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初夜の始まり
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「あぁああっっ!!」
一際高く響くルチアの切ない啼き声に、クロードの猛りは更に成長する。両手でルチアの腰を動かすのと同時に、自身の腰も律動させながら強く奥まで突いていく。
「ハァ、ハァ……クロードさ、まぁ……私……あっ! ハァッ……」
ルチアの内壁がギュウっと縮まり、ドクンドクンと蠢めく。クロードは動きを止め、快楽に飲み込まれるルチアの美しくも淫らな横顔に目を奪われた。
「美しいぞ……もっと、お前の乱れる姿を見せてみよ」
背中越しに抱きしめていた躰をクロードがゆっくりと向き直させ、胸と胸を合わせていく。そっと触れるような接吻が、ルチアの唇に落とされる。
「ルチア、愛してる」
「クロード様……」
ルチアの瞳から、美しい水晶のような粒が一筋頬を伝う。
「私も……クロード様をお慕い申しております。言葉では、とても言い尽くせないほどに……」
クロードがルチアを抱き締める腕に、力を込める。
そう、言葉なんて頼りないものだ。この感情を表しきれることなど、私にはとてもできぬ……
「あぁ、私もだ。言葉の代わりに、躰で私の想いを伝えよう」
ルチアは、はにかみながら頷いた。
クロードはルチアの腰に回していた両手を、滑らかな肌の感触を愉しみながら撫で上げた。艶やかに膨らんでいる乳房を包み込み、ゆっくりと揉みしだいていく。
そして、ルチアの桜色から紅く変化した果実のような乳房の頂を舌先ですっと撫でる。
「あぁ……」
快感に震えるルチアに、愛しさが溢れてくる。
クロードが腰を円を描くように回し、蕾を擦り付けるようにしながら中と外と同時に刺激を与えていく。
「あっ! やめ……そ、んな……だ、め……」
「嫌なわけ、ないだろう。お前の躰は、欲しがっているようだが?」
お前のよがる姿を見ていると、虐逆心が擽られて堪らない。
「ンッ……クロード様の……いじ、わる……」
涙目で訴えるその表情すら、欲を煽られる。
私は、相当ルチアに溺れているな。
クロードは大きく逞しい両手で乳房を揉みしだきながら、その先端に舌を這わせた。舌先で押し潰しながら強く吸ったり、口に含んでコロコロと転がしたり、優しく甘噛みしたりする。
腰を淫靡にくねらせながら熱く滾る内壁と、淫らに蠢く蕾の外と中に同時に強い快感を与えた。
「ハァッ!!」
クロードから与えられる刺激の全てにルチアの躰が敏感に反応し、恥ずかしい声をあげ、一気に快楽の頂点へと押し上げられる。
もう……私が知っていた、『私』では、なくなってるみたい……
何度達したのかも分からず、いつが始まりなのか、続いているのか、終わっているのかさえも分からないほどに絶え間なく襲いかかる快楽に、ただ溺れていった……
既に半身を起こしていることすら出来なくなったルチアを、クロードが優しく丁寧にカウチへと下ろす。
息を乱し、頬を上気させ、瞳を潤ませ、乱れた髪からも色香を覗かせるルチアの姿に、クロードの欲情は留まることなく、躰を蝕み支配していく。
抗うことなど、出来ぬな……
もう、息することすら精一杯のルチアが、掠れた声で囁く。
「クロード、様……ハァッ……愛して、います……」
ック、お前は……どれだけ私を煽れば、気が済むのだ。欲に任せてルチアを壊してしまいそうで、恐ろしくなる。
「ルチア……」
唇を重ね、ルチアの快感に震えたままの蜜穴に熱く太い雄杭を一気に打ち込んだ。律動を繰り返す度に揺れる華奢な躰を、ギュッと抱き締める。ルチアの熱い内壁がクロードの猛りを咥え込み、ギュウギュウと締め付ける。
そっと、ルチアの唇を離した。
「限界の、ようだ……」
律動を更に速めると、お互いの躰がぶつかり合う音と抜き差しする淫らな水音が、浴場内に響き渡る。
耳まで、熱に浮かされる……
「あっ、あっ……ハァッ……クロード、様ぁ!!」
「あぁ。一緒に……」
ルチアの両腕がクロードの背中に回され、ぐぅっと力が込められていく。
「あっ、あっ、あぁんっ……っあぁああっっっ!!」
「ック……」
二人同時に昇天し、ドクンドクンと蠢くルチアの中に、クロードは熱い白濁を勢い良く吐き出した。
一際高く響くルチアの切ない啼き声に、クロードの猛りは更に成長する。両手でルチアの腰を動かすのと同時に、自身の腰も律動させながら強く奥まで突いていく。
「ハァ、ハァ……クロードさ、まぁ……私……あっ! ハァッ……」
ルチアの内壁がギュウっと縮まり、ドクンドクンと蠢めく。クロードは動きを止め、快楽に飲み込まれるルチアの美しくも淫らな横顔に目を奪われた。
「美しいぞ……もっと、お前の乱れる姿を見せてみよ」
背中越しに抱きしめていた躰をクロードがゆっくりと向き直させ、胸と胸を合わせていく。そっと触れるような接吻が、ルチアの唇に落とされる。
「ルチア、愛してる」
「クロード様……」
ルチアの瞳から、美しい水晶のような粒が一筋頬を伝う。
「私も……クロード様をお慕い申しております。言葉では、とても言い尽くせないほどに……」
クロードがルチアを抱き締める腕に、力を込める。
そう、言葉なんて頼りないものだ。この感情を表しきれることなど、私にはとてもできぬ……
「あぁ、私もだ。言葉の代わりに、躰で私の想いを伝えよう」
ルチアは、はにかみながら頷いた。
クロードはルチアの腰に回していた両手を、滑らかな肌の感触を愉しみながら撫で上げた。艶やかに膨らんでいる乳房を包み込み、ゆっくりと揉みしだいていく。
そして、ルチアの桜色から紅く変化した果実のような乳房の頂を舌先ですっと撫でる。
「あぁ……」
快感に震えるルチアに、愛しさが溢れてくる。
クロードが腰を円を描くように回し、蕾を擦り付けるようにしながら中と外と同時に刺激を与えていく。
「あっ! やめ……そ、んな……だ、め……」
「嫌なわけ、ないだろう。お前の躰は、欲しがっているようだが?」
お前のよがる姿を見ていると、虐逆心が擽られて堪らない。
「ンッ……クロード様の……いじ、わる……」
涙目で訴えるその表情すら、欲を煽られる。
私は、相当ルチアに溺れているな。
クロードは大きく逞しい両手で乳房を揉みしだきながら、その先端に舌を這わせた。舌先で押し潰しながら強く吸ったり、口に含んでコロコロと転がしたり、優しく甘噛みしたりする。
腰を淫靡にくねらせながら熱く滾る内壁と、淫らに蠢く蕾の外と中に同時に強い快感を与えた。
「ハァッ!!」
クロードから与えられる刺激の全てにルチアの躰が敏感に反応し、恥ずかしい声をあげ、一気に快楽の頂点へと押し上げられる。
もう……私が知っていた、『私』では、なくなってるみたい……
何度達したのかも分からず、いつが始まりなのか、続いているのか、終わっているのかさえも分からないほどに絶え間なく襲いかかる快楽に、ただ溺れていった……
既に半身を起こしていることすら出来なくなったルチアを、クロードが優しく丁寧にカウチへと下ろす。
息を乱し、頬を上気させ、瞳を潤ませ、乱れた髪からも色香を覗かせるルチアの姿に、クロードの欲情は留まることなく、躰を蝕み支配していく。
抗うことなど、出来ぬな……
もう、息することすら精一杯のルチアが、掠れた声で囁く。
「クロード、様……ハァッ……愛して、います……」
ック、お前は……どれだけ私を煽れば、気が済むのだ。欲に任せてルチアを壊してしまいそうで、恐ろしくなる。
「ルチア……」
唇を重ね、ルチアの快感に震えたままの蜜穴に熱く太い雄杭を一気に打ち込んだ。律動を繰り返す度に揺れる華奢な躰を、ギュッと抱き締める。ルチアの熱い内壁がクロードの猛りを咥え込み、ギュウギュウと締め付ける。
そっと、ルチアの唇を離した。
「限界の、ようだ……」
律動を更に速めると、お互いの躰がぶつかり合う音と抜き差しする淫らな水音が、浴場内に響き渡る。
耳まで、熱に浮かされる……
「あっ、あっ……ハァッ……クロード、様ぁ!!」
「あぁ。一緒に……」
ルチアの両腕がクロードの背中に回され、ぐぅっと力が込められていく。
「あっ、あっ、あぁんっ……っあぁああっっっ!!」
「ック……」
二人同時に昇天し、ドクンドクンと蠢くルチアの中に、クロードは熱い白濁を勢い良く吐き出した。
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