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6.5話目! 十三神巡り
6.5-15 ハルシオン編
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「さて、次に向かうのは幻の神ハルシオンさんの所なんですが……」
アキラくんはまた、少し顔を顰めた。アキラくんが事前に何か説明する時は、大概何かあるのだと分かったが、今度はどんな人だと言うのだろう。正直、スパさんのことも事前に説明して欲しかった。
「ハルシオンさんは所謂二重人格です」
「二重人格!?」
漫画とかでよくあるやつだ! 実際にそういう人もいるみたいだけど、初めて会うな。
「二重人格と言っても、一般的な二重人格のような感じではなく、ひとつの体にもう一つの魂が混在している感じです」
「と、言うと?」
「彼らは互いのことを認識し、ひとつの体を使って代わる代わる喋ります。ひとつの体でもう一つの人格と喋ったりするので、頻繁に人格が変わります。僕も喋っているとどっちがどっちかわからなくなって混乱するくらいです」
「へー」
なんかよくわからないけど、とてもややこしそうな事だけはわかる。実際会ってみないとどんなものかはわからないけど、アキラくんが混乱するくらいだから、僕も気をつけないと。
「因みに人格は女性の人格と男性の人格が存在し、女性の方がハル、男性の方がシオンと、簡単にひとつの名前であるハルシオンを区切って呼んでいます。ややこしい時はそのままハルシオンと呼んでも彼らは受け入れてくれるので大丈夫です」
「わ、わかった!」
「説明は以上です。それでは早速彼らの許へ行きましょうか」
僕はアキラくんからハルシオンさんについて簡単な説明を受け、彼らの許へと向かうのだった。
僕らは神殿の近くに来ていた。周りは濃霧に覆われていて、右も左もわからないような状況だった。
「あ、アキラくん、いるよね……?」
「大丈夫です、傍に居ますよ。この神殿の外れの場所に結界があり、彼らの根城があります。はぐれないように着いてきてください」
僕は成人男性らしからぬ、アキラくんの服の袖をギュッと握りしめた状態でアキラくんの後を離れず着いて行く。かなり至近距離じゃないと彼の姿も見えないほどの濃霧なのだ。暗闇とほとんど変わらない状態で離れず着いていくのは至難の業なのである。
暫く歩いたところで、アキラくんが結界を解除しているのがわかった。うっすらと眩い光が見えたのだ。すると、ゆっくりと濃霧は晴れていき、次第にひとつの古びた屋敷が姿を現したのだ。
「ここは……」
「ここが彼らの根城です。大きな屋敷でしょう?」
「一人で住んでるの?」
「えぇ。まぁ厳密に言えば、彼らは自身の幻を作って、複数人でこの屋敷に住んでいます。一人ではこの屋敷はあまりに大きすぎる。掃除やメンテナンスが大変です」
アキラくんの言う通り、この屋敷は一人で住むには大きすぎる。アデムスファミリーで観たような大きな屋敷だ。
鉄格子の門を開けると、ギィィと錆び付いた音がした。庭を進み、大きなドアの前へと辿り着く。
コンコン。アキラくんがドアを叩く。ドアを叩く鈍い音が静かに辺りに響き渡り、消えていった。暫く待っていると、ドアが独りでに勝手に開いた。
「わぁ!」
「入って良いようですので、お邪魔しましょう」
僕らはドアの中を潜った。中は綺麗に掃除されており、床は天井を反射するくらいピカピカだ。中世ヨーロッパのような美しい洋館で、僕は美術品でも見るかのように惚けて辺りを見渡した。高そうな花瓶や絵画、よくわからないガーゴイルの石像。スパさんの家とはまた違った魅力がある。
「お待ちしておりました」
「うぎゃあ!?」
辺りをぐるりと見渡していると、突然視界に現れた女の子に僕の心臓は飛び出るかと思うくらい驚いた。
「どうぞこちらへ」
彼女はメイドの服を着ていて、この屋敷のメイドさんなのだとわかる。
「言っておきますけど、これは彼らの分身であり幻です。同じ顔の人が何人もいますからね」
メイドさんの後に着いて行きながらアキラくんが僕にそう説明してくれる。同じ顔の人が何人も居るのか…想像出来ないな。
僕らはメイドさんに一室のドアの前まで案内された。メイドさんの役目も終わったのか、僕らに一礼だけして、また何処かへと去っていく。
「この部屋に彼らはいますね」
「おぉ……」
「さ、入りましょう」
アキラくんが軽くノックをすると「入って」と、中性的な声が聞こえてきた。僕らはゆっくりとドアを開け、中へと入る。そこは書斎部屋のような場所で、ギッシリと詰まった本棚が壁際にあり、その中央には大きな書斎机。その上には数冊の本が積み重なり、パソコンの透明なモニターが映し出されている。
「ようこそ、私たちの城へ」
「ようこそ、俺たちの城へ」
声は一つなのに何処か別々のものだと感じさせる。その書斎机の後ろから現れたのは、一人の少年……? いや、少女……? 先程のメイドさんと顔は同じだけれど、服装がこうにも中性的になるだけで、性別がどちらかわからない。少年にも少女にも見えるとても綺麗な顔立ちだ。真ん中で分かれた白と黒のツートンカラーの髪色で、長さは肩に掛かるくらい。くせっ毛なのか、外側にぴょこぴょこと髪が跳ねている。左右の目の色が違うオッドアイで、服装も白と黒で交互に違った不思議な雰囲気を持つ人だ。
「こんにちは、ハルシオンさん」
「こんにちは、アキラ」
「こんにちは、アキラ」
同じ人が同じセリフを喋っている。けれど、それは別人のものだとニュアンスでわかる。なんとも奇妙な感覚だ。
「こちら、菓子折りです」
「ありがとう、アキラ」
「これ何かな? 後で食べよう」
ハルシオンさんはアキラくんから菓子折りを受け取ると、嬉しそうに机の上に菓子折りを置いていた。今はシオンくんの方だろうか? 動きや仕草が少し男っぽい気がする。
「ハルシオンさん、本題に入る前に先に紹介させて下さい。こちら我が家の家政夫、拓斗さんです」
「よ、よろしくお願いします」
アキラくんに紹介されて、僕は慌てて頭を下げた。ハルシオンさんは僕のことをじっと見てら少し考える素振りをした。
「これが噂に聞く異世界人?」
「こら、シオン、失礼でしょう」
「だって本当のことだろう? 見た目は結構普通なのにな」
「シオンがごめんなさいね。どうか気を悪くしないで」
僕は二つの人格に一気に話しかけられて頭が混乱した。アキラくんでも混乱すると言っていたけど、実際目の当たりにすると、どう対応したら良いかわからなくなるものだな!? どちらに話しかけられているかはわかるのに、誰に何を答えたら良いかわからなくなる。脳みそがバグってしまいそうだ!
「私たちはハルシオン。アキラから聞いてるかもしれないけど、私たちはそれぞれ別の人格を有しているわ。私がハルで」
「俺がシオン。よろしく」
「あっ、はい、よろしく! お願いします……」
「ややこしいだろうから、二人まとめてハルシオンと呼んでくれて構わないから」
「はい、ハルシオン……さん?」
くん? さん? ちゃん? どう呼べば良いのかさえわからない。
「ハルシオンで良いよ。あと敬語も要らない」
「あ、うん、わかった、ハルシオン……」
何となく口調や喋り方でどっちがどっちかはわかるものの、本当に意味がわからないな。彼らとの対話は難しそうだ。
「では、紹介も済んだところで、いつもの簡単な質問をさせて下さい」
「どぞー」
「お二人とも体調は大丈夫ですか?」
アキラくんが質問すると、二人は一つの体で会話し始めた。
「俺は元気。ハルは? 」
「私も元気。他の子達も元気よ」
他の子達ってあれかな。さっきのメイドさんみたいな子の事かな。他にもああいうのがたくさんいるらしいし、ますます頭が混乱するな。
「では、街や人々の様子に変わりはいですか?」
「そうね。魔族が活動的なことくらい?」
「そうだね。魔族が活動的なことくらいかな。人々は変わらず幻でも良いから死んだ奴に会わせて欲しいって言ったり、妄想を具現化させたいとか変なことばっかり言ってる」
「そうですか。ありがとうございます。僕らから質問は以上です」
幻属性とは一体どんなものかわからなかったけど、こうやって話を聞くと、色んなことに利用価値がありそうだな。人々の願いを聞く神様たちも大変だ。
「うんうん、それじゃ、もう帰るの?」
「えぇ、まだあと二人伺わねばならないので」
「そう。じゃあまたね。今度ゆっくり話しましょ」
「えぇ、それではまた」
「またね~」
「また。拓斗も」
「あ、うん、また」
僕らはハルシオンに手を振られながら部屋を出ていった。帰りは多分さっきと同じメイドさんに見送られ、屋敷を後にする。
「めっちゃ頭混乱した」
「どっちと話せば良いのかわからなくなりますからね」
「みんないつもどうやって話してるの?」
「……適当ですよ、多分」
「そっかぁ、適当かぁ」
やっぱ慣れってやつなのかなぁ。僕もいつか慣れるのかな。今度会う時はまともに話が出来ると良いなぁ。
アキラくんはまた、少し顔を顰めた。アキラくんが事前に何か説明する時は、大概何かあるのだと分かったが、今度はどんな人だと言うのだろう。正直、スパさんのことも事前に説明して欲しかった。
「ハルシオンさんは所謂二重人格です」
「二重人格!?」
漫画とかでよくあるやつだ! 実際にそういう人もいるみたいだけど、初めて会うな。
「二重人格と言っても、一般的な二重人格のような感じではなく、ひとつの体にもう一つの魂が混在している感じです」
「と、言うと?」
「彼らは互いのことを認識し、ひとつの体を使って代わる代わる喋ります。ひとつの体でもう一つの人格と喋ったりするので、頻繁に人格が変わります。僕も喋っているとどっちがどっちかわからなくなって混乱するくらいです」
「へー」
なんかよくわからないけど、とてもややこしそうな事だけはわかる。実際会ってみないとどんなものかはわからないけど、アキラくんが混乱するくらいだから、僕も気をつけないと。
「因みに人格は女性の人格と男性の人格が存在し、女性の方がハル、男性の方がシオンと、簡単にひとつの名前であるハルシオンを区切って呼んでいます。ややこしい時はそのままハルシオンと呼んでも彼らは受け入れてくれるので大丈夫です」
「わ、わかった!」
「説明は以上です。それでは早速彼らの許へ行きましょうか」
僕はアキラくんからハルシオンさんについて簡単な説明を受け、彼らの許へと向かうのだった。
僕らは神殿の近くに来ていた。周りは濃霧に覆われていて、右も左もわからないような状況だった。
「あ、アキラくん、いるよね……?」
「大丈夫です、傍に居ますよ。この神殿の外れの場所に結界があり、彼らの根城があります。はぐれないように着いてきてください」
僕は成人男性らしからぬ、アキラくんの服の袖をギュッと握りしめた状態でアキラくんの後を離れず着いて行く。かなり至近距離じゃないと彼の姿も見えないほどの濃霧なのだ。暗闇とほとんど変わらない状態で離れず着いていくのは至難の業なのである。
暫く歩いたところで、アキラくんが結界を解除しているのがわかった。うっすらと眩い光が見えたのだ。すると、ゆっくりと濃霧は晴れていき、次第にひとつの古びた屋敷が姿を現したのだ。
「ここは……」
「ここが彼らの根城です。大きな屋敷でしょう?」
「一人で住んでるの?」
「えぇ。まぁ厳密に言えば、彼らは自身の幻を作って、複数人でこの屋敷に住んでいます。一人ではこの屋敷はあまりに大きすぎる。掃除やメンテナンスが大変です」
アキラくんの言う通り、この屋敷は一人で住むには大きすぎる。アデムスファミリーで観たような大きな屋敷だ。
鉄格子の門を開けると、ギィィと錆び付いた音がした。庭を進み、大きなドアの前へと辿り着く。
コンコン。アキラくんがドアを叩く。ドアを叩く鈍い音が静かに辺りに響き渡り、消えていった。暫く待っていると、ドアが独りでに勝手に開いた。
「わぁ!」
「入って良いようですので、お邪魔しましょう」
僕らはドアの中を潜った。中は綺麗に掃除されており、床は天井を反射するくらいピカピカだ。中世ヨーロッパのような美しい洋館で、僕は美術品でも見るかのように惚けて辺りを見渡した。高そうな花瓶や絵画、よくわからないガーゴイルの石像。スパさんの家とはまた違った魅力がある。
「お待ちしておりました」
「うぎゃあ!?」
辺りをぐるりと見渡していると、突然視界に現れた女の子に僕の心臓は飛び出るかと思うくらい驚いた。
「どうぞこちらへ」
彼女はメイドの服を着ていて、この屋敷のメイドさんなのだとわかる。
「言っておきますけど、これは彼らの分身であり幻です。同じ顔の人が何人もいますからね」
メイドさんの後に着いて行きながらアキラくんが僕にそう説明してくれる。同じ顔の人が何人も居るのか…想像出来ないな。
僕らはメイドさんに一室のドアの前まで案内された。メイドさんの役目も終わったのか、僕らに一礼だけして、また何処かへと去っていく。
「この部屋に彼らはいますね」
「おぉ……」
「さ、入りましょう」
アキラくんが軽くノックをすると「入って」と、中性的な声が聞こえてきた。僕らはゆっくりとドアを開け、中へと入る。そこは書斎部屋のような場所で、ギッシリと詰まった本棚が壁際にあり、その中央には大きな書斎机。その上には数冊の本が積み重なり、パソコンの透明なモニターが映し出されている。
「ようこそ、私たちの城へ」
「ようこそ、俺たちの城へ」
声は一つなのに何処か別々のものだと感じさせる。その書斎机の後ろから現れたのは、一人の少年……? いや、少女……? 先程のメイドさんと顔は同じだけれど、服装がこうにも中性的になるだけで、性別がどちらかわからない。少年にも少女にも見えるとても綺麗な顔立ちだ。真ん中で分かれた白と黒のツートンカラーの髪色で、長さは肩に掛かるくらい。くせっ毛なのか、外側にぴょこぴょこと髪が跳ねている。左右の目の色が違うオッドアイで、服装も白と黒で交互に違った不思議な雰囲気を持つ人だ。
「こんにちは、ハルシオンさん」
「こんにちは、アキラ」
「こんにちは、アキラ」
同じ人が同じセリフを喋っている。けれど、それは別人のものだとニュアンスでわかる。なんとも奇妙な感覚だ。
「こちら、菓子折りです」
「ありがとう、アキラ」
「これ何かな? 後で食べよう」
ハルシオンさんはアキラくんから菓子折りを受け取ると、嬉しそうに机の上に菓子折りを置いていた。今はシオンくんの方だろうか? 動きや仕草が少し男っぽい気がする。
「ハルシオンさん、本題に入る前に先に紹介させて下さい。こちら我が家の家政夫、拓斗さんです」
「よ、よろしくお願いします」
アキラくんに紹介されて、僕は慌てて頭を下げた。ハルシオンさんは僕のことをじっと見てら少し考える素振りをした。
「これが噂に聞く異世界人?」
「こら、シオン、失礼でしょう」
「だって本当のことだろう? 見た目は結構普通なのにな」
「シオンがごめんなさいね。どうか気を悪くしないで」
僕は二つの人格に一気に話しかけられて頭が混乱した。アキラくんでも混乱すると言っていたけど、実際目の当たりにすると、どう対応したら良いかわからなくなるものだな!? どちらに話しかけられているかはわかるのに、誰に何を答えたら良いかわからなくなる。脳みそがバグってしまいそうだ!
「私たちはハルシオン。アキラから聞いてるかもしれないけど、私たちはそれぞれ別の人格を有しているわ。私がハルで」
「俺がシオン。よろしく」
「あっ、はい、よろしく! お願いします……」
「ややこしいだろうから、二人まとめてハルシオンと呼んでくれて構わないから」
「はい、ハルシオン……さん?」
くん? さん? ちゃん? どう呼べば良いのかさえわからない。
「ハルシオンで良いよ。あと敬語も要らない」
「あ、うん、わかった、ハルシオン……」
何となく口調や喋り方でどっちがどっちかはわかるものの、本当に意味がわからないな。彼らとの対話は難しそうだ。
「では、紹介も済んだところで、いつもの簡単な質問をさせて下さい」
「どぞー」
「お二人とも体調は大丈夫ですか?」
アキラくんが質問すると、二人は一つの体で会話し始めた。
「俺は元気。ハルは? 」
「私も元気。他の子達も元気よ」
他の子達ってあれかな。さっきのメイドさんみたいな子の事かな。他にもああいうのがたくさんいるらしいし、ますます頭が混乱するな。
「では、街や人々の様子に変わりはいですか?」
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「そうだね。魔族が活動的なことくらいかな。人々は変わらず幻でも良いから死んだ奴に会わせて欲しいって言ったり、妄想を具現化させたいとか変なことばっかり言ってる」
「そうですか。ありがとうございます。僕らから質問は以上です」
幻属性とは一体どんなものかわからなかったけど、こうやって話を聞くと、色んなことに利用価値がありそうだな。人々の願いを聞く神様たちも大変だ。
「うんうん、それじゃ、もう帰るの?」
「えぇ、まだあと二人伺わねばならないので」
「そう。じゃあまたね。今度ゆっくり話しましょ」
「えぇ、それではまた」
「またね~」
「また。拓斗も」
「あ、うん、また」
僕らはハルシオンに手を振られながら部屋を出ていった。帰りは多分さっきと同じメイドさんに見送られ、屋敷を後にする。
「めっちゃ頭混乱した」
「どっちと話せば良いのかわからなくなりますからね」
「みんないつもどうやって話してるの?」
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