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8.5話目!はじめてのおつかい アキラより
8.5-6
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次に向かったのは武器屋さんだった。それもマジックフォンで店を検索して店まで向かい、見たこともない武器がたくさん売ってある売り場に拓斗さんは目を輝かせていた。僕にはごく一般的な店に見えるけれど、拓斗さんには未知の領域。興奮するのも無理はない。けれど、目的は忘れておらず、拓斗さんはすぐに木刀を見つけると、それを購入し、後ろ髪引かれながらも店を後にした。
……また今度、武器屋さんに連れてってあげても良いかもしれませんね。彼も身を守るための武器の一つくらいは持っていた方が良いかもしれませんし。一応騎士団がいるとは言っても、世の中物騒ですからね。特に拓斗さんは要らんことにすぐ首を突っ込みますから。
残るはたくさんのお菓子と謎のダンベル。ダンベルは重いので、お菓子から買いに行くべきですね。
僕の考えと同じ考えなのか、拓斗さんは様々な商品が入った買い物袋を引っ提げて、近くのスーパーに向かった。
スーパーでお菓子はわりとよく買うので、今回はスムーズに売り場まで来ていた。今度は順調かと思い切や、ここでまた新たな試練が拓斗さんを襲う。
白さんと銀さんが頼んでいたパッキーというお菓子だが、どうも普通の種類だけではなく、期間限定味が出ているようだ。白さんと銀さんはこのことを知ってか知らずかパッキーとだけ言っていた。拓斗さんも二種類あるとは知らずに、どちらを買えば良いかわからず固まってしまった。
彼はとりあえず普通の味と期間限定の味を一つずつ手に取り見比べた。見比べてどうなるということでもないのだが、彼はじっとそれらを見比べた。
「どっちを買えば……」
意外と期間限定ものに弱い白さんと銀さん。いや、あの食いしん坊二人は意外でもなんでもないか。
拓斗さんは二人同じものを頼んだことだし、別々の味で一箱ずつ買うか? と悩んでいた。しかし、それはやめた方が良い。食いしん坊の二人のことだ。それぞれの味を半分こしても、もっとこの味食べたかったと言うに違いない。ここは両方一箱ずつ買うんです! 悩むことはありません! お金は無限にあるのだから!
僕の念が届いたのか、拓斗さんはハッとして顔を上げて、辺りをキョロキョロと振り返っていたが、すぐに買い物かごにそれぞれの味を二箱ずつ入れ、他のお菓子を見に回った。
念じすぎて電波でも飛ばしていたのかもしれない。気をつけねば……。
拓斗さんは先生のどら焼きと優輝さんのコンスケ、陽菜さんのねろねろねろねをカゴに入れ、慣れた手つきでお会計していた。神無さんもお菓子を頼んでいたがそれはミスドーナツのドーナツなため、買う場所は別だ。
拓斗さんはすぐさまデパートに戻り、ミスドーナツに向かって、またもや慣れた手つきでドーナツをよそっていた。前にいた場所でも、こういう場所よく来てたんですかね。
ミスドーナツでの買い物も終え、残るは黒乃さんのダンベルだ。あれ、三十キロあるのわかってるんでしょうか。
拓斗さんはデパートのフロアを移動してスポーツショップにやって来た。あまり買い物袋を引っ提げて来たくない場所ではあるものの、三十キロのダンベルを持ち歩きながら買い物なんて出来たもんじゃないので仕方ない。
拓斗さんは急いでダンベルを探して、店に迷惑にならないようにすぐ購入していた。
しかし、思ったより重かったのか、心做しかダンベルを持つ方の手がプルプルしていた。他のものも持っているのだ。そうなるのも無理は無い。
拓斗さんはそれでも文句ひとつ言わず、頑張って袋を支え歩き出した。色んな場所を走り回った疲労もあるのでしょう。よろよろとした足取りで、見ていて不安になる上可哀想だ。僕は、子鹿のように歩く拓斗さんを見兼ねて拓斗さんに魔法をかけた。
ご苦労様です。
魔法をかけると拓斗さんはさっきまでよろよろしていたのが嘘のようにシャキッとし、拓斗さん自身も驚いていた。拓斗さんはダンベルを持つ手にある違和感に気付き、何度もその腕を上げ下げする。
僕がかけた魔法は肉体強化魔法。ダンベルを持つ手の力を強くしたのだ。
拓斗さんは不思議そうにしながらも、特に気に留めることはなく、その場を後にした。
よし、これで今回頼まれていたものは全て終わりですよね。これで僕も安心して家で待っていられます。僕は拓斗さんが戻るより先に家に帰って彼を待つことにした。
……また今度、武器屋さんに連れてってあげても良いかもしれませんね。彼も身を守るための武器の一つくらいは持っていた方が良いかもしれませんし。一応騎士団がいるとは言っても、世の中物騒ですからね。特に拓斗さんは要らんことにすぐ首を突っ込みますから。
残るはたくさんのお菓子と謎のダンベル。ダンベルは重いので、お菓子から買いに行くべきですね。
僕の考えと同じ考えなのか、拓斗さんは様々な商品が入った買い物袋を引っ提げて、近くのスーパーに向かった。
スーパーでお菓子はわりとよく買うので、今回はスムーズに売り場まで来ていた。今度は順調かと思い切や、ここでまた新たな試練が拓斗さんを襲う。
白さんと銀さんが頼んでいたパッキーというお菓子だが、どうも普通の種類だけではなく、期間限定味が出ているようだ。白さんと銀さんはこのことを知ってか知らずかパッキーとだけ言っていた。拓斗さんも二種類あるとは知らずに、どちらを買えば良いかわからず固まってしまった。
彼はとりあえず普通の味と期間限定の味を一つずつ手に取り見比べた。見比べてどうなるということでもないのだが、彼はじっとそれらを見比べた。
「どっちを買えば……」
意外と期間限定ものに弱い白さんと銀さん。いや、あの食いしん坊二人は意外でもなんでもないか。
拓斗さんは二人同じものを頼んだことだし、別々の味で一箱ずつ買うか? と悩んでいた。しかし、それはやめた方が良い。食いしん坊の二人のことだ。それぞれの味を半分こしても、もっとこの味食べたかったと言うに違いない。ここは両方一箱ずつ買うんです! 悩むことはありません! お金は無限にあるのだから!
僕の念が届いたのか、拓斗さんはハッとして顔を上げて、辺りをキョロキョロと振り返っていたが、すぐに買い物かごにそれぞれの味を二箱ずつ入れ、他のお菓子を見に回った。
念じすぎて電波でも飛ばしていたのかもしれない。気をつけねば……。
拓斗さんは先生のどら焼きと優輝さんのコンスケ、陽菜さんのねろねろねろねをカゴに入れ、慣れた手つきでお会計していた。神無さんもお菓子を頼んでいたがそれはミスドーナツのドーナツなため、買う場所は別だ。
拓斗さんはすぐさまデパートに戻り、ミスドーナツに向かって、またもや慣れた手つきでドーナツをよそっていた。前にいた場所でも、こういう場所よく来てたんですかね。
ミスドーナツでの買い物も終え、残るは黒乃さんのダンベルだ。あれ、三十キロあるのわかってるんでしょうか。
拓斗さんはデパートのフロアを移動してスポーツショップにやって来た。あまり買い物袋を引っ提げて来たくない場所ではあるものの、三十キロのダンベルを持ち歩きながら買い物なんて出来たもんじゃないので仕方ない。
拓斗さんは急いでダンベルを探して、店に迷惑にならないようにすぐ購入していた。
しかし、思ったより重かったのか、心做しかダンベルを持つ方の手がプルプルしていた。他のものも持っているのだ。そうなるのも無理は無い。
拓斗さんはそれでも文句ひとつ言わず、頑張って袋を支え歩き出した。色んな場所を走り回った疲労もあるのでしょう。よろよろとした足取りで、見ていて不安になる上可哀想だ。僕は、子鹿のように歩く拓斗さんを見兼ねて拓斗さんに魔法をかけた。
ご苦労様です。
魔法をかけると拓斗さんはさっきまでよろよろしていたのが嘘のようにシャキッとし、拓斗さん自身も驚いていた。拓斗さんはダンベルを持つ手にある違和感に気付き、何度もその腕を上げ下げする。
僕がかけた魔法は肉体強化魔法。ダンベルを持つ手の力を強くしたのだ。
拓斗さんは不思議そうにしながらも、特に気に留めることはなく、その場を後にした。
よし、これで今回頼まれていたものは全て終わりですよね。これで僕も安心して家で待っていられます。僕は拓斗さんが戻るより先に家に帰って彼を待つことにした。
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