119 / 173
6.5話目! 十三神巡り
6.5-7 ヴェントゥス編
しおりを挟む
海を後にした僕らは少し感覚酔いをさましてからとある街のカフェへと足を踏み入れた。わりと小洒落たカフェで、男女問わず沢山の若いお客さんで賑わっていた。アキラくんは店員さんに「ここで待ち合わせしているんですけど」と言っていて、休憩しにこの場所に来たわけじゃないのだと知る。僕らは店員さんに案内されて、店内ではなく、外にあるテラス側の席へ向かった。すると、テラスの端の席で手を振る一人の男性の姿があった。
「アキラ、ここ、ここ」
彼は穏やかそうな人で、ニコニコと笑って、そちらに手招きしてくれた。僕らは店員さんと別れ、その席へと招かれる。
「やぁ、こんにちは」
「こんにちは、ヴェントゥスさん。拓斗さん、こちら風の神、ヴェントゥスさん」
「初めまして。俺のことは気軽にヴェントゥスって呼んでくれるかな」
「あっはい! ヴェ、ヴェントゥス……!」
とても爽やかな笑みを浮かべるヴェントゥス。穏やかな口調で優しそうな感じの人だ。
「彼は放浪癖があるので、いつも定位置にいないんですよ。だから、いつも適当な街のカフェなどで待ち合わせするんです」
「放浪癖だなんて酷いな。色んな国を旅するのが好きなだけだよ」
風の旅人……!
僕は内心密かにそう思った。しかし、なんだろう、結構落ち着いた雰囲気の割に、テーブルの上の灰皿には何本も煙草の吸殻が捨てられている。よく見ればピアスもかなり開いているし、耳だけには留まらず、口にもピアスが開いている。黒乃も眉の上にピアスをつけていたけど、彼もなかなかロックな感じの人だ。そんな雰囲気はないのに。ギャップと言うやつか? 服装は長い襟巻きを巻いて、旅人らしい格好をしている。そして、ちょっとゴツめの指輪もしていた。ロックな感じが好きなのかな?
僕がそうやってヴェントゥスを観察している間に、アキラくんが僕のことをヴェントゥスに紹介してくれる。
「ヴェントゥスさん、こちら拓斗さん。うちで雇って家政夫みたいなことをしてもらっています」
「うん、伊織から聞いてるよ。何でも過去の世界から来たらしいね。とても興味があるなぁ」
ヴェントゥスはニコニコしたまま僕のことをじっと見つめた。あんまり見られると少し緊張してしまう。
「まぁ立ち話もなんだし、座りなよ。あと、デザートでも頼みな。俺が奢るからさ」
ヴェントゥスに促され、僕らはそれぞれ空いている席に座る。メニュー表を渡されて、僕は早速それに目を通した。
「カフェに来て何も頼まないのは失礼ですし、ここはお言葉に甘えておきましょう」
「うんうん、そうしな、そうしな。値段は気にしなくて良いからね」
「ありがとうございます!」
僕とアキラくんはそれぞれ食べたいものを一つ選んで、店員さんを呼んで注文した。
「はい、これ菓子折りです」
アキラくんはヴェントゥスにお菓子の入った紙袋を渡すと、ヴェントゥスは嬉しそうに驚いた。
「わお! ありがとう」
ヴェントゥスはすぐに紙袋の中身を確認して「いいね、美味しそうだ」と、上機嫌であった。
「注文したものが届くまで、拓斗の話を色々聞きたいところだけど、先にいつもの質問に答えた方が良いのかな?」
ヴェントゥスは変わらずニコニコとした様子で、好奇に満ちた目で僕を見ていた。そんなに期待されても大した話は持っていない。僕からしたらこっちの世界の方がよっぽとファンタジーで面白いのに。
「そうですね、じゃあ先にさっさと質問させて貰いましょうか」
アキラくんはヴェントゥスの好奇の視線を断ち切って、直ぐに質問に取り掛かった。ヴェントゥスは分かってはいたものの、少し残念そうに笑って、軽くため息を吐いていた。
「では、体の調子はどうですか?」
「うん、問題ないよ。問題あったら今日ここには居ないしね」
「変わらないようで何よりです。では、世界の変化についてどうでしょう? 何か変わった出来事や街の様子などはありましたか?」
「そうだねぇ。もう誰かが言ってるかもしれないけど、最近は魔族の動きが活発かな。旅しててもよくない噂とか聞くよ。それから、人間同士のイザコザも大変そうだね。レナトゥスも雲行きが怪しい」
……僕は本を読んでいるお陰でヴェントゥスの言ってることが何となくわかった。レナトゥスとはこの世界で一番大きい国のことだ。どうもその国が今大変らしい。フランマも言ってたけど、魔族の動きも活発らしい。この世界の情勢についてはよく知らないけど、大変なんだな、としみじみ思った。
「さすが、世界を放浪してるだけはありますね。世の中の情勢に詳しい」
「ははは。もっと聞きたければ詳しく話すよ?」
「いえ、結構です」
アキラくんは愉快そうに笑いかけるヴェントゥスの言葉をピシャリと断った。ヴェントゥスはそんなアキラくんに「つれないな~」と言って、軽口を叩いていた。
「あ、そうそう、これは極秘情報なんだけどさ~」
途端にヴェントゥスの雰囲気が一変する。顔は笑っているのに目は笑っていない。ヴェントゥスは両肘をテーブルの上につき、両手の指先を左右合わせて、鋭い目つきでアキラくんを見据えた。
「ニル・オムニアの動向には気を付けて」
「…………!」
「?」
アキラくんは何か悟ったような顔をしていたが、僕はニル・オムニアがなんなのか分からず、意味がわからないまま目をパチクリとさせていた。
「俺はさ、下克上とかそういうものには興味ないんだよね。今のこの自由な生き方も気に入ってるし、そういう争い事は好まない。だから俺はいつだって君たちの味方だし、もっと情報を探れって言うなら喜んで協力するよ」
「ご好意ありがとうございます」
「いえいえ~。もし俺の力が必要になったらいつでも言ってね~」
ヴェントゥスはまた先程のような軽く明るい雰囲気に戻り、ヒラヒラと手を振った。僕にはアキラくんたちが何を話しているか、全然意味はわからなかったが、あまり深く突っ込んではいけないということはわかった。何も喋れず、少し気まずい雰囲気が流れそうになった頃、タイミング良く頼んでいたデザートが届いた。
「お待たせ致しました~」
店員さんの明るい声が響き、出てきた特大パフェに僕も胸を躍らせる。
「はぁ~!」
僕が目をキラキラと輝かせていると、片肘をついて、手に顎を乗せながら、ヴェントゥスさんは温かい眼差しで僕を見ていた。
「甘いもの好きなんだね~。いっぱいお食べ」
「あ、ありがとうございます」
「君はわかりやすくて良いね。ほら、アキラは無表情だからさ。アキラも見習いな~」
アキラくんはアクアさんに続き、ヴェントゥスにまでも軽く説教? され、何処か不機嫌そうに顔を顰めていた。
「質問には答えたんだし、食べ終わるまで君のいた世界の話、聞かせてよ」
その後、僕はパフェが食べ終わるまで、元いた場所の話を延々とさせられた。何ら面白い話は無いはずなのだが、それでもヴェントゥスはその話が面白いのか、ずっと彼から色んな質問を投げかけられていた。
「アキラ、ここ、ここ」
彼は穏やかそうな人で、ニコニコと笑って、そちらに手招きしてくれた。僕らは店員さんと別れ、その席へと招かれる。
「やぁ、こんにちは」
「こんにちは、ヴェントゥスさん。拓斗さん、こちら風の神、ヴェントゥスさん」
「初めまして。俺のことは気軽にヴェントゥスって呼んでくれるかな」
「あっはい! ヴェ、ヴェントゥス……!」
とても爽やかな笑みを浮かべるヴェントゥス。穏やかな口調で優しそうな感じの人だ。
「彼は放浪癖があるので、いつも定位置にいないんですよ。だから、いつも適当な街のカフェなどで待ち合わせするんです」
「放浪癖だなんて酷いな。色んな国を旅するのが好きなだけだよ」
風の旅人……!
僕は内心密かにそう思った。しかし、なんだろう、結構落ち着いた雰囲気の割に、テーブルの上の灰皿には何本も煙草の吸殻が捨てられている。よく見ればピアスもかなり開いているし、耳だけには留まらず、口にもピアスが開いている。黒乃も眉の上にピアスをつけていたけど、彼もなかなかロックな感じの人だ。そんな雰囲気はないのに。ギャップと言うやつか? 服装は長い襟巻きを巻いて、旅人らしい格好をしている。そして、ちょっとゴツめの指輪もしていた。ロックな感じが好きなのかな?
僕がそうやってヴェントゥスを観察している間に、アキラくんが僕のことをヴェントゥスに紹介してくれる。
「ヴェントゥスさん、こちら拓斗さん。うちで雇って家政夫みたいなことをしてもらっています」
「うん、伊織から聞いてるよ。何でも過去の世界から来たらしいね。とても興味があるなぁ」
ヴェントゥスはニコニコしたまま僕のことをじっと見つめた。あんまり見られると少し緊張してしまう。
「まぁ立ち話もなんだし、座りなよ。あと、デザートでも頼みな。俺が奢るからさ」
ヴェントゥスに促され、僕らはそれぞれ空いている席に座る。メニュー表を渡されて、僕は早速それに目を通した。
「カフェに来て何も頼まないのは失礼ですし、ここはお言葉に甘えておきましょう」
「うんうん、そうしな、そうしな。値段は気にしなくて良いからね」
「ありがとうございます!」
僕とアキラくんはそれぞれ食べたいものを一つ選んで、店員さんを呼んで注文した。
「はい、これ菓子折りです」
アキラくんはヴェントゥスにお菓子の入った紙袋を渡すと、ヴェントゥスは嬉しそうに驚いた。
「わお! ありがとう」
ヴェントゥスはすぐに紙袋の中身を確認して「いいね、美味しそうだ」と、上機嫌であった。
「注文したものが届くまで、拓斗の話を色々聞きたいところだけど、先にいつもの質問に答えた方が良いのかな?」
ヴェントゥスは変わらずニコニコとした様子で、好奇に満ちた目で僕を見ていた。そんなに期待されても大した話は持っていない。僕からしたらこっちの世界の方がよっぽとファンタジーで面白いのに。
「そうですね、じゃあ先にさっさと質問させて貰いましょうか」
アキラくんはヴェントゥスの好奇の視線を断ち切って、直ぐに質問に取り掛かった。ヴェントゥスは分かってはいたものの、少し残念そうに笑って、軽くため息を吐いていた。
「では、体の調子はどうですか?」
「うん、問題ないよ。問題あったら今日ここには居ないしね」
「変わらないようで何よりです。では、世界の変化についてどうでしょう? 何か変わった出来事や街の様子などはありましたか?」
「そうだねぇ。もう誰かが言ってるかもしれないけど、最近は魔族の動きが活発かな。旅しててもよくない噂とか聞くよ。それから、人間同士のイザコザも大変そうだね。レナトゥスも雲行きが怪しい」
……僕は本を読んでいるお陰でヴェントゥスの言ってることが何となくわかった。レナトゥスとはこの世界で一番大きい国のことだ。どうもその国が今大変らしい。フランマも言ってたけど、魔族の動きも活発らしい。この世界の情勢についてはよく知らないけど、大変なんだな、としみじみ思った。
「さすが、世界を放浪してるだけはありますね。世の中の情勢に詳しい」
「ははは。もっと聞きたければ詳しく話すよ?」
「いえ、結構です」
アキラくんは愉快そうに笑いかけるヴェントゥスの言葉をピシャリと断った。ヴェントゥスはそんなアキラくんに「つれないな~」と言って、軽口を叩いていた。
「あ、そうそう、これは極秘情報なんだけどさ~」
途端にヴェントゥスの雰囲気が一変する。顔は笑っているのに目は笑っていない。ヴェントゥスは両肘をテーブルの上につき、両手の指先を左右合わせて、鋭い目つきでアキラくんを見据えた。
「ニル・オムニアの動向には気を付けて」
「…………!」
「?」
アキラくんは何か悟ったような顔をしていたが、僕はニル・オムニアがなんなのか分からず、意味がわからないまま目をパチクリとさせていた。
「俺はさ、下克上とかそういうものには興味ないんだよね。今のこの自由な生き方も気に入ってるし、そういう争い事は好まない。だから俺はいつだって君たちの味方だし、もっと情報を探れって言うなら喜んで協力するよ」
「ご好意ありがとうございます」
「いえいえ~。もし俺の力が必要になったらいつでも言ってね~」
ヴェントゥスはまた先程のような軽く明るい雰囲気に戻り、ヒラヒラと手を振った。僕にはアキラくんたちが何を話しているか、全然意味はわからなかったが、あまり深く突っ込んではいけないということはわかった。何も喋れず、少し気まずい雰囲気が流れそうになった頃、タイミング良く頼んでいたデザートが届いた。
「お待たせ致しました~」
店員さんの明るい声が響き、出てきた特大パフェに僕も胸を躍らせる。
「はぁ~!」
僕が目をキラキラと輝かせていると、片肘をついて、手に顎を乗せながら、ヴェントゥスさんは温かい眼差しで僕を見ていた。
「甘いもの好きなんだね~。いっぱいお食べ」
「あ、ありがとうございます」
「君はわかりやすくて良いね。ほら、アキラは無表情だからさ。アキラも見習いな~」
アキラくんはアクアさんに続き、ヴェントゥスにまでも軽く説教? され、何処か不機嫌そうに顔を顰めていた。
「質問には答えたんだし、食べ終わるまで君のいた世界の話、聞かせてよ」
その後、僕はパフェが食べ終わるまで、元いた場所の話を延々とさせられた。何ら面白い話は無いはずなのだが、それでもヴェントゥスはその話が面白いのか、ずっと彼から色んな質問を投げかけられていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる