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悪役令嬢だと罵られて追放された私は、魔法の力を借りて田舎でスローライフを満喫することにいたしました
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「キャサリン、お前が今まで私の妹であるカトリーヌにしてきた数々の悪事は暴かれた。お前がそんな女だとも知らず、のうのうとお前と過ごしてきた自分が恥ずかしい。
しかも、いくらカトリーヌが憎いからと言って紅茶に毒薬まで仕込んで殺そうなど、言語道断!」
バルト子爵の爵士であるアルフィン様から高らかに断罪され、茫然といたしました。
カトリーヌ嬢に対する、数々の悪事? 紅茶に毒薬?
え、何のことですの??
「お、おまち下さいませ! なんのことか私には……」
「えぇい、言い訳とは見苦しい! 私は、今日をもってキャサリンとの婚約を破棄した上、お前をヤンドレ地方へと送る!」
そ、んな……
ヤンドレ地方はずっと西の僻地にあり、痩せた土地には草木すら生えず、人どころか動物すら生きていけないと言われております。
カトリーヌ嬢は、アルフィン様の裾を掴んで彼の背後に隠れながらも、そこから覗く瞳が細められ、意地悪く私を見つめておりました。
アルフィン様から妹君のカトリーヌ嬢をご紹介いただいた時から、嫌な予感がしておりましたが……まさか、これほどの仕打ちを受けるとは予想外でしたわ。
幼少の頃から躰が弱く、蝶よ花よと甘やかされて育てられてきたカトリーヌ嬢は、兄であるアルフィン様からも溺愛されておりました。兄を慕う強い想いが婚約者への嫉妬となり、虚言や偽装を重ね、陥れるまでになったのです。
そんなカトリーヌ嬢への怒りは、もちろんありました。
けれど、何より私が怒りを感じたのはアルフィン様に対してです。いくら可愛い妹君だからとはいえ、婚約者である私の言い分すら聞いてくださらないなんて。
二年前、他界した両親の遺言に従い、私はアルフィン様とご婚約いたしました。
親同士が決めた婚約とはいえ、この二年の間、アルフィン様に少しでも妻として恥ずかしくないよう、お役に立てるようにと自分なりに努力し、信頼を築いてきたつもりでいましたのに……こんなに脆く崩れてしまうものなのですね。
「……結構です。
ご機嫌よう、アルフィン様、カトリーヌ嬢」
こんなふたりのいる世界になど、いたくありませんわ。たとえ僻地に流されようと、私には私の誇りがあります。泣いて赦しを乞うなど、絶対にいたしませんわ。
「お嬢様、お帰りなさいませ」
屋敷へと帰ると、じいやが待っておりました。
「じいや、ただいま戻りました」
両親が他界した後、じいやとこの家を守ろうとアルフィン様とのご婚約を受け入れ、なんとか光を見出したと思っていましたが……どうやらその光は、幻だったようです。
「じいや……申し訳ございません。
私はアルフィン様に婚約破棄され、ヤンドレ地方へと送られることになりました」
「な、なぜ!? いったいどうして、そのようなことに!?」
フッと力ない笑みが零れます。
「そんなことは、もうどうでもよくなってしまいました。平気で人を陥れたり、こちらの言うことに耳を傾けられないような人たちとは、もう関わりたくありませんわ。
僻地に人がいないのであれば、私にとって絶好の場所かもしれません……」
もう、どなたとも関わりたくない。傷付きたくない。でしたら、誰もいないところに行けば、いい……たとえそこで、朽ち果てることになろうとも。
「お嬢様……」
落胆するじいやを背に、棚から一枚の封筒を取り出すと、彼の手に握らせました。
「お給金に今までの働きに感謝して、色をつけておきました。どうか、健やかにお暮らし下さいね」
生まれた時からずっと側にいてくださったじいやと離れるのはとても辛いですが、あんな僻地に連れていくわけにはまいりません。
すると、じいやが私に封筒を突き返してきました。
「この私もお供致します! お嬢様おひとりを僻地に行かせるわけにはいきません!」
「じいや……」
こうして私は、じいやとふたり、ヤンドレ地方へと旅立つことになりました。
辿り着いたのは、ようやく雨露を凌げる程度の強風が吹けば吹き飛びそうな寂れた小屋でした。私達に与えられたのは、ここに来るまでの馬と荷台のみ。
これは、本当に死を覚悟せねばならないようですわね。
「お嬢様、荷を解きますので、お手伝いいただけますか」
「わ、わかりましたわ」
これからは、私も労働者として精一杯働かなくては。じいやを守っていくためにも……
私の荷といえば、洋服や小物に靴、写真や本といったものでしたけれど、じいやの荷には見たことのない道具や物がたくさんありました。
「まずは、水の確保ですな」
じいやがそう呟くと、小屋のすぐ側に立ちます。
「お嬢様、荷の中にワイン樽があったと思うのですが……転がして、持ってきて頂けますか」
「え。えぇ」
どうしてワイン樽を持ってきたのかと疑問に思いながらも、指定された場所に持っていき、立てました。
「では……」
じいやがコホンと咳をし、袖口から杖を取り出しました。
「レクツヲミズイー!!」
じいやが杖を振りながら唱えると、ワイン樽が土にぐぐーっと潜り込んでいきます。驚きながら見つめていると、みるみるうちにワイン樽に水が溜まっていきました。
「じ、じいや……こ、これは!?
貴方は、いったい!?」
じいやは頭をかきました。
「これで、泉のように水が湧き出てきます。この力は封印し、二度と使うつもりはなかったのですが……
私は、ある魔法使いに嵌められ、魔法界を追い出されて人間界へ追放されました。そこで出会ったのが、キャサリンお嬢様の先々代のご主人様です。人間界の掟が分からず、なんでもかんでも魔法の力で解決しようとしていた私に、人間界で生きていくためのルールや常識をご主人様は教えて下さいました。
そして、人間界ではむやみやたらに魔法を使ってはいけないということ、それを悪用しようとする輩に利用されてしまうということも……それ以来、私は魔法の力を封印し、執事として生きてきました。
けれど、お嬢様が危機に瀕し、今こそ、この力を解放する時が来たと思い至りました。お嬢様、今まで黙っていて申し訳ありませんでした」
じいやが、魔法使いだったなんて……
今までじいやと過ごしてきた16年間の思い出が走馬灯のように脳裏を駆け抜け、涙が瞳の奥から滲んできました。
「じいや、なんて素敵なサプライズですの。私にとって、じいやは特別だと思っていましたけれど、本当に特別でしたのね」
涙ぐんでいると、じいやが手を取りました。
「お嬢様、立ち止まっている時間はございません。日が暮れるまでに、できることを進めてまいりましょう」
「えぇ、分かりましたわ」
私達は暖炉を作って火を使えるようにし、種を蒔いて畑を作り、小屋の直ぐ近くにたくさんの木を植えました。
魔法を発動させるには、シードと呼ばれる材料が欠かさず、それはワイン樽だったり、木片だったり、種だったり、木の苗だったりします。それを植えたり、固めておくと呪文と杖によって水や木や土や火に働きかけることができるのです。
いつのまにか私のドレスは泥だらけになり、汗をかき、顔も汚れてしまいました。けれど、今までにないほど清々しい気持ちでいっぱいです。
「魔法って、何もないところからポンとご馳走が出てきたり、金貨が出てくるのかと思っていましたけれど……違いますのね」
「私たちは、自然に生かされているのです。魔法はその偉大な力を引き出して、お借りするためのものにすぎません。何もせずに得られる物など、ないのです」
「それを聞いて、安心しましたわ。私にもやれることが、ありますもの!」
じいやが私を見つめ、優しく微笑みました。
「先代のご主人様と奥様が亡くなられてからアルフィン様とご婚約され、未来のバルト子爵の妻となるべく努力されてきた以前よりも、今の方が生き生きとしていらっしゃいます」
それを聞き、ハッといたしました。
確かに、そうですわ。
亡くなられたお父様とお母様のため、そしてじいやのためと、家を守っていくことしか考えていなかった私が、今はそんな不安などなく、ただ生きるために汗をかき、働いている……なんて、尊いのでしょう。
「私……ここでの暮らしが楽しめそうですわ」
じいやが立ち上がり、にっこりしました。
「それは、良かった。
お嬢様、お茶をお入れしましょう」
薪をくべると一気に火がつき、やかんをかけるとお湯が湧きます。じいやがやかんからお湯をティーポットに流し、豊かな茶葉の香りが、部屋中に広がって漂います。
「ティーポットは、奥様お気に入りのものをお持ちいたしました」
誰にも邪魔されることのない、平和な時間。
窓から見える畑は、今日植えたばかりの野菜の種がぐんぐん育って実り、収穫の時を待ち侘びています。
しかも、いくらカトリーヌが憎いからと言って紅茶に毒薬まで仕込んで殺そうなど、言語道断!」
バルト子爵の爵士であるアルフィン様から高らかに断罪され、茫然といたしました。
カトリーヌ嬢に対する、数々の悪事? 紅茶に毒薬?
え、何のことですの??
「お、おまち下さいませ! なんのことか私には……」
「えぇい、言い訳とは見苦しい! 私は、今日をもってキャサリンとの婚約を破棄した上、お前をヤンドレ地方へと送る!」
そ、んな……
ヤンドレ地方はずっと西の僻地にあり、痩せた土地には草木すら生えず、人どころか動物すら生きていけないと言われております。
カトリーヌ嬢は、アルフィン様の裾を掴んで彼の背後に隠れながらも、そこから覗く瞳が細められ、意地悪く私を見つめておりました。
アルフィン様から妹君のカトリーヌ嬢をご紹介いただいた時から、嫌な予感がしておりましたが……まさか、これほどの仕打ちを受けるとは予想外でしたわ。
幼少の頃から躰が弱く、蝶よ花よと甘やかされて育てられてきたカトリーヌ嬢は、兄であるアルフィン様からも溺愛されておりました。兄を慕う強い想いが婚約者への嫉妬となり、虚言や偽装を重ね、陥れるまでになったのです。
そんなカトリーヌ嬢への怒りは、もちろんありました。
けれど、何より私が怒りを感じたのはアルフィン様に対してです。いくら可愛い妹君だからとはいえ、婚約者である私の言い分すら聞いてくださらないなんて。
二年前、他界した両親の遺言に従い、私はアルフィン様とご婚約いたしました。
親同士が決めた婚約とはいえ、この二年の間、アルフィン様に少しでも妻として恥ずかしくないよう、お役に立てるようにと自分なりに努力し、信頼を築いてきたつもりでいましたのに……こんなに脆く崩れてしまうものなのですね。
「……結構です。
ご機嫌よう、アルフィン様、カトリーヌ嬢」
こんなふたりのいる世界になど、いたくありませんわ。たとえ僻地に流されようと、私には私の誇りがあります。泣いて赦しを乞うなど、絶対にいたしませんわ。
「お嬢様、お帰りなさいませ」
屋敷へと帰ると、じいやが待っておりました。
「じいや、ただいま戻りました」
両親が他界した後、じいやとこの家を守ろうとアルフィン様とのご婚約を受け入れ、なんとか光を見出したと思っていましたが……どうやらその光は、幻だったようです。
「じいや……申し訳ございません。
私はアルフィン様に婚約破棄され、ヤンドレ地方へと送られることになりました」
「な、なぜ!? いったいどうして、そのようなことに!?」
フッと力ない笑みが零れます。
「そんなことは、もうどうでもよくなってしまいました。平気で人を陥れたり、こちらの言うことに耳を傾けられないような人たちとは、もう関わりたくありませんわ。
僻地に人がいないのであれば、私にとって絶好の場所かもしれません……」
もう、どなたとも関わりたくない。傷付きたくない。でしたら、誰もいないところに行けば、いい……たとえそこで、朽ち果てることになろうとも。
「お嬢様……」
落胆するじいやを背に、棚から一枚の封筒を取り出すと、彼の手に握らせました。
「お給金に今までの働きに感謝して、色をつけておきました。どうか、健やかにお暮らし下さいね」
生まれた時からずっと側にいてくださったじいやと離れるのはとても辛いですが、あんな僻地に連れていくわけにはまいりません。
すると、じいやが私に封筒を突き返してきました。
「この私もお供致します! お嬢様おひとりを僻地に行かせるわけにはいきません!」
「じいや……」
こうして私は、じいやとふたり、ヤンドレ地方へと旅立つことになりました。
辿り着いたのは、ようやく雨露を凌げる程度の強風が吹けば吹き飛びそうな寂れた小屋でした。私達に与えられたのは、ここに来るまでの馬と荷台のみ。
これは、本当に死を覚悟せねばならないようですわね。
「お嬢様、荷を解きますので、お手伝いいただけますか」
「わ、わかりましたわ」
これからは、私も労働者として精一杯働かなくては。じいやを守っていくためにも……
私の荷といえば、洋服や小物に靴、写真や本といったものでしたけれど、じいやの荷には見たことのない道具や物がたくさんありました。
「まずは、水の確保ですな」
じいやがそう呟くと、小屋のすぐ側に立ちます。
「お嬢様、荷の中にワイン樽があったと思うのですが……転がして、持ってきて頂けますか」
「え。えぇ」
どうしてワイン樽を持ってきたのかと疑問に思いながらも、指定された場所に持っていき、立てました。
「では……」
じいやがコホンと咳をし、袖口から杖を取り出しました。
「レクツヲミズイー!!」
じいやが杖を振りながら唱えると、ワイン樽が土にぐぐーっと潜り込んでいきます。驚きながら見つめていると、みるみるうちにワイン樽に水が溜まっていきました。
「じ、じいや……こ、これは!?
貴方は、いったい!?」
じいやは頭をかきました。
「これで、泉のように水が湧き出てきます。この力は封印し、二度と使うつもりはなかったのですが……
私は、ある魔法使いに嵌められ、魔法界を追い出されて人間界へ追放されました。そこで出会ったのが、キャサリンお嬢様の先々代のご主人様です。人間界の掟が分からず、なんでもかんでも魔法の力で解決しようとしていた私に、人間界で生きていくためのルールや常識をご主人様は教えて下さいました。
そして、人間界ではむやみやたらに魔法を使ってはいけないということ、それを悪用しようとする輩に利用されてしまうということも……それ以来、私は魔法の力を封印し、執事として生きてきました。
けれど、お嬢様が危機に瀕し、今こそ、この力を解放する時が来たと思い至りました。お嬢様、今まで黙っていて申し訳ありませんでした」
じいやが、魔法使いだったなんて……
今までじいやと過ごしてきた16年間の思い出が走馬灯のように脳裏を駆け抜け、涙が瞳の奥から滲んできました。
「じいや、なんて素敵なサプライズですの。私にとって、じいやは特別だと思っていましたけれど、本当に特別でしたのね」
涙ぐんでいると、じいやが手を取りました。
「お嬢様、立ち止まっている時間はございません。日が暮れるまでに、できることを進めてまいりましょう」
「えぇ、分かりましたわ」
私達は暖炉を作って火を使えるようにし、種を蒔いて畑を作り、小屋の直ぐ近くにたくさんの木を植えました。
魔法を発動させるには、シードと呼ばれる材料が欠かさず、それはワイン樽だったり、木片だったり、種だったり、木の苗だったりします。それを植えたり、固めておくと呪文と杖によって水や木や土や火に働きかけることができるのです。
いつのまにか私のドレスは泥だらけになり、汗をかき、顔も汚れてしまいました。けれど、今までにないほど清々しい気持ちでいっぱいです。
「魔法って、何もないところからポンとご馳走が出てきたり、金貨が出てくるのかと思っていましたけれど……違いますのね」
「私たちは、自然に生かされているのです。魔法はその偉大な力を引き出して、お借りするためのものにすぎません。何もせずに得られる物など、ないのです」
「それを聞いて、安心しましたわ。私にもやれることが、ありますもの!」
じいやが私を見つめ、優しく微笑みました。
「先代のご主人様と奥様が亡くなられてからアルフィン様とご婚約され、未来のバルト子爵の妻となるべく努力されてきた以前よりも、今の方が生き生きとしていらっしゃいます」
それを聞き、ハッといたしました。
確かに、そうですわ。
亡くなられたお父様とお母様のため、そしてじいやのためと、家を守っていくことしか考えていなかった私が、今はそんな不安などなく、ただ生きるために汗をかき、働いている……なんて、尊いのでしょう。
「私……ここでの暮らしが楽しめそうですわ」
じいやが立ち上がり、にっこりしました。
「それは、良かった。
お嬢様、お茶をお入れしましょう」
薪をくべると一気に火がつき、やかんをかけるとお湯が湧きます。じいやがやかんからお湯をティーポットに流し、豊かな茶葉の香りが、部屋中に広がって漂います。
「ティーポットは、奥様お気に入りのものをお持ちいたしました」
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