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SS8 「秀一、貞操の危機」

レナード編−3

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 指とは比べものにならないぐらいの質量の秀一のそれが、捩じ込むようにしてレナードのきつい蕾を開かせる。あまりの痛みにレナードの両瞳からはボタボタと涙が溢れ、シーツに染みを広げた。

「ウッ……ック……」
「力を入れないで……大きく息を吐き出して下さい」

 優しく耳元に落とされる秀一の声に励まされ、レナードは深呼吸し、出来る限り躰を弛緩させた。すると、更に秀一の雄杭が奥深くへとゆっくり突き刺さる。

 ぁ……熱い。感じる、シューイチを……

 秀一が躰を起こし、レナードの腰を掴んだ。

「私から離れられなくなるほどの快感を、貴方の躰に刻みつけて差し上げますよ」

 先ほど秀一に指で擦られて反応したあの部分を、今度は秀一の太い雄杭でグリグリと擦り付けられる。

「あぁぁぁっ!!だ、ダメ……おか、おかしくなるからぁ……!!」
「ふふっ、もっと啼いて下さい。狂いたくなるような快感に、身を捩らせる貴方はとても愛おしい」

 秀一の逞しい体躯がレナードの華奢な背中を包み込み、ぎんぎんに滾った猛りを握られる。

「愛していますよ、レオ……」

 振り向くと、愛しい人の美しい顔が間近にあった。

「ぼ、僕……も……愛、してる……」

 誰かに対して『愛してる』なんて言葉を言う日が来るなんて、思いもしなかった。

 シューイチだから。
 シューイチにしか、こんな感情抱かない。

 秀一に猛りを擦られながら内壁を突かれ、レナードは熱い白濁を吐き出した。

「ふふっ、まだこれで終わりではありませんよ。
 今夜は一晩中、貴方の可愛い声を聞かせて下さい」

 自分の中で更に怒張した秀一の欲塊を感じ、レナードは切ない吐息を零した。

 シューイチ、あんただけだよ。
 僕の全ては、あんたのものだ……
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