【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都

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最後の初夜

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 クロードのがっしりとした両肩にルチアは手を置き、少し上体を起こした姿勢でゆっくりと腰を揺らしていく。そうすることで腰を上下する度に花芽が擦れ、堪えきれないほどの快感がルチアに押し寄せてくる。
 
「あぁぁ……」

 ルチアは目を閉じ、その感触に浸った。

「ルチア、目を閉じるな。私を見よ……」

 クロードの艶かしい声にビクリと躰を震わせ、ルチアは目を開ける。

「そうだ」

 クロードの射抜くような視線が淫らに腰を揺らすルチアの躰を捉え、繋がっている中心が更に熱くなる。大きな手が両方の乳房を包み込み、腰の動きに合わせるように揉みしだかれる。

「ハァッ、クロード、さ……まぁっ……ハァッ、ハァッ……」

 クロードの親指が乳房の蕾へとかかり、指の腹でクニクニと捏ね繰り回される。

「やぁっ!! んんふっ……」

 その刺激に、ルチアは内壁をギュウッと思わず締め付け、クロードは苦しげな表情を浮かべた。

「ック……ルチア」
「も、申し訳ございませんっっ!!」
「すぐにでも……ハァッ達して、しまいそうだ。お前の中は、気持ち良すぎる」

 妖艶な表情とともに艶を含んだ声でクロードに告げられ、カァーッとルチアの全身が熱くなる。

「私のことは考えなくてもよいから……ルチア、お前が気持ちいいように動いてみよ」
「はい……」

 花芽に当たるように擦りつけながら腰を揺らしていると、絶頂感が津波のように押し寄せてくる。ドクドクと中心が畝り、興奮で頬が紅潮し、乾きを感じて唇を舌で舐め回す。全ての意識が、絶頂に達するために集中する。

「すご、い……感じ、る……ハァァ……クロードっ……さ、まぁ……ハァッ、ハァッ……い、いくっ……いく、いくっぅ! あ、あぁああっ!!」

 クロードの両肩に置いた手にギュッと力が込められ、背中を弓なりに反らしてルチアは絶頂へと達し、力を失くした躰をクロードへと預けた。

 あぁ、蕩けていく……躰も、脳も、心も、全て…… 

 ぐったりとクロードに躰を預けたルチアの髪に指を差し込むと、クロードは優しく髪を梳いた。ビクン、ビクン、と花芽が未だ快感に打ち震えている。

 そろそろ、私も限界だな……

 ルチアの背中を支えてゆっくりと反転させ、股の間を割ると躰を捩じ込んだ。ルチアの額に接吻を落とす。

「ルチア、私の想いを受け止めてくれ」

 クロードの言葉に全てを理解したルチアが、コクリと頷く。

 接吻や乳房を弄ぶ余裕すらなく、ただ絶頂へと向かってクロードは腰を律動させた。達したばかりルチアの中はトロトロに熱く溶けていて、クロードの猛りにじっとりと絡みついてくる。

「クロード、さま……私の中で……ハァッ……気持ちよく、なって……ハァッ、ハァッ」
「あぁ……気持ち、いいぞ……ハァッ」

 ルチアの膝裏に手を回して持ち上げ、更に深く繋がると欲情のままにクロードは激しく腰を律動させた。

「あっ! すごっ……いぃ……ハァッ、ハァッあんっ!! 奧ぅ、あたって……ハァッ、ハァッ……や、んんぅっ……だ、めぇ……ハァッ……また……は、ぁんっ……」
「ルチア、いくぞ」

 深く激しい抜き差しを繰り返し、互いの欲が昂ぶっていく。

「あっ、あっ、はぁ……っん……あぁっっ……クロード、さまぁぁっっ!! だ、だめ……も、もぅ……んんんぅぅぅっっっ!!」
「ック……」

 共に絶頂へと上り詰め、クロード熱い欲がルチアの中へと注ぎこまれた。

 脱力した躰をなんとか膝で支え、クロードが欲を吐き出した自身をルチアから抜き去ろうとすると、朦朧とした意識の中でルチアが彼の腕をとり、掠れた声で囁く。

「だめ、クロード様……そのまま……朝、まで……お願いです。クロード様と、繋がって、いたいんです……」

 そして、ぐったりと躰をベッドへと預けた。

 ルチア……

 ルチアの背中に手を差し入れると繋がったままゆっくりと躰を反転させ、ルチアを胸の上に乗せた状態でベッドへ横たえた。

 私がお前を求めるように、お前もまた、私を求めてくれている。この心の奥底から湧き上がる温かな想いを、人は『幸せ』と呼ぶのか。それとも、まだ他にあるのか。

 私には、この感情につけるべき名前を知らぬ。だが、この感情にずっと包まれていたいと思うのだ、ルチアよ……

 もう白み始めた空の気配を感じながら、クロードは僅かに残ったルチアとの甘い時間を愛しむように、そっと瞼を閉じた。

「ルチア、永遠に……お前だけを愛している」
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