6 / 14
僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける
6
しおりを挟む
類の舌が垂直なクレバスを押し退けてぐいぐいと入り込む。
「ンクッ!」
美羽は緊張で躰を硬くし、背中を浮かせた。
先ほど指で触れられた豆をクリクリと舌で押し付けられると、キュンキュンと下半身が締め付けられて腰がヒクヒクと震える。
「ゃ……なんか、変」
「凄い、ミュー。いつもより、感じてるの? 蜜が溢れてくるよ」
自分でも、その感触が分かっていた。類に舐められていると、どんどんジュワッと内奥から蜜が出てくる。今まで類にそこを舐められていた時とは確実に違う自分の反応が、恐くなる。
「恥ずか、しい……もう、いい。類、やめて」
美羽は顔を真っ赤にして手を伸ばし、類の頭を軽く押し退けるようにした。けれど、類は頭を下げたまま離れてくれない。
「ねぇ、知ってる? これって気持ちいいって印なんだよ。もっとミューのこと、気持ちよくさせてあげたい」
下から響く類の声はいつもよりセクシーに響いて、子供っぽくて甘えん坊な類とは違う、『男性』を感じさせた。自分だけでなく、類さえも変わってしまっていることに戸惑いと少しの恐れが入り混じる。
「い、いいよ、私は……」
「だーめ」
類は再び美羽の股の間に潜り込み、真っ赤な舌を伸ばした。
固く閉じた割れ目を類の親指と人差し指が押し開き、露わになった小さな粒が熱く濡れた舌で愛撫される。
「ッ……ッフゥ……ハッ……あぁ……」
類の舌の感触がジンジンと脳髄にまで響き、何も考えられなくなる。頭が真っ白に塗り潰されていき、恥ずかしいという気持ちも、イケナイことをしているという罪悪感も全て押し流されてしまう。
「ハァッ……感じてるミュー、すごく可愛い」
顔を上げた類の唇はいつもより真っ赤に充血して腫れぼったくなっていて、ツヤツヤと光っていた。それが、自分の欲情に濡れた蜜なのだと思うと逃げ出したくなるぐらいの羞恥に襲われるのに、その綺麗で妖艶な類の表情に視線が釘付けになる。
「類ぃ、好き」
眉を下げ、瞳を潤ませて唇を震わせた美羽に、類は表情を蕩けさせた。
「ミュー、好き。大好きだよ。
いっぱいいっぱい愛してあげる」
唇が重なり、この唇がさっきまで触れていた場所は……と考えたけれど、もうそんなこともどうでもよくなる程の甘美な酔いが美羽の躰を包んでいた。
類の舌が花芽を何度も上下に揺らし、美羽の腰がフルフルとそれに合わせるかのように痙攣する。今までも舐められて気持ちいいという感触はあったけど、今は何か違う。
躰の奥から得体の知れないものが湧き出してくるのを感じていた。
類に舌で花芽を何度も舐められていると、キュンキュンと膣の奥が疼いてくる。全ての神経が、熱がそこに集中してもっていかれてしまう。
何かが波のように押し寄せては引き、押し寄せては引いているものの、次の波が来るたびに確実に大きくなっているのを感じる。
「ンンッ、ハァッ、ハァッ……」
この波に呑まれてしまったら、どうなるんだろう……
私が私でなくなりそうで恐い。
そんな恐怖が這い上がってくる。
「や、類。恐い……変なの、私。やめて、お願い……」
泣き出しそうな美羽の声に、類が動きを止めて顔を上げた。
「どうしたの、ミュー」
「違うの、いつもと違って……変なの。恐い……」
不安を露わにする美羽に、類が覆い被さるようにして優しく抱き締めた。
「僕も、恐いよ」
ぇ……
「類も、恐いの?」
「うん。ミューが、これをきっかけに僕を嫌いになっちゃったらどうしようって考えると恐い」
甘えるようにして頬を寄せ、口づけをする。
「ミューのことが欲しくて堪らなくて、無理矢理にでも強引にしたいって自分と、優しく傷つけないようにしたいって自分が僕の中で戦ってるんだ。それでも頑張って優しくしようとしてるのに……
ミューに恐いって言われたら、拒否されたら……すごくショックだし、悲しいよ。僕はミューを、愛したいだけなんだ。恐がらせるつもりなんて、ない」
睫毛を震わせて見上げる類は、打ち捨てられた子猫のように儚げで、美羽の胸が罪悪感にチクッと痛んだ。
「恐く、ない」
「ミュー?」
首を傾げて覗き込まれると、やっぱり嘘はつけない。
「ごめん。恐い、けど……類となら、大丈夫。類と、乗り越えたい」
瞳がぶつかり合うと、どちらからともなく唇が寄せられ、舌を絡め合う。キスは、ふたりにとって1番の仲直りの方法だった。最もお互いを近くに感じられるスキンシップ。
でもこれからは、変わってしまうかも知れない。
ふたりが、恋人としての次の段階へと進むために。
「ンクッ!」
美羽は緊張で躰を硬くし、背中を浮かせた。
先ほど指で触れられた豆をクリクリと舌で押し付けられると、キュンキュンと下半身が締め付けられて腰がヒクヒクと震える。
「ゃ……なんか、変」
「凄い、ミュー。いつもより、感じてるの? 蜜が溢れてくるよ」
自分でも、その感触が分かっていた。類に舐められていると、どんどんジュワッと内奥から蜜が出てくる。今まで類にそこを舐められていた時とは確実に違う自分の反応が、恐くなる。
「恥ずか、しい……もう、いい。類、やめて」
美羽は顔を真っ赤にして手を伸ばし、類の頭を軽く押し退けるようにした。けれど、類は頭を下げたまま離れてくれない。
「ねぇ、知ってる? これって気持ちいいって印なんだよ。もっとミューのこと、気持ちよくさせてあげたい」
下から響く類の声はいつもよりセクシーに響いて、子供っぽくて甘えん坊な類とは違う、『男性』を感じさせた。自分だけでなく、類さえも変わってしまっていることに戸惑いと少しの恐れが入り混じる。
「い、いいよ、私は……」
「だーめ」
類は再び美羽の股の間に潜り込み、真っ赤な舌を伸ばした。
固く閉じた割れ目を類の親指と人差し指が押し開き、露わになった小さな粒が熱く濡れた舌で愛撫される。
「ッ……ッフゥ……ハッ……あぁ……」
類の舌の感触がジンジンと脳髄にまで響き、何も考えられなくなる。頭が真っ白に塗り潰されていき、恥ずかしいという気持ちも、イケナイことをしているという罪悪感も全て押し流されてしまう。
「ハァッ……感じてるミュー、すごく可愛い」
顔を上げた類の唇はいつもより真っ赤に充血して腫れぼったくなっていて、ツヤツヤと光っていた。それが、自分の欲情に濡れた蜜なのだと思うと逃げ出したくなるぐらいの羞恥に襲われるのに、その綺麗で妖艶な類の表情に視線が釘付けになる。
「類ぃ、好き」
眉を下げ、瞳を潤ませて唇を震わせた美羽に、類は表情を蕩けさせた。
「ミュー、好き。大好きだよ。
いっぱいいっぱい愛してあげる」
唇が重なり、この唇がさっきまで触れていた場所は……と考えたけれど、もうそんなこともどうでもよくなる程の甘美な酔いが美羽の躰を包んでいた。
類の舌が花芽を何度も上下に揺らし、美羽の腰がフルフルとそれに合わせるかのように痙攣する。今までも舐められて気持ちいいという感触はあったけど、今は何か違う。
躰の奥から得体の知れないものが湧き出してくるのを感じていた。
類に舌で花芽を何度も舐められていると、キュンキュンと膣の奥が疼いてくる。全ての神経が、熱がそこに集中してもっていかれてしまう。
何かが波のように押し寄せては引き、押し寄せては引いているものの、次の波が来るたびに確実に大きくなっているのを感じる。
「ンンッ、ハァッ、ハァッ……」
この波に呑まれてしまったら、どうなるんだろう……
私が私でなくなりそうで恐い。
そんな恐怖が這い上がってくる。
「や、類。恐い……変なの、私。やめて、お願い……」
泣き出しそうな美羽の声に、類が動きを止めて顔を上げた。
「どうしたの、ミュー」
「違うの、いつもと違って……変なの。恐い……」
不安を露わにする美羽に、類が覆い被さるようにして優しく抱き締めた。
「僕も、恐いよ」
ぇ……
「類も、恐いの?」
「うん。ミューが、これをきっかけに僕を嫌いになっちゃったらどうしようって考えると恐い」
甘えるようにして頬を寄せ、口づけをする。
「ミューのことが欲しくて堪らなくて、無理矢理にでも強引にしたいって自分と、優しく傷つけないようにしたいって自分が僕の中で戦ってるんだ。それでも頑張って優しくしようとしてるのに……
ミューに恐いって言われたら、拒否されたら……すごくショックだし、悲しいよ。僕はミューを、愛したいだけなんだ。恐がらせるつもりなんて、ない」
睫毛を震わせて見上げる類は、打ち捨てられた子猫のように儚げで、美羽の胸が罪悪感にチクッと痛んだ。
「恐く、ない」
「ミュー?」
首を傾げて覗き込まれると、やっぱり嘘はつけない。
「ごめん。恐い、けど……類となら、大丈夫。類と、乗り越えたい」
瞳がぶつかり合うと、どちらからともなく唇が寄せられ、舌を絡め合う。キスは、ふたりにとって1番の仲直りの方法だった。最もお互いを近くに感じられるスキンシップ。
でもこれからは、変わってしまうかも知れない。
ふたりが、恋人としての次の段階へと進むために。
0
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話
神谷 愛
恋愛
久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。
二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる