【R18】僕は愛する双子の姉に、危険な好奇心を向ける

奏音 美都

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僕は愛する双子の姉に危険な好奇心を向ける

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「ハァッもう、一度……」

 類が再び美羽の蜜口に猛りを当てがい、さっきよりも強い力でグイと挿入する。

 いっっっ……たっ!!!!!

 声にならない言葉を胸の中で叫ぶ。瞳の奥からジワリと熱いものが込み上がってくる。

 すると、ポタッと美羽の頰に熱い水滴が落ちてきた。

「痛い……痛い、ね……ミュー……ッグ」

 それは、類の流した涙だった。

 そっか……類に私の痛み、想いが流れ込んじゃったんだ。

 幼い頃から、どちらか一方が怪我をしたり、病気になったり、あるいは強い感情を持った時には、もう一方にもその痛みや感情が流れ込んでくることがたびたびあった。

 今、類は……美羽と同じ痛みを共有しているのだ。

 私、だけじゃない。類も同じ……
 私たちはひとつなんだ。

 全身が一気に熱くなり、ドクドクと血液が勢いよく巡るのを感じた。

 美羽は類に両手を伸ばすと背中に触れ、引き寄せた。

「み、ミュー!? 無理、しないで!!」

 挿入が深くなり、更に激しい痛みが全身にジンジンと響く。

「類、も……同じだから。私の痛みをもらってくれたから、耐えられるよ。
 だから、今度は類の感情をちょうだい?

 気持ちいい、感情……」
「ミュー……ック」

 類が美羽の唇に自らのそれを重ねる。

 あぁ、もう大好きだよ……ミュー。
 僕の心もからだも全部、全部あげるから。

 だから、痛みを忘れて気持ちよくなって。

「全部、入れるから……」

 耳元で類が囁き、グイグイと狭い蜜穴を抉じ開けながら美羽の未熟な躰が切り裂かれ、分解され、新しく創り直されていく。

「ウグ……ック……ヒッ!!」

 類の額から、首元から、汗が滴り落ちてくる。侵入を拒む硬い鉄壁に、何度も何度も押し戻されそうになり、その度に奮起して挑み続けた。

「ッッ!!
 ……ハッ、入った……ック」

 ズンズンとした痛みが全身に響き渡っている。快感など、一欠片もない。いつものただお互いにじゃれ合う、触れ合う戯れの方が、よほど気持ちよかった。

 本当にこれが、気持ちよくなるの?

 何度同じことをしたところで、気持ちよくなれるなど到底思えないほどの鋭い痛みに支配されている。

 そんな中、類がギュッと美羽を抱き締めた。

「僕たち、やっとひとつになれたね……」

 その瞬間、細胞のすみずみにまでジーンとした痺れが広がった。温かくて、柔らかくて、優しくて、神々しい感情。

「ミューの中、あったかい」

 蕩けそうな類の声に、溶かされる。

「類も、あったかいよ……」


 ーー私たち、ひとつなんだ。

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