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4話目!薫の章 硝子の中の景色
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薫さんの意外な答えに、僕も小鬼も驚きを隠せずにいた。
「寄生虫!?」
「えぇ。しかも、ただの寄生虫ではありません。これは妖怪の類です」
「妖怪が妖怪に取り憑いたってこと……?」
僕は訳がわからず、薫さんに聞き返すばかりだった。それでも薫さんは嫌な顔ひとつせず、淡々と僕の質問に答えてくれる。
「そういうことになります。まぁ、妖怪が妖怪を襲うなど、珍しいことではないのですが、この寄生虫の場合、生きている者に取り憑く事自体が非常に珍しいんです」
「と、いうと……?」
「この寄生虫は腐蝕蟲と言って、本来は腐ったものに寄生して、残った生気や栄養分を吸収します。腐蝕というのは本来の腐食の意味に値せず、文字通り腐ったものを食べるという意味です。そして、この腐蝕蟲は肉眼では見えないほどの小さな妖怪で、腐ったものなどに寄生するのは、体が小さいことから、生きている者に寄生せずとも、死後のものでも十分な生気と栄養素が取れ、且つ安全だからという理由です。なので、本来、生きた者に好き好んで寄生することはありませんし、そんなものを食らう者も居ないので、生者に取り憑く術もありません」
「じゃあ、どうしてこの子のお母さんに取り憑いたんですか」
恐る恐るそう聞くと、薫さんは人差し指を一本だけ立てて、キッパリとこう言った。
「考えられる理由はひとつあります。それは、彼女自身が、その寄生された腐ったものを食べたから」
その答えに僕はゾッとした。腐ったものを食べる。それは賞味期限が切れているものを食べるだとかそういうレベルのものではないだろう。納豆とかは腐ったものの中に分類されるのだろうか? だとしたら話はわかるのだが……。
頭の中でぐるぐると考えていると、小鬼がブンブンと顔を振って「そんなはずはない!」と、叫んだ。
「だ、だって、オイラと母ちゃんは同じものを食べてたんだ! た、確かに母ちゃんはオイラとご飯を食べる時、いつも後から食べてたけど、同じ……ものを……」
「つまり、そういうことでしょう。確かに同じものも食べていたかもしれませんが、貴方一人を養うほどの食べ物が無かったのなら? あとで影で腐ったものを食べていたとしても何ら不思議ではないでしょう」
淡々と事実を突きつけてくる薫さんに、小鬼はとうもう泣き出してしまった。それは薫さんのせいで泣いたのではない。自身のせいで母親が寄生されてしまったという事実に泣いたのだ。
「うわぁああああん! じゃ、じゃあオイラのせいで……オイラのせいで母ちゃんは……っ!」
声をしゃくり上げ、大声で泣き出す小鬼。それでも母親は起きることなく弱っており、僕も彼を泣き止ますような術はない。わぁわぁと声を荒らげて泣くのをただ黙って見ているしかないのだ。が、しかし――突然、パァン! という乾いた音が、その場に響き渡った。それと同時に、小鬼は泣くのを止めた。
「ピーピーピーピーと煩いですね」
それは、薫さんが小鬼の頬をぶった音だった。驚いた小鬼は目を丸くして、何が起こったか分からない様子で片手で頬を押さえ、薫さんを見つめた。
「貴方が私を呼んだのは何のためですか? その母親を助けるためでしょう? 今ピーピーと泣く暇があるのなら、これからその症状を治すために尽力なさい」
薫さんにガツンと叱責され、小鬼はまた泣きそうになったが、何とか泣くのを堪えて、腕で涙をゴシゴシと拭った。そして、心を入れ替えたようにビシッと表情を引き締め、「うん!」と、涙声ではあるものの、しっかりとそう頷いた。
「宜しい。では、腐蝕蟲を下す為の薬草を取りに行きます。時間はあまりもうないです」
「それを取れば、母ちゃんは治るんだな!?」
「えぇ。ただ、腐蝕蟲はさっきも言ったように、本来生者に取り憑くことはないです。腐乱したもので十分な栄養素を取り込むことができますからね。しかし、生者に取り憑いた際、栄養素が過剰に摂取されてしまい、その過剰に摂取したエネルギーで増殖を始めます。一匹や二匹程度であれば肉眼で見えないほどの大きさなので、大した負担になりませんが、それが増殖して体を蝕むほどになったとすれば、増殖した腐蝕蟲は更にスピードを上げて増殖し続け、最終的にはその苗床である生者の命をも奪います」
「そ、そんな……!」
「そして、彼女はもう意識が朦朧とするほどに症状が進行している。急がないと治すより先に命を持ってかれますよ」
僕と小鬼はそれを聞いてすぐに立ち上がった。
「じゃ、じゃあ早く取りに行こう!」
「えぇ、わかっています。でも、その前に――」
事は急を要するのに、薫さんは急ぐ僕らを手で制した。
「まず、その薬に使う薬草は新鮮なものでなければなりません。全ての腐蝕蟲を殺し、下すのには一週間はかかるでしょう。その間、私も手助けはできかねません。毎日ちゃんと薬草を一人でも取りに行けますか」
そんな薫さんの問いは愚問だったようで、小鬼は「当たり前だ!」と、即答した。
「たとえどれだけ大変な道のりの先に薬草があったとしても、オイラは母ちゃんのために毎日取りに行く!」
「それから、お母上にちゃんとしたご飯も用意できますか? 治す間、彼女は嘔吐と下痢に苛まれるでしょう。それに持ちこたえうるだけの体力も必要になります。ちゃんとしたご飯を食べ、しっかりと療養する。それが完治への近道です」
「オイラ、ちゃんと母ちゃんのために体力のつくご飯も用意するよ! イノシシだってなんだって狩ってやる!」
グッと握り拳を作り、真っ直ぐな眼差しで薫さんを見詰める小鬼。その嘘偽りのない眼差しに薫さんは納得したのか、「良いでしょう」と、やっと頷いてくれた。
「では、これからその薬草が生えている場所まで案内します。一度で道を覚えること。良いですね」
「わかった!」
これから、やっと、小鬼の母親を助けるために動ける。
しかし、僕はひとつ疑問に思っていることがあった。道中のため、しっかり準備を整える小鬼をよそに、小声で薫さんに話しかけた。
「あの、今回の母親の症状って、魔法とかで一気に治せたりしないんですか? 一週間も大変な思いをするなんて……」
治せるものならすぐに治してあげた方が、小鬼もその母親も大変な思いをしなくて済むのに……。勿論、魔法を使うことで神様だと悟られるかもしれないリスクはあるけれど……。
僕がそう聞くと薫さんは、はぁ……と、深い溜め息を吐いた。
「これは彼らの問題です。彼らが頑張らなければ意味がない。私が簡単にそれを治してしまえば、彼らはまた同じ過ちを繰り返すかもしれないし、頼めばなんでも解決してくれる人がいると思って甘えてしまう。これも全部彼らがこれからを生き抜くためのものなのですよ」
薫さんにそう言われて、僕は自分が如何に浅はかな考えを持っていたということを思い知る。
「そう、だよね……。ごめん」
謝る僕が、薫さんの目にどう映ったのかは分からないが、薫さんは何も言わず、ただ僕の肩を軽く叩いた。
「行きますよ。貴方も一度首を突っ込んだなら、最後まで責任を持ちなさい」
「う、うん!」
「寄生虫!?」
「えぇ。しかも、ただの寄生虫ではありません。これは妖怪の類です」
「妖怪が妖怪に取り憑いたってこと……?」
僕は訳がわからず、薫さんに聞き返すばかりだった。それでも薫さんは嫌な顔ひとつせず、淡々と僕の質問に答えてくれる。
「そういうことになります。まぁ、妖怪が妖怪を襲うなど、珍しいことではないのですが、この寄生虫の場合、生きている者に取り憑く事自体が非常に珍しいんです」
「と、いうと……?」
「この寄生虫は腐蝕蟲と言って、本来は腐ったものに寄生して、残った生気や栄養分を吸収します。腐蝕というのは本来の腐食の意味に値せず、文字通り腐ったものを食べるという意味です。そして、この腐蝕蟲は肉眼では見えないほどの小さな妖怪で、腐ったものなどに寄生するのは、体が小さいことから、生きている者に寄生せずとも、死後のものでも十分な生気と栄養素が取れ、且つ安全だからという理由です。なので、本来、生きた者に好き好んで寄生することはありませんし、そんなものを食らう者も居ないので、生者に取り憑く術もありません」
「じゃあ、どうしてこの子のお母さんに取り憑いたんですか」
恐る恐るそう聞くと、薫さんは人差し指を一本だけ立てて、キッパリとこう言った。
「考えられる理由はひとつあります。それは、彼女自身が、その寄生された腐ったものを食べたから」
その答えに僕はゾッとした。腐ったものを食べる。それは賞味期限が切れているものを食べるだとかそういうレベルのものではないだろう。納豆とかは腐ったものの中に分類されるのだろうか? だとしたら話はわかるのだが……。
頭の中でぐるぐると考えていると、小鬼がブンブンと顔を振って「そんなはずはない!」と、叫んだ。
「だ、だって、オイラと母ちゃんは同じものを食べてたんだ! た、確かに母ちゃんはオイラとご飯を食べる時、いつも後から食べてたけど、同じ……ものを……」
「つまり、そういうことでしょう。確かに同じものも食べていたかもしれませんが、貴方一人を養うほどの食べ物が無かったのなら? あとで影で腐ったものを食べていたとしても何ら不思議ではないでしょう」
淡々と事実を突きつけてくる薫さんに、小鬼はとうもう泣き出してしまった。それは薫さんのせいで泣いたのではない。自身のせいで母親が寄生されてしまったという事実に泣いたのだ。
「うわぁああああん! じゃ、じゃあオイラのせいで……オイラのせいで母ちゃんは……っ!」
声をしゃくり上げ、大声で泣き出す小鬼。それでも母親は起きることなく弱っており、僕も彼を泣き止ますような術はない。わぁわぁと声を荒らげて泣くのをただ黙って見ているしかないのだ。が、しかし――突然、パァン! という乾いた音が、その場に響き渡った。それと同時に、小鬼は泣くのを止めた。
「ピーピーピーピーと煩いですね」
それは、薫さんが小鬼の頬をぶった音だった。驚いた小鬼は目を丸くして、何が起こったか分からない様子で片手で頬を押さえ、薫さんを見つめた。
「貴方が私を呼んだのは何のためですか? その母親を助けるためでしょう? 今ピーピーと泣く暇があるのなら、これからその症状を治すために尽力なさい」
薫さんにガツンと叱責され、小鬼はまた泣きそうになったが、何とか泣くのを堪えて、腕で涙をゴシゴシと拭った。そして、心を入れ替えたようにビシッと表情を引き締め、「うん!」と、涙声ではあるものの、しっかりとそう頷いた。
「宜しい。では、腐蝕蟲を下す為の薬草を取りに行きます。時間はあまりもうないです」
「それを取れば、母ちゃんは治るんだな!?」
「えぇ。ただ、腐蝕蟲はさっきも言ったように、本来生者に取り憑くことはないです。腐乱したもので十分な栄養素を取り込むことができますからね。しかし、生者に取り憑いた際、栄養素が過剰に摂取されてしまい、その過剰に摂取したエネルギーで増殖を始めます。一匹や二匹程度であれば肉眼で見えないほどの大きさなので、大した負担になりませんが、それが増殖して体を蝕むほどになったとすれば、増殖した腐蝕蟲は更にスピードを上げて増殖し続け、最終的にはその苗床である生者の命をも奪います」
「そ、そんな……!」
「そして、彼女はもう意識が朦朧とするほどに症状が進行している。急がないと治すより先に命を持ってかれますよ」
僕と小鬼はそれを聞いてすぐに立ち上がった。
「じゃ、じゃあ早く取りに行こう!」
「えぇ、わかっています。でも、その前に――」
事は急を要するのに、薫さんは急ぐ僕らを手で制した。
「まず、その薬に使う薬草は新鮮なものでなければなりません。全ての腐蝕蟲を殺し、下すのには一週間はかかるでしょう。その間、私も手助けはできかねません。毎日ちゃんと薬草を一人でも取りに行けますか」
そんな薫さんの問いは愚問だったようで、小鬼は「当たり前だ!」と、即答した。
「たとえどれだけ大変な道のりの先に薬草があったとしても、オイラは母ちゃんのために毎日取りに行く!」
「それから、お母上にちゃんとしたご飯も用意できますか? 治す間、彼女は嘔吐と下痢に苛まれるでしょう。それに持ちこたえうるだけの体力も必要になります。ちゃんとしたご飯を食べ、しっかりと療養する。それが完治への近道です」
「オイラ、ちゃんと母ちゃんのために体力のつくご飯も用意するよ! イノシシだってなんだって狩ってやる!」
グッと握り拳を作り、真っ直ぐな眼差しで薫さんを見詰める小鬼。その嘘偽りのない眼差しに薫さんは納得したのか、「良いでしょう」と、やっと頷いてくれた。
「では、これからその薬草が生えている場所まで案内します。一度で道を覚えること。良いですね」
「わかった!」
これから、やっと、小鬼の母親を助けるために動ける。
しかし、僕はひとつ疑問に思っていることがあった。道中のため、しっかり準備を整える小鬼をよそに、小声で薫さんに話しかけた。
「あの、今回の母親の症状って、魔法とかで一気に治せたりしないんですか? 一週間も大変な思いをするなんて……」
治せるものならすぐに治してあげた方が、小鬼もその母親も大変な思いをしなくて済むのに……。勿論、魔法を使うことで神様だと悟られるかもしれないリスクはあるけれど……。
僕がそう聞くと薫さんは、はぁ……と、深い溜め息を吐いた。
「これは彼らの問題です。彼らが頑張らなければ意味がない。私が簡単にそれを治してしまえば、彼らはまた同じ過ちを繰り返すかもしれないし、頼めばなんでも解決してくれる人がいると思って甘えてしまう。これも全部彼らがこれからを生き抜くためのものなのですよ」
薫さんにそう言われて、僕は自分が如何に浅はかな考えを持っていたということを思い知る。
「そう、だよね……。ごめん」
謝る僕が、薫さんの目にどう映ったのかは分からないが、薫さんは何も言わず、ただ僕の肩を軽く叩いた。
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