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敵対する侯爵子息と禁断の恋に落ちた侯爵令嬢は、神聖な教会で背徳の愛撫にあえかな吐息を漏らす

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 触られるたび、もっとルノの熱を求めてしまう。

 突起を弄んでいた手が次第におりていき、柔らかな内腿をさらりと撫でた。

 ビクッと躰が撓る。

 ルノの愛撫に翻弄され内腿まで蜜が滴り落ちていたため、彼の指先が蜜でしっとりと濡れる。その蜜で濡れた指を口に持っていくと、味わうように丁寧に舐めとっていく。

「や、やめて!」

 恥ずかしくてルノの指を制しようとすると、色香を纏った彼の顔が覗き込む。

「シャルの聖水、もっと味わわせて?」

 ルノの大きくて逞しい両手が白く柔らかな脚を捕らえ、大きく開かされた。そして、その美しい顔が私の秘部へと近づいてくる。

「や、めて……そんな、とこ……きたな、い」

 そんな私の言葉を聞いて、ピタッとルノの動きが止まった。愛しみをもったアクアマリンの瞳が、私を見つめる。

「君の躰に汚れた部分なんてひとつもない。俺にとってシャルの全ては、高貴で美しいものでしかない」

 再び秘部へと顔を沈ませるとルノの吐息がかかり、ビクッと背中を反らせた。ヒラヒラとした花弁とその割れ目を彼の熱い舌が上下に擦る。

「んぁあんっ」

 ドクドクと脈を打ち、躰中の血が湧き立つような感覚に陥る。ルノの舌が蜜壺から溢れる蜜を絡め取り、花弁と一緒に音をたてて吸い上げる。

「んふぅぅぅっっ」

 隠れていた蕾がまるで悠の愛撫によって花開いたかのようにピンと突き立ち、彼を誘う。

「君の熟した蕾、美しい……」

 ルノ。もう、言わないで。

 ルノの言葉の媚薬に溶かされていく。

 舌先で、ペロペロと蕾を舐め回される。最初はこそばゆい感覚だったのが、だんだんと敏感になるに従って次第に息つく間もなくなる。

 そして、蕾の中でも最も敏感な部分にルノの舌が集中的に刺激を与えてくる。

「あっ、あっ、あっ、あぁっ!!」

 舌のリズムに合わせて喘ぎ声が洩れ、腰も同じように浮き上がってくる。爪先が熱く痺れ、脚がピンと張る。

 もう……気持ち良すぎて……どうにかなりそう……

 蕾に意識が集中し、ビクン、ビクンと打つ脈動に応えて快感の波が押し寄せてくる。

「ルノっ!!」

 ルノの細く柔らかい髪に手を差し込むと、頭をギュッと掴む。

「あっ、あっ、もう! だ、めぇっ!!」

 頭が真っ白になり、快感の頂点へと一気に突き上げられた。

 躰をぐったりとさせ、快感の余韻に浸っていると、ルノの細く長い人差し指が熱く湿った中へとジュプジュプと音をたてながらゆっくりと差し込まれる。

「んぅぁああっ!」

 まだ快感の残る蕾がビクン、ビクン、と畝っているところに、彼の指が私の中でゆっくりと円を描くように動かされ、いつも以上に敏感に感じてしまう。

「ハァッ……あんっ、あぁっ、だ、め……」

 頬を火照らせ涙目で訴えるものの、

「シャル、快感に身を委ねて……」

 ルノは更に指を1本、もう1本と増やしていく。

 3本の指が熱く蜜でトロトロに溶かされた中を小刻みに抜き差ししたり、バラバラと中で動き回り、その指の動きに翻弄されていく。

 ルノの中指が恥骨の上辺りに辿りつくと、クイッと曲がり、ザラザラとした部分に触れた途端、

「あぁぁぁっ!!」

 全身が震え、力が抜けていく。

 ルノは更に、下の蕾を舌先でやわやわと舐め回すと、口に含んでコロコロと転がした。

「んやぁっ、あんっ、も、無理……」

 舌で蕾を刺激され、指で敏感な部分を弄ばれて今まで感じたことのない強い快楽に目眩を覚える。

 こんな、感覚……知らない。

 すると、突然


 ドンドンドンッ!!


 教会の重い扉が叩かれた。
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