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6.5話目! 十三神巡り
6.5-8 テルース編
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僕ら砂漠のど真ん中にいた。蜃気楼が見えるんじゃないかというくらい暑い。猛暑。辺り一面黄土色の砂、砂、砂。乾いた風が土埃と共に宙を舞い、汗でベトベトになった肌へと張り付いてくる。砂漠。
チラリとアキラくんを見れば、アキラくんは汗一つかかず、凄い平常運転であった。なんでだ。
アキラくんはその何も無い一面砂漠の場所で、フランマの時と同じように手を翳した。また、そこに幾何学模様の魔法陣が現れ、辺りは一瞬で一変した。突然、南国のリゾート地のような風景に一変したのである。
灼熱の太陽が降り注ぐのは変わらないままだったけれど、暑い場所でしか育たないような木々が一定の感覚で並び、白い砂浜に青い海がキラキラと輝いている。何も無い砂漠からオアシスのような場所へと変わったのだ。そして、その中心には白を基調とした、シンプル且つ豪華な豪邸が建っていた。
「ここが土の神テルースさんのお家です」
「…………」
それは神が住むと言うにはあまりにも程遠い実用的な家。神秘性はない。庭にはプールまでついている。
「玄関へ行きましょう」
「あ、はい……」
玄関というワードに僕は現実へと引き戻される。ここが神様の家……。想像していたのと違う……。
玄関へ行くと、アキラくんはドアについているベルを鳴らした。普通にピンポーンというオーソドックスな音がなり、ドアの向こうから「は~い」という、女性の声が聞こえてきた。なんて一般的な家庭なんだろう……。
ガチャリとドアを開けて現れたのは、何だか理知的なお姉さんの姿をした神様だった。
「アキラさん、こんにちは。二人ともどうぞ中へ」
僕らは彼女に促され、家の中へとお邪魔する。いつもの癖で靴を脱ぎそうになったが、ここは靴のまま入って良いらしく、靴のままお邪魔することに。中も白い壁で統一され、床は鮮やかな色をした木の板が貼られている。壁にはチラホラ絵画が飾られているが、誰が描いたものなのだろう。高級感のある黒く長いテーブルの前にある白のソファ。そこへ座るよう促され、僕らはそこに腰掛けた。すると、ソファはゆっくりと僕の体重を受け止め沈み込み、フワフワとしているのに弾力のある、とても心地よい感覚に包まれる。これは良いソファだ!
テルースさんはオープンキッチンの方へとそそくさと消え去り、お茶とおやつを持って直ぐに帰ってきた。
「どうぞ」
コトリとテーブルに差し出されたお茶はとても良い香りを漂わせている。一緒に出されたお菓子は花の形をしたクッキーでオシャレな感じだ。僕とアキラくんはいただきますと、一言添えて、紅茶に口をつけた。紅茶は柑橘系の匂いが鼻の奥を突き抜け、仄かな渋みと甘みをもたらして大人な味わいだ。次にクッキー。香ばしい香りが紅茶と合い、それだけで味を楽しめる。ホロリとした食感にバターの濃厚さ、中に細かく砕いた胡桃が入っているのか、ザクザクとしてまた違った味わいも楽しめる。美味しい。
僕が夢中で紅茶とお菓子を味わっていると、アキラくんに肘で小突かれた。
「あっ! ごめんごめん」
僕はハッと我に返って、ここに来た本来の目的を思い出す。
「しっかりしてくださいよ」
「ごめんね」
アキラくんに呆れられ、僕は慌てて笑って謝った。お菓子を目の前にすると、それに夢中になるのは僕の悪い癖だ。テルースさんはそれを見てクスクスと笑っていた。
「そんなに美味しそうに味わってくれるだなんて、わたくしもお菓子をお出しした甲斐があります」
テルースさんはにっこりと笑いかけてくれて、僕は恥ずかしくなって、少し俯いて頭をボリボリと掻いた。なんだか夢中で食べてしまって恥ずかしい……。
「では、改めまして、わたくしは地の神テラ。またの名をテルースといいます。この世界もテラという名前で紛らわしいので、どうぞテルースとお呼びください」
「あ、はい! 僕は拓斗です。最近アキラくんたちにお世話になってます。よろしくお願いします!」
僕は慌てて頭をペコリと下げた。テルースさんは相変わらず穏やかに笑っている。
「そう畏まらなくて良いですよ。顔を上げてください」
なんだかとても優しい方だな。その優しさに安心して、僕はゆっくりと顔を上げた。
テルースさんは褐色の肌にベージュっぽい髪色で、ゆるくウェーブのかかった長髪だ両頬に白い紋様があり、どこか不思議な雰囲気を醸し出している。服装は民族衣装のサリーのような服装。なんだかミステリアスな人だ。
「はい、これ、菓子折りです」
アキラくんは変わらず淡々とした様子で、テルースさんに菓子折りを渡す。テルースさんもそれを受け取り「わざわざありがとうございます」と、優しく微笑んでくれた。綺麗な人だ。
テルースさんは菓子折りをソファの側へ置き、改めて僕らの方へと向き直った。
「この後も他の者の所へも回るのですよね?」
「ええ、そうです。ですので、あまりゆっくりしている時間もなく。すいませんが早速いつもの質問を窺っても?」
「ええ、どうぞ」
アキラくんはテルースさんにいつもの質問を始めた。
「体の調子はどうですか?」
「そうですね。実は少し疲れています……」
「と、言うと?」
「作物が育たなくなった讓渡を蘇らせるめに、ここ最近ずっと力を使っていたもので」
「そうだったんですか。あまり無理はなさらないように」
神様も大変なんだな。確かに大地を守れる神様なら、人々が住む土地に色々手を加えなければならないと思うと、他の神様よりは大変なのかもしれない。
「では、街や人々に変わった様子はないですか?」
「ええ、先程の話に繋がるのですが、最近魔族の活動が活発で、そのせいで大地の生命も奪われてしまい、痩せた土地がたくさん出てきているんです。作物が育たなくなり、人々が私に大地を蘇らせてくれと、お願いしにくるんですよ」
「なるほど、そうだったんですか。このことは先生に伝えておきますので、少しでもテルースさんの負担が軽くなるよう対策してもらうようにしますね」
「ありがとうございます。よろしくお願いしますね」
テルースさんは少し申し訳なさそうに眉を下げて笑った。テルースさんは神の中ではなかなか忙しそうだった。
「さ、帰る前にお茶とお菓子を召し上がって下さいね」
完全に僕を見てテルースさんが笑いかけて来て、僕はギョッとして顔を真っ赤にしてしまった。完全に食いしん坊だと思われてしまっている……! 僕は終始顔を真っ赤にしたまま、慌ててお菓子を頂くのであった。
その後、紅茶とお菓子を頂いてから、僕らは家を……そう、家を後にした。
「テルースさんって優しくて良い人だったね」
なんか最初の三人が個性強すぎて、テルースさんは普通で優しくてとても良い人に思えた。
「彼女は十三神の中でも一番まともですからね。僕もやりやすくて助かります」
「なんか白さんに雰囲気似てて話しやすかったや」
「…………」
僕がテルースさんと白さんが似ていると発言した後、アキラくんにやや少しの間があった。アキラくんは一息吐いてから、少し考えるような素振りをしてからこう言った。
「……そうですか?」
あれ? 僕、なんかおかしなこと言ったっけ?
「え? 似てると思うけどな……?」
「確かに口調は似ていると思いますが、白さんは何と言うか――…… 」
アキラくんは顎に手を当てて、かなり悩んでいる。こんなアキラくんを見るのは案外初めてかもしれない。
「なんて言うか――……ちょっと、阿呆っぽくないですか?」
「!?」
アキラくん、白さんのことそんな風に思っていたの!?
「あ、違いますよ、阿呆っぽいっていうのは比喩で、ちょっと子供っぽいというか、天然というか、悪い意味じゃないです!」
アキラくんは慌ててさっきの発言をフォローしていたが、僕はアキラくんに生温かい眼差しを向けていた。
「そんな目で見ないでくださいっ! あ、白さんには内緒ですよ!」
うん、内緒にするよ、アキラくん。
チラリとアキラくんを見れば、アキラくんは汗一つかかず、凄い平常運転であった。なんでだ。
アキラくんはその何も無い一面砂漠の場所で、フランマの時と同じように手を翳した。また、そこに幾何学模様の魔法陣が現れ、辺りは一瞬で一変した。突然、南国のリゾート地のような風景に一変したのである。
灼熱の太陽が降り注ぐのは変わらないままだったけれど、暑い場所でしか育たないような木々が一定の感覚で並び、白い砂浜に青い海がキラキラと輝いている。何も無い砂漠からオアシスのような場所へと変わったのだ。そして、その中心には白を基調とした、シンプル且つ豪華な豪邸が建っていた。
「ここが土の神テルースさんのお家です」
「…………」
それは神が住むと言うにはあまりにも程遠い実用的な家。神秘性はない。庭にはプールまでついている。
「玄関へ行きましょう」
「あ、はい……」
玄関というワードに僕は現実へと引き戻される。ここが神様の家……。想像していたのと違う……。
玄関へ行くと、アキラくんはドアについているベルを鳴らした。普通にピンポーンというオーソドックスな音がなり、ドアの向こうから「は~い」という、女性の声が聞こえてきた。なんて一般的な家庭なんだろう……。
ガチャリとドアを開けて現れたのは、何だか理知的なお姉さんの姿をした神様だった。
「アキラさん、こんにちは。二人ともどうぞ中へ」
僕らは彼女に促され、家の中へとお邪魔する。いつもの癖で靴を脱ぎそうになったが、ここは靴のまま入って良いらしく、靴のままお邪魔することに。中も白い壁で統一され、床は鮮やかな色をした木の板が貼られている。壁にはチラホラ絵画が飾られているが、誰が描いたものなのだろう。高級感のある黒く長いテーブルの前にある白のソファ。そこへ座るよう促され、僕らはそこに腰掛けた。すると、ソファはゆっくりと僕の体重を受け止め沈み込み、フワフワとしているのに弾力のある、とても心地よい感覚に包まれる。これは良いソファだ!
テルースさんはオープンキッチンの方へとそそくさと消え去り、お茶とおやつを持って直ぐに帰ってきた。
「どうぞ」
コトリとテーブルに差し出されたお茶はとても良い香りを漂わせている。一緒に出されたお菓子は花の形をしたクッキーでオシャレな感じだ。僕とアキラくんはいただきますと、一言添えて、紅茶に口をつけた。紅茶は柑橘系の匂いが鼻の奥を突き抜け、仄かな渋みと甘みをもたらして大人な味わいだ。次にクッキー。香ばしい香りが紅茶と合い、それだけで味を楽しめる。ホロリとした食感にバターの濃厚さ、中に細かく砕いた胡桃が入っているのか、ザクザクとしてまた違った味わいも楽しめる。美味しい。
僕が夢中で紅茶とお菓子を味わっていると、アキラくんに肘で小突かれた。
「あっ! ごめんごめん」
僕はハッと我に返って、ここに来た本来の目的を思い出す。
「しっかりしてくださいよ」
「ごめんね」
アキラくんに呆れられ、僕は慌てて笑って謝った。お菓子を目の前にすると、それに夢中になるのは僕の悪い癖だ。テルースさんはそれを見てクスクスと笑っていた。
「そんなに美味しそうに味わってくれるだなんて、わたくしもお菓子をお出しした甲斐があります」
テルースさんはにっこりと笑いかけてくれて、僕は恥ずかしくなって、少し俯いて頭をボリボリと掻いた。なんだか夢中で食べてしまって恥ずかしい……。
「では、改めまして、わたくしは地の神テラ。またの名をテルースといいます。この世界もテラという名前で紛らわしいので、どうぞテルースとお呼びください」
「あ、はい! 僕は拓斗です。最近アキラくんたちにお世話になってます。よろしくお願いします!」
僕は慌てて頭をペコリと下げた。テルースさんは相変わらず穏やかに笑っている。
「そう畏まらなくて良いですよ。顔を上げてください」
なんだかとても優しい方だな。その優しさに安心して、僕はゆっくりと顔を上げた。
テルースさんは褐色の肌にベージュっぽい髪色で、ゆるくウェーブのかかった長髪だ両頬に白い紋様があり、どこか不思議な雰囲気を醸し出している。服装は民族衣装のサリーのような服装。なんだかミステリアスな人だ。
「はい、これ、菓子折りです」
アキラくんは変わらず淡々とした様子で、テルースさんに菓子折りを渡す。テルースさんもそれを受け取り「わざわざありがとうございます」と、優しく微笑んでくれた。綺麗な人だ。
テルースさんは菓子折りをソファの側へ置き、改めて僕らの方へと向き直った。
「この後も他の者の所へも回るのですよね?」
「ええ、そうです。ですので、あまりゆっくりしている時間もなく。すいませんが早速いつもの質問を窺っても?」
「ええ、どうぞ」
アキラくんはテルースさんにいつもの質問を始めた。
「体の調子はどうですか?」
「そうですね。実は少し疲れています……」
「と、言うと?」
「作物が育たなくなった讓渡を蘇らせるめに、ここ最近ずっと力を使っていたもので」
「そうだったんですか。あまり無理はなさらないように」
神様も大変なんだな。確かに大地を守れる神様なら、人々が住む土地に色々手を加えなければならないと思うと、他の神様よりは大変なのかもしれない。
「では、街や人々に変わった様子はないですか?」
「ええ、先程の話に繋がるのですが、最近魔族の活動が活発で、そのせいで大地の生命も奪われてしまい、痩せた土地がたくさん出てきているんです。作物が育たなくなり、人々が私に大地を蘇らせてくれと、お願いしにくるんですよ」
「なるほど、そうだったんですか。このことは先生に伝えておきますので、少しでもテルースさんの負担が軽くなるよう対策してもらうようにしますね」
「ありがとうございます。よろしくお願いしますね」
テルースさんは少し申し訳なさそうに眉を下げて笑った。テルースさんは神の中ではなかなか忙しそうだった。
「さ、帰る前にお茶とお菓子を召し上がって下さいね」
完全に僕を見てテルースさんが笑いかけて来て、僕はギョッとして顔を真っ赤にしてしまった。完全に食いしん坊だと思われてしまっている……! 僕は終始顔を真っ赤にしたまま、慌ててお菓子を頂くのであった。
その後、紅茶とお菓子を頂いてから、僕らは家を……そう、家を後にした。
「テルースさんって優しくて良い人だったね」
なんか最初の三人が個性強すぎて、テルースさんは普通で優しくてとても良い人に思えた。
「彼女は十三神の中でも一番まともですからね。僕もやりやすくて助かります」
「なんか白さんに雰囲気似てて話しやすかったや」
「…………」
僕がテルースさんと白さんが似ていると発言した後、アキラくんにやや少しの間があった。アキラくんは一息吐いてから、少し考えるような素振りをしてからこう言った。
「……そうですか?」
あれ? 僕、なんかおかしなこと言ったっけ?
「え? 似てると思うけどな……?」
「確かに口調は似ていると思いますが、白さんは何と言うか――…… 」
アキラくんは顎に手を当てて、かなり悩んでいる。こんなアキラくんを見るのは案外初めてかもしれない。
「なんて言うか――……ちょっと、阿呆っぽくないですか?」
「!?」
アキラくん、白さんのことそんな風に思っていたの!?
「あ、違いますよ、阿呆っぽいっていうのは比喩で、ちょっと子供っぽいというか、天然というか、悪い意味じゃないです!」
アキラくんは慌ててさっきの発言をフォローしていたが、僕はアキラくんに生温かい眼差しを向けていた。
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