「料理ってどのくらいできますか?」
僕はアキラくんにそう問われて、「あー…」と、少し言い淀んでしまう。僕はと言えば、さっきも思ったように、朝食はパンだし、残業で夜も遅かったから、晩御飯は食べないかカップ麺のことが多かった。朝も早いから弁当なんて作る気も起こらないし、いつもコンビニ弁当。正直なところ、大したものは作れない。僕は正直にその事を伝えると、アキラくんは、「そうですか」と、あっさり納得してくれた。
「別に簡単な料理さえ出来れば全然問題ないです。先程も言ったように、覚えるまでは一人で料理させることはないですし、僕が仕事を休むこともほとんどないので、覚えてからも多分一緒に作りますし。それに、僕なんか、ここに来た時は料理なんて全く出来ませんでしたしね」
「そうなの?」
「はい、卵を割ることも出来なくて、何度も失敗しました。焦げた目玉焼きとか、ぐちゃぐちゃになったスクランブルエッグとか、凄かったですよ。でも、ここにいる人たちはそれに文句も言わないで、笑って食べてくれました。なので、料理が出来なくても問題ないです」
「そうなんだ…」
僕はアキラくんが料理出来なかったことが、とても意外だった。こんなにもしっかりしてて、テキパキと物事をこなす彼に出来ないことなんてないと思っていたからだ。
「だから、あまり気負いすぎず気楽にやりましょう」
「うん」
何気に気も遣ってくれるし、本当に隙がない。僕はその気遣いに応えるため、頑張ろうと密かに胸に誓った。
「とりあえず――」
アキラくんが小学校の頃に見たような鍋に水を入れ始めた。
「味噌汁を作りましょう」
アキラくんは意外と力があるのか、水の入ったその鍋を、手馴れた様子で軽々と持ち上げ、コンロに置くと鍋に火をかけた。
「このキッチン、全て魔法技術が使われてるので、何でも早くできますからね」
「そうなの?」
「えぇ。早くしないと、直ぐ水が煮立ってしまうので、さっさと豆腐と人参とネギを切りましょう」
そう言いながら、アキラくんの手は動いていて、鍋にだしを入れていた。
「包丁の使い方はわかりますか?」
「流石にそれはわかる!」
決してバカにして言ったのでは無いだろうが、僕はからかわれたかのように笑って、そこは流石にそう言い切った。
「一応味噌汁ぐらいなら僕も作れるからね!」
「そうですか。それは失礼致しました。上出来です」
アキラくんは少しだけ口元を緩め僕を一瞥すると、視線を手元へ移した。豆腐を手のひらに乗せて、サッサと切って鍋へと入れる。
「貴方はネギをお願いします」
「了解!」
アキラくんからの初めての司令に、僕は少し緊張した面持ちで返事をすると、アキラくんに包丁を渡されたので、広いまな板の上でネギを適切な大きさに切り始めた。
「包丁たくさんあるので思う存分切ってくださいね」
「なにそれ」
僕はアキラくんのよくわからない言い回しにケタケタと笑う。それを見たアキラくんは、どこか満足そうな顔をしていた。
「切り終わったら鍋に投入して下さい。すぐに火が通りますよ」
僕は言われた通り鍋にネギを入れ、アキラくんもいつの間にか切り終わっていた人参を入れていた。アキラくんの言う通り、食材は直ぐ火が通り、水は煮え立とうとしている。アキラくんは火を弱めると、お玉に味噌を入れて、味噌を解き溶かし、味噌が全て溶かし切ったことを確認すると、僕にOKと人差し指と親指で輪っかを作って、OKサインを出してくれた。
「では、鮭ですが、キッチンペーパーで水気を切っておいてくれますか? 僕はその間に忘れていたお米を洗います」
「え、わかった」
僕の聞き間違いだろうか? 今、アキラくん、忘れていたって言った? アキラくんでもそんなことがあるのか? と、考えながら、アキラくんから渡されたキッチンペーパーを使って、鮭の水気を取っていく。
「終わったら軽く塩を振っておいてください。臭みを飛ばします。それから五分ほど放置します」
「了解」
鮭の水気を拭き取り終わり、言われた通り塩を軽くまぶしていく。五分待てとの事なので、手が空いた僕はアキラくんを横目で見ると、アキラくんはもうお米を研ぎ終わり、バカでかい炊飯器にお米を入れてスイッチを押していた。何度も思うが意外と力があるのだろうか。お米研ぐのも十七人分で凄い量だったが、更にそのお米の入ったボウル、めちゃくちゃ重そうなのに…。
「お米は十分もあればできます。魔法技術とは素晴らしいものです」
「十分!? 早炊より早い!?」
「えぇ、料理をするのは時間がいると思われてるかもしれませんが、魔法技術の発達した今、かなり時短されているのです。だから、本当なら六時半くらいに起きて支度してご飯作れば余裕でできます」
「そうだったんだ…」
「だから言ったでしょう。思っているより簡単だと」
「恐れ入りました…」
アキラくんがあの時、表情こそわかりにくいものの、多分得意げに笑っていたのは、そういうことだったのか。
「鮭もグリルで焼くんですけど、本来ならグリルを温めておいて強火で五~十分ほど焼くと思うんですけど、こちらを使えばこのメモリを魚に合わせて、このボタンを押せば押した瞬間出来上がります」
「な、何だってー!?」
料理界に革命が起きている! こんなん主婦も社会人も大喜びじゃないか! 発明した人めちゃくちゃ凄いな!
「魔法技術凄い…」
「貴方がいた頃よりは遥かに技術も発展しているので、料理は手順さえ覚えれば楽ですよ」
「凄いな…、僕、ここに来てから凄いしか行ってない気がする…」
この世界の技術に衝撃を覚え、感嘆していると、そのうち五分経ったようで、アキラくんはこれまたどデカいグリルの戸を開け、網の上に綺麗に四匹ずつ鮭を並べていく。
「貴方が来たので、あと一匹…まぁ詰めれば良いか」
普段は四匹ずつ並べているようで、最後に余った一個を何処に置くか一瞬悩んだみたいだったが、アキラくんはこれまた意外にも大雑把なところがあるようで、一列に無理矢理最後の一匹をねじ込んでいた。
「鮭を焼く時は、下にアルミホイルを敷いておくと、グリルが綺麗なまま使えますよ」
アキラくんはそう言いながら戸を閉めて、先程説明していた通り、メモリを魚に合わせてメモリのすぐ横の丸いボタンを押すと、すぐにチーン! と、良い音がなった。すぐに戸を開けると、アキラくんが言ってた通り、もう鮭がちゃんと焼けていて、とても食欲のそそる匂いを漂わせていた。
「味噌汁も出来た事だし、十七人分器によそって、ご飯が炊けるのを待ちましょうか。オカズをおテーブルに運んでる間にご飯も炊けるでしょう」
「オッケー!」
こうして、僕の初めての仕事はあっという間に終わった。驚く事ばかりだけど、料理はなんとかやっていけそうだ。
「さて、料理を始めましょうか。とは言っても、大したことものは作らないのですが…。ところで、拓斗さん」
「はい?」
「料理ってどのくらいできますか?」
僕はアキラくんにそう問われて、「あー…」と、少し言い淀んでしまう。僕はと言えば、さっきも思ったように、朝食はパンだし、残業で夜も遅かったから、晩御飯は食べないかカップ麺のことが多かった。朝も早いから弁当なんて作る気も起こらないし、いつもコンビニ弁当。正直なところ、大したものは作れない。僕は正直にその事を伝えると、アキラくんは、「そうですか」と、あっさり納得してくれた。
「別に簡単な料理さえ出来れば全然問題ないです。先程も言ったように、覚えるまでは一人で料理させることはないですし、僕が仕事を休むこともほとんどないので、覚えてからも多分一緒に作りますし。それに、僕なんか、ここに来た時は料理なんて全く出来ませんでしたしね」
「そうなの?」
「はい、卵を割ることも出来なくて、何度も失敗しました。焦げた目玉焼きとか、ぐちゃぐちゃになったスクランブルエッグとか、凄かったですよ。でも、ここにいる人たちはそれに文句も言わないで、笑って食べてくれました。なので、料理が出来なくても問題ないです」
「そうなんだ…」
僕はアキラくんが料理出来なかったことが、とても意外だった。こんなにもしっかりしてて、テキパキと物事をこなす彼に出来ないことなんてないと思っていたからだ。
「だから、あまり気負いすぎず気楽にやりましょう」
「うん」
何気に気も遣ってくれるし、本当に隙がない。僕はその気遣いに応えるため、頑張ろうと密かに胸に誓った。
「とりあえず――」
アキラくんが小学校の頃に見たような鍋に水を入れ始めた。
「味噌汁を作りましょう」
アキラくんは意外と力があるのか、水の入ったその鍋を、手馴れた様子で軽々と持ち上げ、コンロに置くと鍋に火をかけた。
「このキッチン、全て魔法技術が使われてるので、何でも早くできますからね」
「そうなの?」
「えぇ。早くしないと、直ぐ水が煮立ってしまうので、さっさと豆腐と人参とネギを切りましょう」
そう言いながら、アキラくんの手は動いていて、鍋にだしを入れていた。
「包丁の使い方はわかりますか?」
「流石にそれはわかる!」
決してバカにして言ったのでは無いだろうが、僕はからかわれたかのように笑って、そこは流石にそう言い切った。
「一応味噌汁ぐらいなら僕も作れるからね!」
「そうですか。それは失礼致しました。上出来です」
アキラくんは少しだけ口元を緩め僕を一瞥すると、視線を手元へ移した。豆腐を手のひらに乗せて、サッサと切って鍋へと入れる。
「貴方はネギをお願いします」
「了解!」
アキラくんからの初めての司令に、僕は少し緊張した面持ちで返事をすると、アキラくんに包丁を渡されたので、広いまな板の上でネギを適切な大きさに切り始めた。
「包丁たくさんあるので思う存分切ってくださいね」
「なにそれ」
僕はアキラくんのよくわからない言い回しにケタケタと笑う。それを見たアキラくんは、どこか満足そうな顔をしていた。
「切り終わったら鍋に投入して下さい。すぐに火が通りますよ」
僕は言われた通り鍋にネギを入れ、アキラくんもいつの間にか切り終わっていた人参を入れていた。アキラくんの言う通り、食材は直ぐ火が通り、水は煮え立とうとしている。アキラくんは火を弱めると、お玉に味噌を入れて、味噌を解き溶かし、味噌が全て溶かし切ったことを確認すると、僕にOKと人差し指と親指で輪っかを作って、OKサインを出してくれた。
「では、鮭ですが、キッチンペーパーで水気を切っておいてくれますか? 僕はその間に忘れていたお米を洗います」
「え、わかった」
僕の聞き間違いだろうか? 今、アキラくん、忘れていたって言った? アキラくんでもそんなことがあるのか? と、考えながら、アキラくんから渡されたキッチンペーパーを使って、鮭の水気を取っていく。
「終わったら軽く塩を振っておいてください。臭みを飛ばします。それから五分ほど放置します」
「了解」
鮭の水気を拭き取り終わり、言われた通り塩を軽くまぶしていく。五分待てとの事なので、手が空いた僕はアキラくんを横目で見ると、アキラくんはもうお米を研ぎ終わり、バカでかい炊飯器にお米を入れてスイッチを押していた。何度も思うが意外と力があるのだろうか。お米研ぐのも十七人分で凄い量だったが、更にそのお米の入ったボウル、めちゃくちゃ重そうなのに…。
「お米は十分もあればできます。魔法技術とは素晴らしいものです」
「十分!? 早炊より早い!?」
「えぇ、料理をするのは時間がいると思われてるかもしれませんが、魔法技術の発達した今、かなり時短されているのです。だから、本当なら六時半くらいに起きて支度してご飯作れば余裕でできます」
「そうだったんだ…」
「だから言ったでしょう。思っているより簡単だと」
「恐れ入りました…」
アキラくんがあの時、表情こそわかりにくいものの、多分得意げに笑っていたのは、そういうことだったのか。
「鮭もグリルで焼くんですけど、本来ならグリルを温めておいて強火で五~十分ほど焼くと思うんですけど、こちらを使えばこのメモリを魚に合わせて、このボタンを押せば押した瞬間出来上がります」
「な、何だってー!?」
料理界に革命が起きている! こんなん主婦も社会人も大喜びじゃないか! 発明した人めちゃくちゃ凄いな!
「魔法技術凄い…」
「貴方がいた頃よりは遥かに技術も発展しているので、料理は手順さえ覚えれば楽ですよ」
「凄いな…、僕、ここに来てから凄いしか行ってない気がする…」
この世界の技術に衝撃を覚え、感嘆していると、そのうち五分経ったようで、アキラくんはこれまたどデカいグリルの戸を開け、網の上に綺麗に四匹ずつ鮭を並べていく。
「貴方が来たので、あと一匹…まぁ詰めれば良いか」
普段は四匹ずつ並べているようで、最後に余った一個を何処に置くか一瞬悩んだみたいだったが、アキラくんはこれまた意外にも大雑把なところがあるようで、一列に無理矢理最後の一匹をねじ込んでいた。
「鮭を焼く時は、下にアルミホイルを敷いておくと、グリルが綺麗なまま使えますよ」
アキラくんはそう言いながら戸を閉めて、先程説明していた通り、メモリを魚に合わせてメモリのすぐ横の丸いボタンを押すと、すぐにチーン! と、良い音がなった。すぐに戸を開けると、アキラくんが言ってた通り、もう鮭がちゃんと焼けていて、とても食欲のそそる匂いを漂わせていた。
「味噌汁も出来た事だし、十七人分器によそって、ご飯が炊けるのを待ちましょうか。オカズをおテーブルに運んでる間にご飯も炊けるでしょう」
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こうして、僕の初めての仕事はあっという間に終わった。驚く事ばかりだけど、料理はなんとかやっていけそうだ。
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