神様のお導き

ヤマト

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続!0話目!チュートリアル②

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「はぁ、助かりました」
 その後もアキラくんと雑談しながら、大量の皿洗いを終え、僕らは居間で一息吐いていた。
「先程も言ったように、洗濯物はローテーションでこの家の誰かしらがやってくれます。それから昼食、夕食の準備もローテーションで誰かがやってくれますが、もし余裕があったり、特に用事がなければ手伝ってあげると喜んで貰えますよ」
「ご飯は量が多いから、一人で作るのは難しいもんね」
「えぇ。仰る通りです」
 アキラくんは一息ついてから、言葉を続けた。
「なので、僕らは基本、朝食の準備、掃除、皿洗い、足りない加工食品や生活用品の買い出しがメインです。見ての通り、この家はとても広いので、掃除も全てやろうとすると一日では終わりません。適当に区切りを付けて、毎日少しずつやる感じですかね」
「区切りってどれくらい?」
「例えば、今日は玄関だけとか。廊下の床掃除だけとか。わりと範囲は狭めで構いません。たくさんしようとしたら、一日潰れてしまいますから。僕らだって自由な時間はほしい…!」
 自由な時間というワードを強調して言う彼の目には、必ず休み時間は貰うという固い意思が垣間見えた。
「買い出しも誰かしらと一緒に行っても良いですし、量を見て、適当に買いに行ってくれて良いですからね。お金はカードで払うので気にしないでください。毎日全ての作業をこなす訳ではありませんが、今日は一通りやってみようと思うので、一緒に手伝ってくれると助かります」
「分かったよ、迷惑掛けるかもしれないけど、よろしくね」
 僕がそう頷くと、アキラくんもこくりと頷き返してくれた。
「結構自由時間は多いので、暇が出来たら誰かの手伝いをしたり、自分の部屋で過ごしたり、陽菜さんと遊んだりすると良いですよ。僕は午前中にある程度のことはやりますから、昼の皿洗いをした後から夕食の準備まではわりと自由時間ですので」
 それって結構暇出来るのではないだろうか。洗濯物を回収したり、洗濯物を畳むのも、この家の誰かがやってくれるから、昼は動かないで良いって事なのだろうか。
「お風呂掃除とかは?」
「お風呂掃除は自分の部屋は自分でやります。温泉の方は最後に使い終わった人が魔法で勝手に綺麗にするのでやらなくて良いです。皿洗いもそうしてくれたら良いんですけどね」
 どうもアキラくんは皿洗いに余程不満があるらしく、少し不機嫌そうに口をへの字に曲げた。
「まぁ今日は初日ですので、今日は一日僕と行動を共にして下さい。明日からは自由に休憩して良いので。それから、何か他の方に用事や付き合いなど頼まれたら、通信機で僕に連絡してくれたら僕や他の方が代わりに仕事をやっておくので気軽に言ってくださいね」
「ありがとう」
 アキラくんがそう気を遣ってくれるのは嬉しいのだが、僕はは通信機と言う物を知らない。
「ところで通信機って?」
 僕がそう聞くと、アキラくんは不思議そうに首を傾げた。
「あれ? 貰ってませんか? 通信機」
「うん」
「通訳機は?」
「貰った」
 僕は指に付けている桜から貰った通訳機をアキラくんにみせた。
「…じゃあ、僕のことを思い浮かべて、何かメッセージを送るように念じて見てください」
「え? じゃあ――」
 僕はアキラくんに言われるがまま、アキラくんな顔を思い浮かべながら、今日は本当にありがとうと、心の中で念じてみた。
 すると、僕の脳内にアキラくんの声が鳴り響き、どういたしまして。と、返事が返ってきたのだ。
「えっ!? え!?」
 僕ははどういうこと!? と、驚きながらアキラくんの方を見た。
「どうやら通信機能もちゃんと付いていたみたいですね。これがあれば、誰かしらに脳内に声を飛ばすことが出来るので活用して見てください」
「…………」
 僕はは指につけているリングを唖然とした様子で凝視した。こんな便利機能まであったのかと。いやはや、桜様様である…。本当に。
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