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続!0話目!チュートリアル②
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腹ぺこ状態でご飯を運び終え、僕の食欲はオーバーヒートしていた。家族全員が揃うのをご飯の前に座って待ち、とにかく早く食べたいと言う気持ちを抑えていた。
「わー! オシャレなオムライスだ!」
陽菜ちゃんもオシャレなオムライスにとても満足しているようで、早く食べたいと、スプーンを手に持ちうずうずしていた。
全員が揃ったのを確認すると、銀さんが「いただきまーす」と、食べる挨拶をし、皆も同じようにいただきますと言った後、ご飯に手を付けた。
僕は待ってましたと言わんばかりに、オムライスをスプーンに掬った。デミグラスソースを絡め、フワフワトロトロの黄金に輝く玉子と赤く馨しいチキンライスを口に入れる。
「んんんんん~!!!」
僕がこれまでに食べたどのオムライスよりも美味く、僕の口の中はチキンライスを包む卵の如く幸せに包まれた。空腹は調味料とはよく言ったもので、僕は一心不乱にオムライスを平らげた。
「ふぅ…」
幸せだ。もう死んでも良い…。腹は満たされ、舌は幸せに包まれている。幸せの絶頂だった。豪華なオムライスを食べたことにより、午前中に蓄積していた疲労も、もうすっかり消えていた。
「朝に洗った食器を棚に戻して、洗い物をしたら、少し休憩して街に買い物に行きましょうか」
「うん」
僕は幸せのあまり、アキラくんの言葉をあまりハッキリとは聞かず、生返事でそう答える。
「ご満悦なようで何よりです」
「えへへー、そうだねー」
今なら、どんな無理難題を言われても、ひとつ返事で、うんと引き受ける自信がある。それくらい、とっても幸せだ。幸せだー…。
昼の皿洗いを終えると、アキラくんが洗濯物のことについて教えてくれた。
「朝はバタバタしていて説明する順番が遅くなってしまったんですけど、洗濯物について説明しますね」
「あぁ、うん」
「部屋にある洗濯機と乾燥機の使い方はわかりましたか?」
「うん、昨日夜チラッと見たけど、ボタンに名前書いてたし、わかりやすかったよ」
昨日の夜、お風呂に入る前に洗面所に置いてあった洗濯機と乾燥機に少し触れたのだ。見た目は良く見るドラム式の物だったけど、あれにも魔法技術が搭載されているのか、洗濯の音は全くしない上、物凄い速さで洗濯も乾燥もし終わったのだ。
「あの洗濯機を使ってけれても良いんですけど、もし日干ししたくなったら、大浴場の脱衣所にある洗濯機に洗濯物を入れて、洗濯カゴを洗濯機の前に置いておいて下さい。一人一台洗濯機があるんで、洗濯機に名前が書いてあるので、それに入れてくれたら良いですからね。洗濯機のボタンは押さなくて大丈夫です。洗濯係の人がまとまったタイミングでボタンを押して洗濯しますので、勝手に押される方が迷惑になってしまいますので」
一通り説明を受けて、僕は「へー」と、相槌を打った。けれど、こんなにも大人数なのにら昼食、夕食同様、一人で洗濯物もこなすのだろうか。
「大人数の量を洗濯するのが大変ではないかと考えているなら、心配するだけ損ですよ」
「うわっ! 心読まれてた!」
アキラくんに、まんまと心の中を言い当てられ、びっくりしてしまう。僕ってそんなにわかりやすいのかな。いや、まさか透視とか…?
そんな下らない事を考えている間に、アキラくんが説明の続きをしてくれる。
「料理でも見たと思いますが、彼らは独自の魔法があります。魔法と言うよりは、そういう能力と言った方が近いのですが。なので、洗濯物も手を翳すだけで、全てカゴの中へ入りますし、干すのも一瞬で終わります。もちろん、洗濯物を畳むのも一瞬です。僕らが手伝う方が遅くなるので、役割分担ですね」
「ほえー…。神様すごい…」
「なので、彼らに気を遣わずに、外で干して欲しかったら、脱衣所の洗濯機に洗濯物を入れておくと良いですよ。ほとんどの方はそちらを利用していますし。因みに、畳み終わった洗濯物は、各々の洗濯カゴに入れられて、部屋のドアの前に置かれていますので。洗濯物は自分で畳むなり、ハンガーに掛けるなりして下さいね」
「はぁい」
洗濯物についての説明が終わり、僕は気の抜けた返事をアキラくんに返した。
「では、これから買い物について教えましょう」
「買い物!」
僕はまた街に行けるのだと思って、無意識に声を弾ませてしまった。それに気付いたアキラくんは、興奮する僕を宥めるように、どうどうと、手を軽く前に出した。
「街に行くのはもう少し後からです。まずは、冷蔵庫を見に行きましょう」
「うん!」
それでも僕はワクワクする気持ちを抑え切れず、浮き足立ったまま、アキラくんの後を着いて行った。
冷蔵庫の前でアキラくんは立ち止まると、くるりと僕の方へと体を向き直した。
「まず、大抵皆さん、個人でのお菓子や日用品の買い物等は自分でしてくれます。が、中にはそれを面倒臭がる人もいますし、何か買い忘れただの、どうしても買い物に行けないなどいう人たちが、たまに冷蔵庫の扉に買い物のメモを貼っています。買い物のタイミングは適当で良いんですけど、何か貼ってある時は早めに買い物に行きましょう」
コンコンと冷蔵庫の扉を叩くアキラくん。メモの買い出しは嫌いなのか、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「あ、そうそう。たまに異世界の食べ物が食べたいと、異世界に行く方もいますが、興味があれば、また声を掛ければ、一緒に行けるかもしれませんよ」
思い出したようにそう言う彼のセリフに、僕は心底興味を惹き付けられた。
「え!? ほんとに!?」
この世界も十分ファンタジーで興味をそそるものだけれど、他の異世界に興味が無い訳では無い。行けるものなら、是非行ってみたい。今後の楽しみが増え、僕の気分は最高に高揚していた。
「じゃあ、冷蔵庫の中に入って、減っているものを確認したら、街へ買い物へと出かけましょうか」
「やったー!」
「わー! オシャレなオムライスだ!」
陽菜ちゃんもオシャレなオムライスにとても満足しているようで、早く食べたいと、スプーンを手に持ちうずうずしていた。
全員が揃ったのを確認すると、銀さんが「いただきまーす」と、食べる挨拶をし、皆も同じようにいただきますと言った後、ご飯に手を付けた。
僕は待ってましたと言わんばかりに、オムライスをスプーンに掬った。デミグラスソースを絡め、フワフワトロトロの黄金に輝く玉子と赤く馨しいチキンライスを口に入れる。
「んんんんん~!!!」
僕がこれまでに食べたどのオムライスよりも美味く、僕の口の中はチキンライスを包む卵の如く幸せに包まれた。空腹は調味料とはよく言ったもので、僕は一心不乱にオムライスを平らげた。
「ふぅ…」
幸せだ。もう死んでも良い…。腹は満たされ、舌は幸せに包まれている。幸せの絶頂だった。豪華なオムライスを食べたことにより、午前中に蓄積していた疲労も、もうすっかり消えていた。
「朝に洗った食器を棚に戻して、洗い物をしたら、少し休憩して街に買い物に行きましょうか」
「うん」
僕は幸せのあまり、アキラくんの言葉をあまりハッキリとは聞かず、生返事でそう答える。
「ご満悦なようで何よりです」
「えへへー、そうだねー」
今なら、どんな無理難題を言われても、ひとつ返事で、うんと引き受ける自信がある。それくらい、とっても幸せだ。幸せだー…。
昼の皿洗いを終えると、アキラくんが洗濯物のことについて教えてくれた。
「朝はバタバタしていて説明する順番が遅くなってしまったんですけど、洗濯物について説明しますね」
「あぁ、うん」
「部屋にある洗濯機と乾燥機の使い方はわかりましたか?」
「うん、昨日夜チラッと見たけど、ボタンに名前書いてたし、わかりやすかったよ」
昨日の夜、お風呂に入る前に洗面所に置いてあった洗濯機と乾燥機に少し触れたのだ。見た目は良く見るドラム式の物だったけど、あれにも魔法技術が搭載されているのか、洗濯の音は全くしない上、物凄い速さで洗濯も乾燥もし終わったのだ。
「あの洗濯機を使ってけれても良いんですけど、もし日干ししたくなったら、大浴場の脱衣所にある洗濯機に洗濯物を入れて、洗濯カゴを洗濯機の前に置いておいて下さい。一人一台洗濯機があるんで、洗濯機に名前が書いてあるので、それに入れてくれたら良いですからね。洗濯機のボタンは押さなくて大丈夫です。洗濯係の人がまとまったタイミングでボタンを押して洗濯しますので、勝手に押される方が迷惑になってしまいますので」
一通り説明を受けて、僕は「へー」と、相槌を打った。けれど、こんなにも大人数なのにら昼食、夕食同様、一人で洗濯物もこなすのだろうか。
「大人数の量を洗濯するのが大変ではないかと考えているなら、心配するだけ損ですよ」
「うわっ! 心読まれてた!」
アキラくんに、まんまと心の中を言い当てられ、びっくりしてしまう。僕ってそんなにわかりやすいのかな。いや、まさか透視とか…?
そんな下らない事を考えている間に、アキラくんが説明の続きをしてくれる。
「料理でも見たと思いますが、彼らは独自の魔法があります。魔法と言うよりは、そういう能力と言った方が近いのですが。なので、洗濯物も手を翳すだけで、全てカゴの中へ入りますし、干すのも一瞬で終わります。もちろん、洗濯物を畳むのも一瞬です。僕らが手伝う方が遅くなるので、役割分担ですね」
「ほえー…。神様すごい…」
「なので、彼らに気を遣わずに、外で干して欲しかったら、脱衣所の洗濯機に洗濯物を入れておくと良いですよ。ほとんどの方はそちらを利用していますし。因みに、畳み終わった洗濯物は、各々の洗濯カゴに入れられて、部屋のドアの前に置かれていますので。洗濯物は自分で畳むなり、ハンガーに掛けるなりして下さいね」
「はぁい」
洗濯物についての説明が終わり、僕は気の抜けた返事をアキラくんに返した。
「では、これから買い物について教えましょう」
「買い物!」
僕はまた街に行けるのだと思って、無意識に声を弾ませてしまった。それに気付いたアキラくんは、興奮する僕を宥めるように、どうどうと、手を軽く前に出した。
「街に行くのはもう少し後からです。まずは、冷蔵庫を見に行きましょう」
「うん!」
それでも僕はワクワクする気持ちを抑え切れず、浮き足立ったまま、アキラくんの後を着いて行った。
冷蔵庫の前でアキラくんは立ち止まると、くるりと僕の方へと体を向き直した。
「まず、大抵皆さん、個人でのお菓子や日用品の買い物等は自分でしてくれます。が、中にはそれを面倒臭がる人もいますし、何か買い忘れただの、どうしても買い物に行けないなどいう人たちが、たまに冷蔵庫の扉に買い物のメモを貼っています。買い物のタイミングは適当で良いんですけど、何か貼ってある時は早めに買い物に行きましょう」
コンコンと冷蔵庫の扉を叩くアキラくん。メモの買い出しは嫌いなのか、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「あ、そうそう。たまに異世界の食べ物が食べたいと、異世界に行く方もいますが、興味があれば、また声を掛ければ、一緒に行けるかもしれませんよ」
思い出したようにそう言う彼のセリフに、僕は心底興味を惹き付けられた。
「え!? ほんとに!?」
この世界も十分ファンタジーで興味をそそるものだけれど、他の異世界に興味が無い訳では無い。行けるものなら、是非行ってみたい。今後の楽しみが増え、僕の気分は最高に高揚していた。
「じゃあ、冷蔵庫の中に入って、減っているものを確認したら、街へ買い物へと出かけましょうか」
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