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僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける
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「指、もう1本足すよ」
「うん……」
少し緊張して乾いた唇を舐めようとした美羽の舌を類の舌が絡めとり、唇の輪郭を辿るように舐め回す。
「ンッ」
擽ったさと快感が綯い交ぜになる中、類が自分の緊張を吸い取ってくれたような気持ちになり、躰が弛緩していく。
怖がらなくていいんだ。だって、類は痛いことはしないって言ってたもん。
快楽と欲望に身を任せるように類の背中に腕を回し、自ら舌を絡ませれば、痛みが和らいでいくような気がした。
太ももに硬いものが当たる感触を覚え、見下ろすと、先ほど美羽の口の中で欲を放ったはずの類の分身が先ほどと同じ大きさと硬さに戻っている。
類……苦しいのかな。
背中に回していた手をそこに持っていくとビクンと大きく震えた。
「ック」
「る、い……もういいよ。入れて?」
苦しそうな声を上げた類に、これ以上焦らすのが申し訳なくて、美羽はそう告げた。
「まだ痛いかもしれないよ?」
「だい、じょうぶ。我慢するから」
「僕はミューに我慢なんてして欲しくない。気持ちよくなってもらいたいんだ」
類の気持ちは嬉しい。でも、美羽もまた、類にこれ以上我慢させたくない気持ちは同じだった。
「たぶん、何をしたって痛いと思うから、いいの。今日痛くても、これから気持ちよくなるならそれでいい。
だから類……いいよ?」
頬をピンクに染めて少しうつむき加減に恥ずかしげに言った美羽の可憐な表情に、類の心臓の鼓動が一気に高まる。
「ミュー、ずるいよ。
そんな風に言われたらもう、おさえられなくなる」
僕は、かっこいい大人になりたいのに……
ミューが安心して任せられる大人の男に。
「いいよ、そのままの類で。
そのままの類が、好きだから」
心の声を感じた美羽が微笑み、類も微笑み返した。
「分かったよ。
ミューを、全部ちょうだい」
類が上半身を起こし、猛りを握り締めてからハッとする。
「あ、えーと。ちょっと待って!」
バタバタと自分の部屋に行くと、箱を手に戻ってきた。
あ。これ、保健体育の授業で見たやつだ……
美羽も半身を起こし、説明書きを読む類の横から覗き込む。
「ちょ、ミューはいいから!」
「え。私だって知りたい」
類が箱を開け、繋がってる包装を切り取り線から離し、破って中を取り出す。
「ヌルヌルしてるね」
「うん……」
勃ち上がった先端にゴムを載せて装着するのを見つめていると、くるっと類が背中を向けた。
「恥ずかしいから見ないでよ」
「え、類!? ずるい、私には恥ずかしいこといっぱいさせたのに!」
つけ終わって正面を向いた類の顔は少し赤みを帯びていた。
「ミューはいいの。可愛いんだから」
「類だって……そうやって恥ずかしがってるの、可愛いよ」
二人してクスクス笑い合い、引き寄せられるように唇を寄せる。
「入れるよ」
「うん……」
いよいよなんだ……
そう思うと、美羽の緊張が再びぶり返してきた。躰を硬くさせた美羽の真上に、不安げに覗き込む類が見える。
だめ、類にこんな顔して欲しくない。
美羽は無理やり口角を上げて微笑み、励ますように頷いた。
それに応え、類は猛りを掴むと美羽の蜜口に当て、グッと前進した。
「ック」
切り裂かれるような痛みが全身を走り抜け、唇をキュッと噛み締めた。
「ッハァ、ごめ……ミュー、痛いよね」
そう言いながら、類も同じように苦しげな表情を見せた。息を大きく吐き、もう一度グリッと猛りを深く挿入しようとして美羽の硬い蕾に阻まれ、押し出される。
「うん……」
少し緊張して乾いた唇を舐めようとした美羽の舌を類の舌が絡めとり、唇の輪郭を辿るように舐め回す。
「ンッ」
擽ったさと快感が綯い交ぜになる中、類が自分の緊張を吸い取ってくれたような気持ちになり、躰が弛緩していく。
怖がらなくていいんだ。だって、類は痛いことはしないって言ってたもん。
快楽と欲望に身を任せるように類の背中に腕を回し、自ら舌を絡ませれば、痛みが和らいでいくような気がした。
太ももに硬いものが当たる感触を覚え、見下ろすと、先ほど美羽の口の中で欲を放ったはずの類の分身が先ほどと同じ大きさと硬さに戻っている。
類……苦しいのかな。
背中に回していた手をそこに持っていくとビクンと大きく震えた。
「ック」
「る、い……もういいよ。入れて?」
苦しそうな声を上げた類に、これ以上焦らすのが申し訳なくて、美羽はそう告げた。
「まだ痛いかもしれないよ?」
「だい、じょうぶ。我慢するから」
「僕はミューに我慢なんてして欲しくない。気持ちよくなってもらいたいんだ」
類の気持ちは嬉しい。でも、美羽もまた、類にこれ以上我慢させたくない気持ちは同じだった。
「たぶん、何をしたって痛いと思うから、いいの。今日痛くても、これから気持ちよくなるならそれでいい。
だから類……いいよ?」
頬をピンクに染めて少しうつむき加減に恥ずかしげに言った美羽の可憐な表情に、類の心臓の鼓動が一気に高まる。
「ミュー、ずるいよ。
そんな風に言われたらもう、おさえられなくなる」
僕は、かっこいい大人になりたいのに……
ミューが安心して任せられる大人の男に。
「いいよ、そのままの類で。
そのままの類が、好きだから」
心の声を感じた美羽が微笑み、類も微笑み返した。
「分かったよ。
ミューを、全部ちょうだい」
類が上半身を起こし、猛りを握り締めてからハッとする。
「あ、えーと。ちょっと待って!」
バタバタと自分の部屋に行くと、箱を手に戻ってきた。
あ。これ、保健体育の授業で見たやつだ……
美羽も半身を起こし、説明書きを読む類の横から覗き込む。
「ちょ、ミューはいいから!」
「え。私だって知りたい」
類が箱を開け、繋がってる包装を切り取り線から離し、破って中を取り出す。
「ヌルヌルしてるね」
「うん……」
勃ち上がった先端にゴムを載せて装着するのを見つめていると、くるっと類が背中を向けた。
「恥ずかしいから見ないでよ」
「え、類!? ずるい、私には恥ずかしいこといっぱいさせたのに!」
つけ終わって正面を向いた類の顔は少し赤みを帯びていた。
「ミューはいいの。可愛いんだから」
「類だって……そうやって恥ずかしがってるの、可愛いよ」
二人してクスクス笑い合い、引き寄せられるように唇を寄せる。
「入れるよ」
「うん……」
いよいよなんだ……
そう思うと、美羽の緊張が再びぶり返してきた。躰を硬くさせた美羽の真上に、不安げに覗き込む類が見える。
だめ、類にこんな顔して欲しくない。
美羽は無理やり口角を上げて微笑み、励ますように頷いた。
それに応え、類は猛りを掴むと美羽の蜜口に当て、グッと前進した。
「ック」
切り裂かれるような痛みが全身を走り抜け、唇をキュッと噛み締めた。
「ッハァ、ごめ……ミュー、痛いよね」
そう言いながら、類も同じように苦しげな表情を見せた。息を大きく吐き、もう一度グリッと猛りを深く挿入しようとして美羽の硬い蕾に阻まれ、押し出される。
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